先日、久々に「セミナー」に参加しました。
セミナーとか、幕張やビッグサイトで催されるコンベンションは、出不精というか、これまで、あまり役にたった経験がなかったので展示会ファンの同僚に強引に誘われない限り遠ざかってました。スピーカーを務めたことは何度かあったのですが、評論家タイプでないためか、あまり気の利いた能書きやこじゃれた分析話を話せないので、どちらかというと気が乗らない質であります。
とは言え、人とリアルで会ったり見たり聞いたりするのは、やはり何かと実になるのでは?と思いなおしまして興味のあったHTML5関連のセミナーに申し込みました。
赤坂の某会場に到着してみるとあたしの職場からも若手から中堅まで数名が参加していました。
スピーカーは、都合4名。プログラム上は3人だったのですが、終わりのパネルディスカッションでモデレーターが宣伝めいたおしゃべりを15分もしたので四人分という勘定です。
中でも一人目のスピーカーが厳しかった。(笑)
HTML5のことを教えてもらえるかと思ったら、いきなりコンシューマーゲームの歴史をはじめたのです。
ソーシャルゲームを作っている人だそうで、だからゲームなのかもしれないけど。セミナープログラムとはほとんど接点のない当人の講演会。その方のファンならともかく。
当日のテーマは、もうひとつソーシャルグラフというものもあったのですが、この件についても、放置プレイ。
講演会には、往々にしてこの手のテーマから逸脱した牽強付会系な内容になりがちですな。
これは、スピーカーの責任じゃなくて主催者の選択力の無さだと思います。
得意じゃない分野の話をしてくれといわれたら、強引に自分が得意な話に持っていくしかないですものね。
スピーカーも不得意なら辞退すべきですな。
それにしても、セミナーにつきもののパネルディスカッションって、どうしていつもあんなにつまらないんでしょうか?