2025年8月20日水曜日

シーズン2 ピックアップ

続いてシーズン2で、これまで触れなかったトピックです。

ハン・ヨジンが派遣されている警察庁の捜査構造改革団は、奇しくもファン・シモクが地方から呼び戻され配属された検察に設立された刑事法制団と相対して捜査の主導権を巡って対立をしています。
両組織の調整をするために協議会が催されることになりますが、警察側では若手の現場警察官を委員に任命することになり、ヨジンは古巣のチャン刑事に白羽の矢を立てます。

第3話でチャン刑事を協議会への参加をくどくために龍山警察署を訪れたヨジン。
彼女が入口の大階段を上がっていくと、数人の警察官とすれ違います。

彼らが振り向いて「あれ?今のハン・ヨジンじゃないか?」と振りむく様子が、いかにも社内有名人をめぐってありそうなサラリーマン風景だなと思って好きなシーンです。

折しも事件(この事件自体が後で回収されます)発生の報を受けかつての同僚たちが現場に勇んで向かう中、一人警察署の入り口に残されるヨジンが建物の方を振り向て「またね(トポジャ)」とつぶやく姿がけなげです。

第5話では、細谷地区警察の警察官自殺事件の関係者との面会で刑務所を訪れたヨジンが偶然、服役中の知り合いに遭遇します。
とてもいいシーンですし、シーズン終盤でもヨジンが再訪する相手ですが、メイキングもあって演者も作り手も思い入れのある場面なのかと思います。(ネタバレになるのでシーズン1を見てない方は見ないようにしてください

この刑務所では、ヨジンに先を越されたソ・ドンジェとファン・シモクが表で待ちぼうけを食いますが二人でパンを食べるシーンの爆笑メイキングもあって楽しめます。

元東豆川警察署長のチョンにすごまれてもびくともしないし、上司のチェ・ビッを呼び捨てにされて激怒するヨジンも素敵(第7話)ですし、容疑者に対し怒りを露わにするヨジンの腕にそっと触れて座れと促すシモクもいかしています。(第14話)

ヨジンとシモクの双方の上司が二人の間柄を詮索するシーンも緊張感をやわらげてくれます。
あまりにも二人がつるんでいるのでヨジンの上司、チェ・ビッが電話で「一緒にいたいだけじゃないの?」と言われた時のヨジンの反応の可愛いこと。(第8話)

第13話で団長室で、チェ・ビッにシモクとの関係について突っ込まれた時の「わたしが好きなのは芸術家タイプですよ」と照れた演技も最高です。

第12話では、協議会の途中で持病の頭痛で部屋を出たシモクをヨジンが慌てて出ていく様子をみたシモクの上司たち。キム部長検事が「(二人は)特別な仲なんですか?」と尋ねると「怪しいな」とウ・テハが応えます。

その12話での体調不良ですが、階段室で休んでいるシモクにヨジンが飲み物を買ってきてあげます。シモクが飲んだ後、私にも少しちょうだいといって飲みますが、缶に口を付けずにコーラを流し込むヨジン。
ふたりの佇まいがなんともステキでこんな間柄の人たちと仕事ができたらさぞや幸せだろうなと思う最高のシーンです。


他にも終盤のキム検事部長の男気溢れる振る舞いや、チェ・ビッ団長へのヨジンの熱い思いと涙のシーンなど見所に欠かないシーズン2ですが、最後に罠にはめられたハン・ヨジンを救うために一人チェ・ビッ部長を訪ねたファン・シモクが彼女に決断を迫る台詞でシモクがどれほどヨジンを信頼しているのかがわかるシーンが感動の涙を誘います。

「ハン主任を守れと?わかってないわね。私が自分を犠牲にすると思う?」と話すチェ・ビッにシモクが答えます。

少し前にーー、ハン警監が声を荒げるのを見ました。相手にチェ部長を呼び捨てにするなと。暴言でもないのに。
ハン警監は誰にでも心を開きますが誰にでも心を許すというわけではありません
そしてその信頼は一方的ではないと思っています
ハン警監の人を見る目を信じここへ来ました

 あたしがハン・ヨジンの魅力に取りつかれたのも、こうしたところなのだと思いました。

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