2010年9月11日土曜日

ザリガニ

子供の頃は、石神井公園で釣ってました。
自転車ではるばるでかけて、記憶はあやふやですが、たこ糸にさきイカをつけて釣っていたと思います。

今もかわらぬ風景ですな。

7,8年前に知人が大量にザリガニを釣ったってんで押し売りされて飼い始めたんです。
ザリガニの分際ですが、相手は生き物のなので、割とまじめに飼育本を買ったりしてね。
いまじゃネットにも情報が豊富だし。
初心者の頃は、恥ずかしながら脱皮したてのやつを死んじゃったもんと間違えたりしたこともありますが、いまはそれなりに飼育ポリシーができました。

一つ。日向で育てない。

陽にあてると色がよくなる。と聞いたことがありますが、水に藻が発生しやすくなるのですよ。ザリガニの甲羅にコケ状の藻がうっすらとついたらもうダメ。
ネットによると歯ブラシで落としてやるなんて書いてありますが、簡単には落ちてくれない。次第にコケが生えて窒息?死してしまいます。
コケがついてしまったザリを見るたびに自分のふがいなさをののしったものです。そのタイミングで運よく脱皮してくれると完全に回復するのですが脱皮だけはこちらの思うようにはいかない。
こうなったら!と思って日のあたらない室内で買い始めてからグっと長寿になりました。

一つ。餌はあまりあげない。

あげすぎると水が汚れるってのが表向きの理由ですが、お腹をすかせておくほうが餌をあげたときの相手の喜びようがすごくて、その姿見たさに加減している(笑)という。
特にメスは、オスに比べ気性が激しいので餌をあげたときの喜びようもすさまじい。ひっくり返って騒ぎます。人間と同じだと言っていた人がいます。あたしではありません。

気性で思い出しましたが、ザリが怒らなくなったらダメですな。
いつでもかまう度に、カァッ!!と両ハサミを上に上げて威嚇する。怒りすぎて後ろにひっくり返っちゃうくらい。
で、すきあらば逃走をはかる。このモチベーションがさがると生きるエネルギーも下がっていくような気がします。

ハムスターでも逃げようといつでもケージの入り口をカジカジするやついますな。連中は生気が強い。
ザリにしてもハムにしても、そこから出たところで何があるってわけじゃあないのですが、でも外に出たい。自由に動きたいんでしょうな。

生き物に一番必要なのは自由をもとめて逃げる力か?
まさにカッコーの巣です。

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