2017年1月8日日曜日

ボイトレの迷い道

少し前に、喘息の薬を「レルベア」に変えた話を書きました。

一世代前は、「フルティーフォーム」を朝夕。さらにその前は、「セレベント」と「フルタイド」を両方、朝夕吸っていましたが、副作用による声枯れが酷く、呼吸器の先生と相談の上、朝一回だけで済む「レルベア」にしました。

また、朝食後ではなく、朝食前に吸うことで口やノドの中に薬が残りにくくしたため以前のような声枯れがなくなりました。
(もちろん吸引後のうがいは、大きなマグカップに一杯の水で念入りに行います)

2016年の前半までは、喘息の咳に見舞われる季節以外は吸引をしていませんでした。そのため副作用のない時期の歌の練習は好調でした。

ところが例年の時期(春先と秋口)以外の真夏にも喘息がおきたため、毎日薬を吸引することになり声枯れに関して根本対策が必要になったのです。

シンガーとしてね(笑)

さて、ここ1カ月くらいの話なのですが、声枯れ対応に汲々としていたため、以前のような歌い方を忘れてしまったというか、声枯れがなくなったにもかかわらず楽に歌えていた曲で声が出なくなり、声がひっくりかえったり、声が出ずにそこだけ掠れたり、その結果、喉が痛むことによる声枯れが生じてしまったりするようになってしまったのです。

せっかく薬の影響がなくなってきたというのに。結構、悩みました。

歌の師匠に相談をしたところ、以前は歌えていた箇所なのでたとえば10回歌ってみるとたまにうまくいく時(やコンディション)があるので、その状態にフィードバックするような練習をするように言われました。

不調な時期の影響で「口の中のフォーム」が変わってしまったとするとバッティングフォームを変えるようなイメージでの練習になるだろう、とも言われました。

アドバイスを意識してやってみたところ、いくつか気づきがありました。

1)口の開け方が小さくなっていた
2)大きな声を出そうとしすぎるようになっていた

特に(2)は、好調の時、高音の歌を長い間歌ってもノドの負担が軽かったので、今回の復帰の際にも、以前のようなボリュームで声を出そう出そうと力んでいたのだということがわかりました。

身体の中のことなので、リラックスしている感じがつかみにくいのです。
下品な話ですが、前立腺の検査のとき、お医者さんに力を抜けと言われますが、なかなかできません。緩めると意外とスっと。
追記)この検査のおかげで後に前立腺がんが見つかりました。力抜いてよかった?

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