2013年2月24日日曜日

七田式(8)

直前のポストで、楽器の学習にもいい効果があったようだと書きました。

関連性の証明はできません。
ただ、読譜であるとか音をさぐりながら曲を仕上げていく様子をみていますと、コツコツと進める習慣がついていたのでは?と思います。

脳みその基本機能を拡張する各種訓練ですが、当時の七田は全人教育といいますか受験に効くとか俗な感じがなくてとてもよかったと思います。

ところが七田眞氏が亡くなる前後くらいからか他の幼児教育なり児童教育が次々と俗な方向で商いが伸びているせいか親からの要望があったためなのか、なんとなく受験対策っぽい内容にシフトしてきましてポリシーにブレが生じてきました。教材もあっちいったりこっちいったり。

大好きな勉強には即効性のない立体視、速読、速聴、暗唱などが減ってきたのでガッカリして退会してしまいました。

たとえばシルエットだけで県名を当てるゲームなんて大好きで、訓練を受けていない普通のオトナでテストして隠れた天才(高機能サヴァン風)を発見したこともあります。でも受験には直接役立たないですからね。

そこがよかったのにね。

(いったんこのテーマ完)

2013年2月23日土曜日

七田式(7)

今度は視点を変えて、では、七田式の子供に対する影響というか効果といいますか、そっちはどうなんだ?ということですが、当人がまだ子供なのでオトナになってみないとわからない。

という身も蓋もない話はさておき途中過程だけでも書いておきます。
「七田」で検索してこのブログに辿り着いた人が知りたいのは、おそらくわが子がお受験やらその後の進学や就職で自分の子供だけが、より有利な条件でよりよい生活を送れる能力を身につけられるのだろうか?という情報を求めてきているのでは?と思います。

生憎ですが、あまのじゃくなせいか、普通に地区の公立ポリシーで過ごしています。
最近は、あたしの子供の頃にはなかった中高一貫とかいう学校が登場してまして、受験料も安いせいかすごい勢いで受けているようです。

試験は簡単なのに倍率は高く、個々の家庭では、わが子は大丈夫なんて思っていても微妙な差でバタバタ落ちて、仕方なく近所の公立に入るのですが、元々それほど気合いいれて対策していたわけでもない子供も「落ちた感」満載になってるなんて状況も散見し不憫です。

近所の実は地アタマの良い悪ガキ連がそんな様子をみて「おいおい。落ちた連中がわんさか(公立に)来てるな」なんて言ってたそうで、お前に言われたかないよってところですが、鋭い突っ込みです。

それにしても中学受験の過熱ぶりは異常ですね。小学生の間は勉強じゃなくて当人の適正や方向性を観察したほうがいいとあたしは思います。小学生の内に自分の方向性(当人のビジョン)が見える人は幸せです。(成功じゃないですよ。シアワセ。)

そうそう。七田の子供に対する効果の話でした。幼児の頃に覚えた円周率をはじめとする暗唱ネタは綺麗さっぱり忘れています。

でも記憶力は明確に増幅します。幼児の間にイメージで記憶する訓練を行うからかと思います。
芝居の長セリフや歌の歌詞とかは日本語であれ英語であれすいすい覚えます。
これは、動機が不純とは言え、当時、親も一緒に真剣に覚えたからというのもあると思います。後の語学や算盤、楽器の学習とも相性がよいようです。
おかげで、あたしもイメージ記憶が以前のスカスカ頭よりは相当強化されました。

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※追記:2016年6月。その後、当人、高校生になっています。はっきりいいますと非常に役にたったといえましょう。当人にいうと図に乗るので言いませんが、上記にもあるようにテスト勉強の時などの記憶力が格段に違うのです。
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(つづく)

2013年2月21日木曜日

七田式(6)

こつこつやれば円周率みたいなものをこの歳でも覚えられるんだってのが、コツコツに対する信頼というか自信といいますかが生じてきました。

とにかく長く時間をかけな いと習得できないようなものは、今という時間をスタートにすれば意外と年季を積むことができて年季をつめばそれなりの成果が達成できるということを実感し たわけです。(追記:のちに「今でしょ?」というフレーズが流行りましたが、まさに激しく同意します)

「ハーモニカのベンド習得に、3年かかりました」みたいな発言を最初に聞きますと「え~~~それは大変だ。時間かかるんだなぁ。無理かも」と思っちゃいますが、こつこつを今スタートしますと意外とアっという間に3年経ってるんですよね。・・・まだ本当の意味での習得できてませんが(笑)

こつこつ系は、一日の中でちょっとした断片的な時間を使うので同僚とだらだら職場の愚痴いいながら昼飯食べてるヒマはないですよね。
(先日、久しぶりに一人で昼飯食えない59歳の男に会ったら開口一番「お昼行きましょうよ」ときました。最近、近くの席になった男もしょっちゅう昼飯の約束電話をしてます。)

中でも酒席は無駄なものが多いので必要最小限にしないとですね、「酒席の技をこつこつ磨く」目的以外はね。

もちろん時間には限りがありますし自己啓発ネタには相性もあるかもしれません。ボイトレは続いていますが、いいと分かっているのに瞑想はたったの15分が作れずに挫折しました。速読も新刊が出れば手に取りますが今のところ何も始まりません。

でも本当にその気になればスタートできるはずです。

(つづく)

2013年2月20日水曜日

七田式(5)

なにが「やればできる」のかと言いますと、「こつこつ地道な努力」ってやつです。

それまでの自分の人生を振り返りますと各種入学試験やら資格試験やら就職活動やらマンション購入から果ては(100円寿司をケチられるような(笑))結婚に至るまで節目のイベントは、おしなべて場当たり、運も含め本番一発勝負ですごしてきました。

こつこつ積み上げて何かを達成したなんて全然なし。唯一、バイクの限定解除くらいでしょうか努力を重ねたのは。

本番一発で済めばそれでいいじゃないのと思われるかもしれませんが真に身につくなにかってのはやはりコツコツに勝るものはありませんて。まさにウサギとカメだと思います。
太極拳のところで少しふれた「~ちゃん」なんて典型ですよ。たいしたものです。

そのことを幼児たちと一緒に大のオトナの目が学んだのですね。ほとんど手遅れですが。
当時の同級生の幼児たちはすっかり忘れていると思いますしハナからコツコツの大切さなんてわかっちゃいない。

なんてたって相手は幼児ですからね、ほえずらかくなよってなもんですわ。

2013年2月18日月曜日

七田式(4)

家人に断られたあたしは一計を案じました。

速読というよりは、七田さんは幼児教育でブランドになっていたのです。
あたしには100円の回転寿司もけちる人間ですが、子供には大盤振る舞いしますからね。

ネットで近所の教室(七田チャイルドアカデミー)を探して体験させたところ案の定即申し込み。
しめしめ、子供にかこつけていつかは速読ならえるぞ。と。

結論から言いますと教室によっては速読教育を沢山やるところもあるのですが、あたしたちが通ったところはさほどではなくて過去記事にある暗唱やペグ記憶法などをメインとした内容だったのであたしの目論見ははずれました。

その代わり、(子供のついでに)円周率や1000ペグを覚えたわけです。百人一首をはじめ暗唱も山ほどしました。
そしてそれが自分自身の認識に変化をもたらしたんですね。

やればできるじゃないの!・・・とね。

(つづく)

大王イカあります

そのころ、お城では・・・

側近「大王さま、大王さま」
大王「何事だ。そんなにあわてて」
側近「王子が人間にビデオをとられてしまいました」

大王「むむ。あいつは食い意地が張ってるからな。それで王子は無事か?」
側近「はい。人間どもは捕まえるつもりはなかったみたいです。いかがいたしましょうか?」

大王「しばらく自由行動は、いかんな」
側近「いかにも。御意」

てな具合に大王イカを統べているのは、ご存じのように大王イカ大王でして印象と違って下から読んでも上から読んでも違います。

大王イカたちが大王を呼ぶときには、このように「大王イカ大王」、略して「大王」ですが学者の間では、女王バチと同じように大王大王イカと呼びます。

もしもハチに大王ハチがいたとしますと女王大王バチとなって何がなんだかわけわからなくなりますな。
女王大王バチのダンナは、大王大王バチですから大王大王イカとつじつまがあっています。

先日、久しぶりに回転寿司にいきましたら、おっきく壁に「大王イカ入荷しました!」って貼りだしがあったんですぐに頼みましたよ。

店員に「これも、ひと皿100円ですか?」って聞いたら。
「はい。でも、大皿なので、びっくらポンは、引けません」
だって。

まえのはなし


七田式(3)

当時、七田式ではなく他のいくつかの速読講座のパンフを手に入れたあたしは勇気を出して家人に習いたいと申請したのですが、にべもなく却下されました。

当時40代初めの頃ですが、もうあんたには将来がないのだから自己啓発に投資する必要ないというミもフタも無い意見です。

そうなんですよね。速読講座は、自己啓発セミナーと同格のオカルト系擬似宗教の香りがする分野なので費用がかなり高いんです。

昔、 米国滞在時にルームメートが失恋の痛手を癒すためにちょ~妖しいESTという自己啓発団体にハマったことがありまして、その話を毎晩聞かされるのに辟易したことがあります。

なにしろセミナー受講のためわざわざ何度もロスだかシスコだかにでかけていきましたから。
余談ですが、失恋であんなに苦しんだ男を見るのは後にも先にも初めてでした。 その後は、失恋旅行で近いとはいえ、またまたカリフォルニア一周につき合わされましたからね(笑)お人よしですわ。

彼によるとこのテの授業料が高いのは「当人の本気度を試すためなんだ」といってましたが、あたしは信じませんでした。
高額にして利益率上げて単に荒稼ぎができるからだと思います。

でも習ってみたいんですよね。わかっちゃいるけど。速読なら自己啓発セミナーと違ってブレインウォッシュされる心配なさそうだし。

(つづく)

2013年2月17日日曜日

七田式(2)

このブログの古いネタをさらいますと、太極拳だの、瞑想だの「ニューエイジ」(死語)系の話題が豊富でして筆者(あたし)が嫌いじゃないということが知れます。

ええ、好きなんですよ。なんてたってSFが大好きですから。つまり不思議なもの(”隠されたもの”=オカルト)が好きなんです。いいじゃないですか。

年配の人ならご存知かと思いますが「大陸書房」の本の大ファンだったんですよ。

今でも持ってますよハードカバーの『地球空洞説』(追記:のちに自炊しました)うらやましいでしょ?他にも箱入りの「アトランティス大陸」だって持ってるんだから。←小学生か?

なのでオルダスハックスレーの『知覚の扉』で扱われている化学薬品にも興味がありますしサボテンにも興味があります。
しかしわざわざ外国にでかけていって試す度胸はなく、へなちょこです。

そんな面白そうなオカルト・ネタに「速読」ってのがあります。これは、法律には触れませんし度胸関係なくやれそうです。

速読はそれはそれは多くの本が出てまして夢見たいなことが書いてあります。それでなくても本好きのあたしは山ほど本を読めるようになれるのでは?と興味津々。

その中に、七田眞氏が著した速読の本がありました。「右脳」だとか「左脳」だとかオカルト好きにはたまらない擬似科学めいた話題が満載で妖しい。

(つづく)

2013年2月16日土曜日

七田式

あらゆる意味で修行の身ですがハーモニカを始めて丸3年が経過しました。

そして楽器上達の根本原理としてあらゆる書物で言われている「毎日楽器に触れること」という原則を守り続けています。

そして、まさかこの歳になってヘタなくせにライブハウスなどという未体験ゾーンで見ず知らずの人の前で歌や演奏をするなどという神をも恐れない所業を行うようになるとは夢にも思いませんでした。

これは匿名ブログだからこそ恥を捨てて書けることですが、自己啓発本などにあるような、まさに自分が大きく変わったということかと思います。

「変われた」と書かないのは、特に「変わりたい」という意識はなく変化したからですが楽器を演じたいという望みを実現するには変わらなければ始まりませんのでぐだぐだこだわらないことにします。

この変化をもたらした最大の功労者は、タイトルに記した「七田式」だとここに宣言します。

胡散臭そうだろうが、他の能力開発の寄せ集めといわれようが、ことあたしに関しては、ここがターニングポイントでして、2013年もたけなわ(笑)な今、この七田をめぐるネタをおさらいしておこうと思い立ちました。

(つづく)