2025年6月14日土曜日

秘密の森 ~視聴のきっかけ~

Netflixのホーム画面には、多くの作品のサムネイルが所狭しと並んでいます。

その中の数作になんとなく気になる(要するに好みの顔の)女性の写真が出ていて、それがペ・ドゥナでした。(『秘密の森』の他に『Sense8』や『Rebel Moon』など)

見覚えがある顔だと思っていたら、以前、劇場で観た『クラウド・アトラス*1』に出ていた人だと思い出しました。

それまでに見た韓国ドラマは一時期話題になった『愛の不時着』だけでした。
韓国ドラマは、確かに面白いのですが、なにぶん一話が”長い”。話数も多い。
さぁ見るぞ!と気合をいれないといけないというので、『愛の不時着』以外の作品に関しては長い間敬遠していましたが、ペ・ドウナの顔写真に惹かれ重い腰を上げて見始めました。

ところで、前回のポストでペ・ドゥナが「可愛い」、「美しい」と言った舌の根も乾いていませんが、彼女は私の目には美しくても、万人受けする美人ではないと思います。

ペ・ドゥナを知らない友人に彼女の写真を見せたところ「なんで?」というような反応が返ってきました。ま、所詮は好みの問題ですが、友人が彼女の演技を見たら考えが変わること間違いなしだと思っています。

作家の横田創氏は、前掲書『ユリイカ』に寄せた「神と見紛うばかりの」というエッセイで、ペ・ドゥナの鼻を「団子っ鼻」、目のあたりを「腫れぼったい」と書いていますが、同時に彼女の「広いおでこ」や「まんまるの目」について愛にあふれた書き方をしています。

ぼんやりしていても、ぱっちりしている。それも人形の目のようにぱっちりしている、のではなくて、どちらかといえばカエルやフクロウの目のようにぱっちりしている。

褒めているのか貶しているのかわからない書き方ですが、でも彼女を大好きな気持ちが伝わります。
ペ・ドゥナが一点を凝視している時の目と表情の可愛さは、横田氏が言うように神々しくもあります。

*1: 『クラウド アトラス』(2012年)は、デイヴィッド・ミッチェルの同名小説を原作としたSFドラマ映画。19世紀から未来の文明崩壊後までの6つの時代を舞台に、それぞれの物語が複雑に交差する。キャストは各時代で異なる役柄を演じ、1849年、2144年、2321年の物語をウォシャウスキー姉妹が、1936年、1973年、2012年の物語をトム・ティクヴァが監督。

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