2007年10月19日金曜日

ヴァーチャル・ワールド・サミット2007

この記事は、2007年に記事をしたためていましたが、没にしていたものです。
17年が経ち、気が向いたのでコメントを付して公開することにしました。(2024/05/17)

今日は、午後から、記事タイトルのイベント(カンファレンス)に出かけてきました。
(今は、”メタバース”と呼ばれていますな)

なんやかんやと理屈をつけては、コンベンションや、セミナーを忌避しているあたしが、よりにもよって、もっとも興味の無い、メタバース関連の集まりに出向いたのは、開催場所が両国だったから。
早めにカンファレンスをあがれば、例の居酒屋にいける。

それは、さておき肝心のイベント。痛いのなんのって。
連れと話した感想。「ユースホステルの夜のミーティングの様だね」。

もっとも同僚は、年代的にユース・ホステルについては無知だったので、他の狭い世界だけの自己満足的サークルの例を重ねて理解してもらいました。

3Dの動的モデリングは、インターネットの歴史の中でも革命的な節目だそうで、ヴァーチャルワールドは、間違いなく一般に普及するのだそうです。

断言しますが、普及しません。←この言葉をブックマークして5年後に確認したいと思います。
(普及しませんでした。”メタバース”も名前が変わっただけなので厳しいでしょう)

データ放送はダメだと言い続けて10年。友人たちが携わっているIT業界では誰も耳を傾けてくれませんでした。
そして、今、データ放送が、ダメなことが判明しましたが、彼らから詫びの挨拶(笑)はありませんでした。

ダメだと思うものをダメと言ったとき、それを支持している相手は、証明は、求めてきません。ダメなものを証明するために手間隙をかけるほどばかばかしいものありませんが、幸い彼らは要求してきません。そもそも、耳に入らないからです。

ヴァーチャル・ワールドでは、コミュニケーションだそう。
でも、コミュニケーションなんてもう間に合ってるし。

ある会社の社長の寒い講演で、「……、メールを使えない人が、取り残されてしまっているように、3Dワールドを扱えない人間は、落ちこぼれる」と言っていました。

また、老人がアバターを使えば自由に活動できるようになるそうです。

彼には自分が、老人になったときにぜひ使ってほしい。私の母がアバター使って喜ぶ姿は、悪夢だし、日夜、死と戦っている彼らが欲しているリアルな人間関係を見つめてほしい。
脳みそがしっかりしているのに、思うように自分の名前さえ書けなくなっている自分の姿をみてほしい。
79年からネットに浸かってきた身として言っておきたい、メールなどに関わらない人間は幸いです。
クリフォード・ストールの言っていたことは正しかった。

※2007年の時点ですでにあたしがネットにうんざりしていたことがうかがえますな。

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