2018年12月13日木曜日

ボヘミアン・ラプソディー ~土曜日の夜にブルースでも演ってろ!~

追記記事アップしました。
ボヘミアン・ラプソディー追記
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映画の『ボヘミアン・ラプソディー』、話題になりましたね。

クイーンとリアルタイム世代のあたしですが、当時はまったく興味がありませんでした。(これに限らず、ツェッペリンもジミヘンもね)

人並みにウッドストックを映画で見たり、CSNYのアルバム買ったりしてましたが、所詮は半可通。いまになってみればもう少し突っ込んで沢山聴いていればよかったなと思います。

あたしの中学時代の同級生のM君はクイーンが好きで新しいアルバムが出るといつも嬉しそうに見せてくれましたが、あたしはろくに反応もしてませんでした。

その後、ベストアルバムは人並みに買っていますが、当時M君にきちんと応えていればライブなどにも誘ってくれていたかもしれません。ごめんね。M君。

特に忘れられないのが、クイーンのアルバム『世界に捧ぐ』 (News Of The World)』。
ジャケットのロボットの絵が印象的でM君のせまいアパートの一室で彼が大事そうにあたしに見せてくれた日が思い出されます。
(このアルバムのタイトルも知りませんでした。このトピックを書くので今回検索して知りました)

で驚いたのは、このアルバム。出たのが1977年とのこと。M君が中学の同級生なので在学中71~72年に見せてもらったと今の今まで思い込んでいたのですが、この日付ですと高校生時代ということになります。

M君との付き合いはその後も細々と続いていていまも年賀状のやりとりくらいはあるので高校生の時にアパートを訪れていたのだと思います。
人の記憶とは本当にあてにならないものです。

さて映画『ボヘミアン・ラプソディー』について。号泣したとか、そっくりですごかったとかという感想が大半ですがあたしが反応したのはまったく別のところでして(笑)。

後半、フレディーがソロ活動を企てて残りのメンバーから糾弾される場面があります。
フレディーは立ったまま、きまりが悪そうに独立を申し出て、責められるとある種逆切れ的にこんな感じで応えます。

「変わらないとダメになる。このままでいいのか。このままでいいと思うようなやつは土曜日の夜にブルースでも演ってりゃいいんだ!!

受けたなぁ。
そうなんだよ。ごめん、悪かった、趣味でブルースで(笑)
きっと映画見てここで反応した人って日本で二千人くらいしかいなかったんじゃないかしら。

考えてみりゃ彼らの音楽ってブルースと対極にありますよね。ぐだぐだとその場の雰囲気で進める音楽と彼らみたいに完璧に作り上げる「作品」とは。

クイーンは周囲の人たちがみな存命なので上のセリフは取材した結果、フレディは実際にこれに近い啖呵を切ったのではないでしょうか?

このセリフを正確にメモしたいのでDVD販売されたら買っちゃうかも。

「土曜日の夜にブルースでも演るしかない」
・・・そこがブルースのいいところなんだろうなぁ。

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追記記事アップしました。
ボヘミアン・ラプソディー追記




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