2024年9月6日金曜日

お神輿の不思議

多くの人が、若い頃「こっくりさん」をやられたことがあると思います。
あたしは、学生時代にサークルの合宿で初めて体験しました。

手書きの文字盤の上に10円玉を置き、数人が人差し指をその上におきます。
呼び出し方が「得意」な先輩が何人かいてリーダーをやってくれました。
中でもある先輩が上手で、短時間に呼び出すことができました。

あたしが初体験で驚いたのは、10円玉の動き方です。
それまで本などで知っていただけなので、さささっと動くのかな?と想像していたのに実際は、ググっと猛烈に強い力で動きます。
あらがおうと思っていても4人の指は10円玉の上にちょこっと乗っているだけですから、あっという間にもっていかれます。

リーダーが意図的に動かそうとしていたとしても10円玉の表面積が狭く皆と同じような指の乗せ方しかできないので、あのように強い動きはコントロールできません。
ズルっ、ググっと直線的に迷いなく動きます。

そこで本題ですが、お神輿の動きが「こっくりさん」とそっくりだなと思っています。
大人数でかついでいるので個人の思惑では動かすことができず、宮入りだからといってまっすぐお宮に向かわずに、突然あらぬ方向にググっと動く力が働いて人々が引っ張られます。
周囲の見物客も注意していないと突然の流れに巻き込まれガードレールと神輿に身体を挟まれ骨折、救急車なんてこともあります。

あれはいったいどんな現象なのでしょうか?

余談ですが、前述の呼び出し上手の先輩というのは、多くの日本人がよくご存じの有名人です。彼が呼び出していたお相手というのは、彼の背後霊?守護神?のような存在だそうで名前もまるで日本の八百万の神々の一人のような名称でした。(メモしておけばよかった)
そして質問に対する回答が、ユーモアにあふれ、なんともほのぼのしたこっくりさんでした。
彼のその後の大成功には、この存在の加勢があったのかもしれません。