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2016年6月19日日曜日

英語のスラング ※

『ヒップホップスラング (ワニ文庫)』。

英語の「補習」として「現場英語」の勉強に超おすすめです。

アメリカで学生生活を送っていた時、この本にある用語が朝から晩まで飛び交っていました。
本文中最下品クラスのドクロ三つの単語ばかりで、中でも受動態や他動詞を駆使した下ネタは日本人には新鮮でした。

自分では使わなくても面白がって同級生が次々と教えてくれます。

ルームメイトとの会話やパーティでもこれらのボキャブラリーは必須でした。
同書の前書きにもありますが、これらの知識がないと日常生活は味気ないと思います。

今回、ソウル、ブルースの歌の歌詞でわからないところが多いので買いましたが、英会話には大変役にたつと思います。

一点、残念なのは「索引」がないことです。あれ?この用語なんだっけ?という時に不便です。
そこで自力でドクロマーク付きのエクセルの索引を作ってしまいました。自分の知っている用語に印をつけて整理したところ全体の33.5%に馴染んでいました(笑)

もう一冊、『下半身で覚えるビジネス英会話-下ネタは世界の共通語!』という本でも著者がイギリスの連中にからかわれて下ネタを言わされるエピソードが紹介されています。
こちらのスラングの使いっぷりはかなり高度ですが、自身が発するというより相手が何を言っているのか理解するためには必須だと思います。

2016年6月15日水曜日

捨てておく『こと』※

前の投稿で「特に男性の方・・・」と書きましたが、女性でも実例を知っています。

ただし、亡くなられたあとに発見されたのは、その方の作品でして生前家族には一切秘密である性癖(縛ったりするやつです)の様子を描いた絵画がごそっと出てきた!という。

作品なので、変なビデオやらに比べたらきまり悪さは少ないですがご家族は結構困惑されていました。開き直った家族はギャラリーを借りて追悼の展覧会を開きました。立派だと思います。

さて、捨てておく『もの』に続いては『こと』の方です。

伊丹十三監督の『お葬式』では、山﨑努が演じる主人公の父親の葬儀に、山崎の愛人が現れ場を乱すという一幕がありますが人間関係(もの)についても捨てておく必要があるかもしれません。

映画の中では幸いにも高瀬春奈演じる愛人の正体は知られずに済みますが、現実にはそうでもないようです。


 知り合いの御宅で、母親が、突然亡くなられて。

映画とは男女逆のシチュエーションでして、亡母の愛人が突然、葬儀に現れさめざめと泣いていたそうで。
それを父親にばれないように遺族の子供たちが一致団結してその男性の世話をやいてごまかし通したという話を昔聞かされたことがあります。

恥ずかしい物品も、世間体のよくない人間関係も亡くなった当人は死んでますから何もわからないわけですが、せっかく終活をするなら『こと』の方も整頓しておくほうがそりゃなにかと親切かと。

もっとも、それが自分たちの知らない兄弟姉妹(「こと」なのか?「もの」なのか?)だったりすると・・・生前に整えるのはむずかしい場合も多いでしょうね。
あたしも母は結婚が遅かったもので亡くなった後、謄本に知らない兄弟姉妹がいないか少しだけ心配でした。

2016年6月14日火曜日

捨てておく『もの』※

「親の家の片付け」が続いたのでちょっと話題を変えます。

「捨てておく『もの』」について。

特に男性は、残された家族が発見して決まり悪い思いをしないように『恥ずかしい物』は早目に処分しておいた方がいいと思います。

あたしが今の勤務先に就職して間もないころ先輩から業務先で急死した社員の場合、会社のロッカーや引き出しは同僚が事前に整理してお姉ちゃんと撮った写真やら家族に見せられない品物は予め処分してから渡す不文律になってるんだよ、と教えられました。

自分の終活の場合は、気の利いた同僚がいませんので自分のものはあらかじめ整理しておくしかありません。

終活ではないですが、知人に自宅のコンピュータがおかしいので見てくれと頼まれ見に行ったらなんだかウィルスに感染していてマシンを立ち上げるなり、次から次へとアダルトサイトの小窓が立ち上がり、周囲をうろつく彼の奥さんと御嬢さんの目から隠すために二人で必死に画面を隠したことがあります。

最近のブラウザはきっちり履歴を管理していますので家族に詳しい人間がいる場合は、そのあたりもきっちり始末をしておいた方がいいと思います。

ちなみにあたしの場合、不甲斐ないことに、これまでそのテのサイトにアクセスしたことがまったくありません。

なまじネットに詳しいだけに怪しげなサイトには一切かかわらないことにしているのが終活的には処理工程が若干少ない結果になっています。

あたしの父親の遺品を整理した時には、幸いに家族が決まり悪い思いをするものは見つかりませんでした・・・1個だけをのぞいて。

母にはもちろん知らせていない一つ。

2013年10月30日水曜日

きまり悪い話 ~脱線編~

というわけで自分の持ち物の整理はきちんとしておきましょう、ということですがパソコンなんてのも管理をきっちりとしておきたいですよね。

先日、同僚が自分が使っているNexus7で使い方を教えてくれってというので見たのはいいですがブラウザを立ち上げたらタブがいくつも開いていてタブにページのタイトルが表示されるじゃないですか。

三つ四つタブが立ち上がっているのですが、どれも検索結果のページのようで「エロ画像」、「アダルト」とかばっかり検索してるのを見ちゃったんですよ。

こっちが恥ずかしくなってしまいパっとみなかったようにアプリを切り替えました。
(実は嘘ではなくこのテの検索なりサイトは、ネットを使いだして以来閲覧したことがありません。興味が無いのではなくフィッシングや詐欺、ウィルス感染、パケット抜きなどを警戒してのことです)

同じく、ある女性のパソコンでやはり操作がわからないというので代わりに座って操作、再起動が必要になったのでリブートして立ち上がったログイン画面。

ひとり者のはずなのに、二人分のユーザーアカウントが切られていて、一つは「ダーリン」となっておりました。

これもきまりが悪くなってすぐに彼女に「ログインして」とパスワードを盗み見ない様子でそっぽを向き気が付かないふりをしました。

興が乗ったので全然関係ないけど類似の向こうが恥ずかしいのにこっちが決まり悪い話。

こちらは一人で帰宅するところ地下鉄を降りて地上に上がりました。
上がったらすぐ横のビルの前に同僚の男がいるのに気が付きました。

親しくなくもない間柄なのに彼はあたしに気づかれる前に自分が先に気づいたとでも思ったのでしょうか、まるで頭隠して尻隠さずを絵に描いたようにクルっと後ろ向きにビルとビルの間の隙間に自分を埋め込むようにあたしに背を向けたのです。

待ち合わせでしょうか?連れが神谷バーから出てくるのを待っていたのでしょうか?
もちろん気づかないフリしましたとも。

2013年10月29日火曜日

父の喪服

亡くなる前に自分の物や情報は整理整頓しておいた方がいいのは自分の精神衛生上も大きいですがやはり後に残された連中の負担を軽くしてやるという、いいかえると「引き継ぎ資料・作業」のようなものですよね。

このブログのURLがhandovermemosになっているはそんな理由があるからです。

昔、父方の祖母が亡くなってから数か月後に父の実家を訪ねましたら物であふれていた二階がまぁ、ものの見事に綺麗に片付いている。

同居していた独身の叔母、あたしの父の姉がニヤっと笑っていいました。

「この片付けをするのが楽しみだったんだよねぇ」

その叔母もすでに鬼籍に入りました。

彼女の弟である父が亡くなった時はまだ母も相当達者でして、そのまま暮らしていくわけなので片付けはあまりしませんでしたが父の服だけはもう要らないので整理することになりました。

そんな中に喪服がありまして。
好みの分かれる背広と違い喪服はあたしも着られるので譲りうけました。

喪服は各所に小さなポケットがありまして。その中のひとつに何か残っていました。
引っ張り出してみたらコンドームの箱でした。

堅物中の堅物、酒も飲まず博打もしない、これといった趣味もない、毎日必ず7時には帰宅してナイターだけを楽しみにしていた父が文字通り墓場まで持って行った秘密です。

追記)これを発見したときのあたしの感想を述べておきますと、「うれしかった」です。子供のあたしからみると堅物で母からいつも「退屈でつまらない」などとからかわれていた父のささやか?な反抗にニヤっとしたわけです。

※類似の話こちらw

2013年7月8日月曜日

短冊

週末、いつものように母が暮らしているホームに行ったところロビーに七夕飾りがしつらえてありました。
色とりどりの飾りにまじって短冊がちらほらと・・・。
読めますでしょうか。


追記2017年5月25日)この母も今年亡くなりました。

2012年4月17日火曜日

小節浅草案内の案内

さて、そんな『小説浅草案内』の中で一番気に入っている話です。

例のごとく主人公が、居酒屋で飲んでいるとカウンターで二人の青年が話しています。

父親は、若いころから遊びが好きで母親を困らせてばかり。
もう、いい歳なのに向島に住んでいる女性といい仲になって調子に乗っている。

そんな中、母親が悪い病気にかかっていることが判明。
それもこれもオレがだらしないかったからだ、と猛反省した父親、子供たちの説得も功を奏し、向島の彼女に別れ話をしにでかけます。

家は浅草界隈ですので、向島へ行くには橋を渡らねばなりません。
原作が手元にないので覚えていませんが、たぶん言問橋でしょう。以下もうろ覚えなので間違いご容赦。

おりしも季節は春。
隅田川の桜は満開です。
ところが、でけかようとしたら雨が降り出したので傘を手にします。

ここで目をつぶって、雨の中、散る桜。
初老の男性が傘をさしながら、とぼとぼと言問橋を渡っているところを思い浮かべてください。

意を決して、彼女に別れを告げた父親。泣く泣く承知した女性。
行きよりももっとうなだれて橋を渡ります。

・・・翌朝。父親は、濡れた傘を乾かすためにバサっと開きます。
するってぇと・・・。

続きは原作でお楽しみください。

2012年4月12日木曜日

小説浅草案内

桜は散ってしまいましたが、春ですね。

あたしはSF小説家、半村良の大ファンでありまして、直木賞を取って「一般」の小説家に転じたときは複雑な心境でしたが、彼の手になる市井の人々の姿はSFでなくともステキでいろいろ読んだものです。


そんな中、存在も知らず未読のものが『小説浅草案内』という作品でした。
すでに絶版になっていた10年前ほど、友達に教えられて近所の古書店で買い求めました。(追記2026/1/13、現在は再版されていてkindle版も手に入ります)

浅草周辺の人々を描いた短編小説集なのですが、本当はみんな脚色された「実話」です。
免責&ネタにされた人たちに迷惑がかからないようにタイトルにわざわざ「小説」とつけたとみました。

しばらく下町を離れていた主人公(半村良本人)が、久々に故郷に舞い戻り、浅草寺の裏手、吉原方面にある浅草の見番のそばにアパートを借りて住み始めたところから話がはじまります。

各話は、たいがい近所の店で仕込んだ話題でして、店というのは飲み屋であります。
本の奥付を調べてみますと出版されたのが1988年。絶版になってから買った本ですので初出の小説誌に掲載された時期はもっと古いですね。
それでも、書かれた店や地名を確認したくて訪ねていったときもあります。

小説の文脈をくみ取って、ようやく見つけたある飲み屋さんでは、この本に登場するマスターはすでに亡くなられた後で、本を読んで来たと言ったら後をついだ奥さんがすごく喜んでくれたこともあります。
なので、エピソードは脚色はしてあってもおそらくみんな本当の話です。

(続く)

2012年3月7日水曜日

男は釣りだろ

あたしの署名からも分かりますように、釣り人でもあります。
釣りはまったくしませんが、長年、釣り人なのです。

ジェフ・ブリッジスがアカデミー男優賞を受賞した映画『クレイジーハート』は、ブリッジス演じる主人公の落ちぶれたカントリーシンガー”バッド・ブレイク”がいろいろな出会いを通して自己再生していく物語です。

歌も売れなくなり地方回りにあけくれるカントリーシンガー、バッドは、個人的な問題も抱えてアルコホリックになっています。

いきつけのクラブのマスターのウェイン(ロバート・デュバル)は、バッドを釣りに誘います。

静かな湖にボートを浮かべ、壮年の男たちがボソっボソっと会話をします。
生き別れた息子との関係に悩むバッドに、ウェインが、アドバイスします。「まぁ、くよくよするなよ。こうも言うじゃないか・・・・・・」

それから、歌詞は忘れましたが、ボソっと歌をうたい始めます。もちろんボートの上ですから伴奏なんてありません。
アカペラです。二人が乗っているボートを映したカメラが少しずつ引いてきますが、彼は歌い続けています。

あ~~~~。これだ。これが歌だ。本来の歌ってこういうもんだよね!

この映画は、ミュージシャンが主役ですから演奏場面がたくさん登場します。ジェフ・ブリッジスの歌、ギターも素晴らしいですが、このボートのシーンは絶品です。

「ブロークバックマウンテン」でも釣りが男と男を結びつけるエピソードになっていますよね。男たちがホっとする場の象徴なのでしょうか?

あたしは、釣りをしないのでわかりませんが、なにか瞑想効果でもあるのでしょうか?

2011年12月21日水曜日

側転

つぶやきのようですが。

女の子供って、なんだかやたらと側転したがりませんか?
あれ、なんでしょうね? 見てるとだんだん腹たってきます。

2011年8月22日月曜日

厩火事

「厩火事」という落語のネタは、既述のように「郷党(きょうとう)第十」という章に出てくる話題にちなんだ噺です。

あらすじをWikipediaから孫引きさせていただきますと

----------wikipediaより引用----------
髪結いで生計を立てているお崎の亭主は文字通り「髪結いの亭主」。怠け者で昼間から遊び酒ばかり呑んでいる年下の亭主とは口喧嘩が絶えないが、しんから愛想が尽き果てたわけではなく、亭主の心持ちが分からないと仲人のところに相談を持ちかける。
話を聞いた仲人は、孔子が弟子の不手際で秘蔵の白馬を火災で失ったが、そのことを咎めず弟子たちの体を心配し弟子たちの信奉を得た話と、瀬戸物を大事にするあまり家庭が壊れた武家の話をする。そして目の前で夫秘蔵の瀬戸物を割り、どのように反応するかで身の振り方を考えたらどうかとアドバイスをする。
帰った彼女は早速実施、結果夫は彼女の方を心配した。感動したお崎が「そんなにあたしのことが大事かい?」と質問すると、「当たり前だ、お前が指でも怪我したら明日から遊んで酒が呑めねえ」
----------引用終わり----------

落語ネタに登場する人気者女房でだんとつ人気なのが、このお埼さんでして。みな所帯持つなら、お埼さんとおっしゃいます。

とかなんとか、あたしも落語の話題をよく書きますが趣味と言えるほどは詳しくはありません。
以前、ほんの少しだけホール寄席関係の仕事をしたくらいです。
寄席に足を運んだ回数だって大したことはない。
それでも「厩火事」は結構な回数拝見しています。それぐらい有名な噺なのですが、原典の論語はさっぱりしたもので、

厩焼けたり、子朝よりしりぞいて曰く、人をそこなえるか?馬を問わず

これだけです。(うろ覚えで書いてますので書き下し文テキトーです)
これが落語では白馬になっちゃってますからさすがですね。

お埼さんは、仲人から聞いた「もろこしのえらい先生」という言葉がささっちゃって家に帰っても「もろこし、もろこし」。
自分の身を心配してくれた亭主に、「あんた。やっぱりもろこしだったね」と泣いて喜ぶところがけなげで可愛い。

厩火事が作られた年代は知りませんが、明治時代としますと、みな論語は共通の常識としてあった時代ですからネタ元としてうってつけだったんでしょうね。

2011年4月17日日曜日

scent of the past <解題>

『勤め人の墓場』を公開したので、ついでに『scent of the past』もアップしました。

どちらもネタとして、何年も前から寝かしておいたものです。
都内のマンション組合のルールがちょいとリアリティが薄いですが、ま、そこはおはなしということで。
「香り」については結構ネタがあるのでいずれ。

□ scent of the past <元ネタ>

2011年4月16日土曜日

scent of the past

男は、当時東京の郊外で一人暮らしをしていた。
つきあっていた女性がいて彼女は都内に住まいがあった。

男の職場は都内だったので仕事帰りに、女性の家を訪れることが多かった。
彼女のマンション組合のルールでは、ゴミは「まとめ出し」だった。
つまりゴミは、バケツにたまってからでないと一階にあるゴミ置き場に出せないのだった。

一方、男が暮らしていたマンションは近郊だったのでゴミ処理場もパワフルだったからだろう、小袋に入れたゴミを毎日出しても大丈夫だった。
男は彼女には言わなかったが女性の部屋に上がるたびに、ためている、というかためておかなければならないゴミの臭気が気になっていた。

彼女ももちろん臭気には気を遣っていたのだが、そこで暮らしている本人にはわからなくなっていてもゲストには気になるものだ。
時が流れ、そんな二人にも別れが訪れた。

数年後、男は都内の小さなマンションに引っ越した。
暮らしはじめて一カ月。
残業を終えて帰宅。誰も待ってくれていないドアを開けたらゴミの臭気を感じた。

ゴミの臭いなのに、懐かしくて泣けてきたそうな。

----------
□ scent of the past <解題>

2011年4月8日金曜日

ヌカーブド・アンド・アノニマス

前に、「Masked and Anonymous」という映画について書いたことがありますが、マスク姿の人が増えましたよね。
花粉症の時期になるともちろん前からけっこう居たのですが、女性のマスク姿が昨年あたりからぐっと増えた。

おそらく以前は、マスク姿はね~ってんで女性は敬遠していたものが一般化するにつれ見た目について気にしなくなったというか慣れたというか、みんなもしているしってんでmasked women増殖中。

で、思うに、マスクド女性は目だけ強調されるので結構、美しく見えたりしますな。

他の造作が隠れているだけに謎めいているし昨今、目を加工する技術も進化しているのでチャーミングに映る。

これは、ほらアラブ諸国の女性が被る「頭巾」───「ヌカーブ」っていうんだそうです───と同じ効力がありますな。

あの頭巾は、うそかまことか男性を刺激しないためにつけるという話を聞いたことがありますが、その目的だとしたら逆効果でしょ。

2011年4月6日水曜日

かくもファンタジーは

あたしのいる部門はなにしろ急激に大きくなった部門でしてスペースもぎゅうづめです。
出社したときにコートやカバンなどをしまうロッカーもだんだんと小さくなり、コートもまるめないと入らないようなものになりました。ま、あるだけマシですが。

それはそうと、女子だけは女子ロッカー室というのがありまして、女子更衣室なのでしょうか?
ここもついに満杯になったそうです。

最近、女子が廊下にあるロッカーをあけて支度をしている姿をみかけるようになったのでアレ?とは思っていたのですが、あたしの職場は別に制服や白衣に着替えたりする仕事ではないので別に部屋を用意する必要はないやってんで遂に女子ロッカーも廊下に外出しするようになったのだそうです。

先にも書きましたが、要するに着替えはしないのですよ。コートをぬいだりするだけ。
なのにですよ。たまたまこれまで女子ロッカー室があったっていうイメージが焼き付いているので、妙な萌え心理が働くのですよ。
バカでしょ? あくまでフェティッシュなイメージなんですよね。幻想でしかない。

ってな話を男どもにしたら素直なやつは大うけ同意してくれるんですが、きどった連中は必死になって笑いを抑えてる。
あれ?わが社ってこんな上品な会社だったっけ?



2011年1月8日土曜日

デンタルライフ(8)~代演~

新年早々、またまた歯の話から。

そんなわけで、現在は、落ち着いて定期的にC衛生士さんによる検査を行っている状況ですが、先日の予約日は、Cさんが風邪でお休みでした。

代理のSさんがクリーニングをしてくれましたが、言い草がよい。

「長年一緒に仕事をしているので、休んでいるCさんと声が似てるといわれます。今日は、”声”だけで我慢してください。わっはっは」

敵もとっくに患者の妄想を承知し尽している発言ですな。

さて、代演による定期検査と相成りました。
これまで他の衛生士さんに世話になったことが無いのでちょっと。妙に。変に緊張しました。
いや、緊張というか……Cさんに申し訳ないような罪悪感というか……そう、まるで浮気してるみたいな。

…たかが歯の治療で、ここまでネタが広がるってのは、いったいどうしたものでしょう。
よくも悪くも…われわれはバベルの塔に暮らしてるのですな。

2010年12月22日水曜日

キスしてもいいのよ

今日は、松本隆について。

―――そういえば、あたしの持っていたCDのボックスなんていったっけ?」と思って検索してみたら、別のCDがひっかかりました。

『松本隆に捧ぐ-風街DNA-』というトリビュートアルバムでして、ジャケットがなんと「今日マチ子」さんでした。

あたしが持っているCDボックスの方は『風街図鑑』という大セットなのですが、これを買ったのは他でもない、コイデヒロカズさんが薦めてくれたからなのです。(※追記参照)


当時、彼は『テクノ歌謡マニアクス』という単行本をてがけていまして松本隆や細野晴臣にインタビューした関係で、
「『風街図鑑』いいっすよ」なんて教えてくれたのです。

めぐりめぐって今日マチ子さんだもの。不思議な縁を感じます。

奇しくも当時NHKで松本隆特集があって、アグネスチャンの曲「ひなげしの花」を手がけた頃の葛藤と昇華についてのインタビューが泣けるほど印象的でした。

このインタビューが神田の甘もの屋「竹むら」の二階で撮られているのも良かったなぁ。
「竹むら」の階段は、普段客で訪れるとまるで舞台美術のように「見てる」だけなのに、本当に二階に上がらせてもらえるんだ!なんて変な感心をしたものです。
(追記:2024年春クールのNHK朝ドラでは、やたらと登場しますな)

さて表題の「キスしてもいいのよ」は、ご存知、松本隆作詞『渚のバルコニー』の一節ですが、このフレーズを昔聞いたとき「上手い!!」って思ったものです。

だって「キスしてもいいのよ」ですよ。ウソつけって感じですよね。
お前がキスしたいんだろ!なんて突っ込みたくなるほど松本隆は女性を描くのが上手い。
このような焦らし方がカワイイなんて思う男性もたくさんいると思いますが、七面倒だなぁなんて思っている連中もやまほどいるのでは?

「あのとき、本当はひきとめてほしかった・・・・」 ハナからそういえよ。みたいな。

追記)コイデさんは、フリーの編集者で、いろいろ一緒に企画をやらせていただきました。2006年に再発したガンで亡くなりました。今でもたまに夢に出てきます。雑談、楽しかったな。

2010年9月20日月曜日

顰(ひそみ)に倣う

象潟や雨に西施が合歓の花

松尾芭蕉の「奥の細道」の中の一句でして、「ねぶの花」は、まるで世界三大美女の一人、西施のようだ。と詠った句かと思います。

西施は、「呉越同舟」とかで聞いたことがあるはずの呉の王様(臥薪嘗胆のエピソードで有名)の奥さん(愛人?)です。陳舜臣の「十八史略」によると敵方の越から送り込まれた秘密兵器ということになっています。

いかにも上品そうな出だしですが、ここから一気に下世話になります。

あたしの座席の前は、とある部門になってます。
管理職をはじめとし、つぶよりの美女がそろってます。
どのような神の采配なのでしょう。

そんな素敵な女性人の一人が、ウィキペディアに載るような経歴の持ち主だそうで。

彼女が困った顔をするととても素敵なのです。
そこで、西施を思い出したという次第で。

西施が、ある日頭痛でもあったのでしょう。顔をしかめていたところ、それが大層美しくて、それを見た宮廷の女たちがこぞって真似をしたという。
この逸話から「顰に倣う」ということわざができたそうです。

そのまた昔、ある女友達がしゃがんでまして。その姿があまりにも美しいので、声もかけずに見とれていました。
半年後くらいに、彼女にそのことを伝えたところ相手も覚えていまして、
「あぁ。あの時ね~。吐き気がしてつらかったのよ。」

西施も頭痛でイロケどころの話じゃなかったのに周囲の見る目、妄想ってのは実に勝手なもので。

机から目を上げるたびに、ウィキペディアの彼女が目に入るとあたしが仕事にならないだろうとの配慮からか、事務方が、裸の大将似の男性社員を障壁に配置してくれました。

業務中によこしまな思念が発動しそうになると、裸の大将を見ることで気が静まるので大変助かっています。

2010年9月13日月曜日

国境の南

あたしのお袋は、若い時分に結核に罹り(結局、誤診だったそうですが)「サナトリム」に入っていたそうです。

「サナトリウム」とは、辞書によりますと「空気の良い場所に建てられた、(主に)結核等を療養するための施設」でして長期滞在して栄養のよい食べ物をとって病気を治すという目的の施設。
当時、結核は恐れられていた病気で、たくさんの人が罹っていました。

時代は少し下りお袋が結婚してあたしが生まれてからも、叔父貴の一人が、清瀬にあるサナトリウムに入っていたことがありますし、珍しいことではなかったようです。

さて、母によりますと親はうつるのが怖くてあたしを入れたなんて憎まれ口を叩いていましたが、親としては心配だったのでしょう。

ここからの話の関係者はほとんど他界してますので差し障りはないと思いますが、一応場所は伏しまておきます。
そこは、サザンの歌などで有名な場所にある海の見える療養所だったそうで。夜、ベッドに横になっていると近くを走る海岸線の電車のゴトンゴトンという音が響いてきたそうです。
(追記2024/05/18:文脈から明らかですが、ご想像の通り「鎌倉」です)

さて、サナトリウムは長期療養所ですので費用もかかるので、大金持ちの子供が沢山入所していたそうです。
では、なぜ母がそんな施設に入れたか?というと母の実家が戦争で当時は羽振りがよかったらしいのです。

追記2017年5月25日)この母も今年亡くなりました。

入院している患者の中には、どうやら仮病で兵役を逃れているお金持ちの子息なども混じっていたようで。財閥やらの家族がわんさと居たってのが母の言。
そんな一人に某大企業重役の娘がいまして母は仲良くなったそうです。その方の名前を仮にTさんとでもしておきましょう。

病人といったって健康ですから(笑)。若い男女が混じってると恋が生まれる。
Tさん、施設にいた某財閥の子息のKさんと恋に落ちたんですな。
相思相愛です。だが、こちらも大手企業の娘とはいえ相手が悪い。なんてたって日本人なら誰もが名前を知っている一家ですからな、相手は。
家族に反対され、やがて退院し離別へ。

大人になってからTさんとはあたしも何度かお会いしたことがります。貴婦人です。タバコが似合ってた。

さて、彼女は、Kさんが忘れられず、その後独身を通します。

別れてから長い年月が経つ。それでも忘れられず。ある日、彼女はKさんの邸宅を訪ねます。というよりフラフラと足が向いた----------いや、思い出したぞ。その日は、Kさんの誕生日だったんだ。Tさんは花を持っていった。

屋敷の門前にぼんやりと立つ。そこに大きな車が来たそうです。後部座席を見ると、あのKさんが乗っている。車に駆け寄るTさん。車を急停止させて飛び出す運転手。守衛もかけつけ怪しい老女を取り押さえる。

車から降りたKさん。穏やかに、運転手たちに、怪しい人ではないので放してあげなさい、と指示を出し、彼女から花束を受け取ると、再び車に乗り込むと屋敷の中に消えていったそうです。

『South of the Border』の歌詞が思い出されます。----------ま、母は話を大げさに脚色する傾向にあるのでどこまで真実かわかりませんが、昭和初期の誰も知らないロマンスであります。

2010年9月9日木曜日

エロティシズム(アルベローニ)

著名人と直接知り合いになった関係性について、『エロティシズム』(フランチェスコ・アルベローニ著)の中に面白い事例があります。

この本では、ある女性が憧れのスターと知り合いになり、ついに結婚までする。
偶像と実生活のギャップがもたらす心の変化についてアルベローニが面白可笑しく解説してくれます。

男女限らず、そうした社会的なステータスというのはイロケに役がイーハンつくみたいで、有名人に限らす、各種「先生」、「上司」、あるいはステータスの象徴である「制服」なんてのも「役」がつきますな。

この「役」は、そもそもイリュージョンですので二人関係が近しくなり日常が入ると、あっという間に「化けの皮」がはがれる。
「従者に英雄なし」の下世話な解釈でしょうか。

その「化けの皮」は、なにも好かれた方がわざとつけてたわけじゃなくて、勝手に思い込んだ側が描いた幻想なので、相手にとっちゃあいい迷惑かもしれませんが、後の祭りですな。

そうそう、この例に限らずこの本は、男女の不思議に興味のある人は必読の書ですのでぜひとも一読あれ。