教本は、これまでも結構買い込んでいるのですが、最近、にわかにブルース・ハープ教本の再ブームになっています。

どうせ買っても、そんなにやりこむわけでもなし、宝の持ち腐れになるのが落ちなのですが、アマゾンの「ほしいものリスト」に入れておくぐらいならバチにあたらないだろうってんで、ここ数日、洋書ものをせっせとリストに加えています。
そんな中、これまで存在に気がつかなかったのが表題のポール・バターフィールドの教本です。
いろいろ曲を練習している中、なんだかんだいってあたしはポールの演奏が好きなんだなっていうのを最近、実感しているのもあり、この本については実際に買おう!なんてムラムラとなってきました。
本国、AMAZON.COMの方に寄せられているレビューなんぞをつらつら眺めている内に、ふと画面の上部に目をやりますってえと。
「
あんたは2011年の10月にこの本を購入済みです」というメッセージが!!
ところが、あたしには、この本を買った記憶がまったくありません。
大臣の国会答弁のようです。
 |
Jon Gindick's |
COMの購買記録を見ると、Jon Gindickの『Rock n' Blues Harmonica』という教本と合わせて確かに買っていることになっています。
こちらの本は、確かに記憶にあります。Jon Gindickは、Adam Gussowの動画で知った
ブルース・セッションの「合宿」を運営している方でどんな教本なんだろうと興味を惹かれて購入したのです。
でも、ポールの方は記憶にない。
もしかしてポールの本を注文していたのにすっかり忘れてGindickの本に意識が行ってしまい本が到着していないのに気がつかなかったとか???
・・・とか、悩んでいる内に、もやもやと脳裏に、Gindickの本と一緒にもう一冊あったかもというイメージが蘇ってきました。
・・・だからあながち大臣たちの記憶から抜け落ちているのも責められないのかもとかバカなことを考えてしまいました。
本棚をくまなく探したらありました。数ある教本の間に。しかも付属のCDの封もあけていない状態で。
だから大人買いってダメなんですよね。
ショックを受けました。・・・・って自分の記憶のなさ度に。
しかもポール・バターフィールドですぜ。相手は。
さっそく6年前に買った本のCDを聴いてみましたとも。
ポールの声でね。なんか素朴な英語で。「
僕が育ったシカゴで聴いたプレーヤーたちに影響受けた。たとえば、リトル・ウォルターの流れる(fluid)ようなサウンド。サニー・ボーイ・ウィリアムスンの元気(stark)で固い(hard)演奏、ジュニア・パーカーのスムーズでリラックス、だらっとした感じ、彼は僕のお気に入りの一人です」とか言って実際にマネしてくれるんですよ。
しかもですよ。歌うんですよ。彼が。歌の指導までちょこっと教えてくれます。
歌付きのブルース・ハープ教本なんてありませんぜ。こんなステキな本をなんと6年以上も放置していたなんて。
チャーリー・マッコイの教本も本人の語りがあって嬉しい限りですが、この教本もそんな持ってて楽しい一冊です。・・・忘れてたくせに。
それで練習してうまくなるかって話も別です(笑)