2010年5月28日金曜日

メタ・ドキュメンタリーのよろこび

扶桑社が94年にホイットリー ストリーバーの『コミュニオン―異星人遭遇全記録 』の邦訳を出してました。

実は異星人にさらわれていた
ホイットリー ストリーバーといえば、『ウルフェン 』とか『デイ・アフター・トゥモロー 』を著した売れっ子作家ですが、実はオレ宇宙人にさらわれてたんだ。って告白をして大騒ぎになりました。

一時、出版界から干されていたというエピソードを読んだことがあります。

発刊当時、何気に手にした『コミュニオン』を開いて衝撃を受けました。

ネタは??なんだけど、ド真面目なんですよね。
書きっぷりが。あんまり凄いので続編の『遭遇を超えて』まで買っちゃいました。

このテのメタ・ドキュメンタリー(こんな用語ありませんよ。今、考えたました)は、とにかく面白い。

あたしのオススメは、まず人間のクローンを作り出したドキュメント『わが子はクローン 』 (デイビッド・M. ロービック著)。


衝撃のメタドキュメンタリー
ある大富豪が金にあかして自分のクローンを作る計画を進めるにあたり、科学記者であった著者を雇って記録させたという「実話」。たまにテレビでもネタになってますね。
このロービックも科学記者界から干されたそうです。

もうひとつが、以前も触れたカルロス・カスタネダ著「ドン・ファン 」シリーズ。UCLAの文化人類学を研究していた若き学生カスタネダがメキシコはヤキ族の呪術師ドン・ファンの弟子になるという話です。

以下の引用は、ドン・ファンが「戦士」についてのべた重要な言葉であります。
ドン・ファンは、ボブ・ディランの自伝にも出てますな。それによるとアメリカでは大ブームだったらしいですね。


この本を読んで死ね
“Anything is one of a million paths. Therefore, a warrior must always keep in mind that a path is only a path; if he feels that he should not follow it, he must not stay with it under any conditions. His decision to keep on that path or to leave it must be free of fear or ambition. He must look at every path closely and deliberately. There is a question that a warrior has to ask, mandatorily: ‘Does this path have a heart?’”

2010年5月22日土曜日

もんじゃで予約は野暮だろ

最近スカイツリーのおかげで人の流れが変わってきました。

見慣れない感じの独立系「歩こう会」風の中高年齢やら、妙におしゃれな感じのカップルとかが町に出没して。
虫みたいな様子の自転車乗りがわんさか猛スピードで走ってます。

近所の惣菜屋さんでも、観光客風の人が揚げ物できるの待ってたりするし、経済効果的にはウェルカムでしょうか。

でもね。そんな賑わいの影響で、いついっても、もんじゃ焼き「おかとく」に入れないだ!
ふらっと来て入れるからこそ、もんじゃじゃないか。 ふらっと、もんじゃが食べたいのよ。おかとくで。あたしは。

しかもレストランじゃあるまいし、予約する連中がいるんですわ。
こないだも中学生がおやつ食べられなくて困ってたし。

で、よもやと思って検索してみたら、あるわ、あるわ、電話番号付きで店を紹介してるブログやらポータルが。うじゃうじゃと。

はるか昔、美術展は専門誌にしか開催情報がなくて調べてはいそいそとでかけていたものです。
ある日、「ぴあ」が登場してそれから美術展がラッシュアワーのようになってしまったのを思い出しました。

愚痴ですよ。単なる愚痴ね。メディア論なんかじゃないですからね。

こんなになる少し前に、その、「おかとく」でもんじゃ焼きつついてたら、縁台サイドのテーブルで食べていた男女。

男の子がいきなり三線をつまびきだした。女の子がそしたら笛を出してね。ひょろ~って。
最高だったなぁ。風が気持ちよかった。

2010年5月21日金曜日

Barber

ちょうど中学校くらいのころ、駅前からの道に商店が急に増えたことがありまして、駅と家の中間くらいのところに床屋さんができました。

さっそく散髪をしてもらうようになりましてオトナになって引っ越すまでお世話になりました。

先だってその町に暮らす知人が近所の病院に入院したというので見舞いました。

その床屋さんの前を通ったらちょうど奥さんとばったり会って。

久しぶりやね~ってな話になりまして、「ところで、つかさん。今どこに住んでるの?」ということで今のところを告げたところ、「そりゃ奇遇ね。○○通りに”○○○”って理容室あるでしょ?私たち、そこで働いていたのよ」

なるほど、おじさんたちは元の○○○理容室から暖簾分けしてもらったんだ。

帰宅してから、近所を歩いて確認したら確かにありました。
不思議なものですね。一度チャンスがあれば散髪してもらいたいなぁ。

上野東博の横に「国際子ども図書館」という施設があります。
ここは、「子ども」になる前は、国会図書館の分室だったのです。

で、実は、地下に食堂と床屋がありまして昔よく散髪してもらってました。
(東武線の博物館駅が健在の頃の話)

先日、久々に「国際子ども」に出かけたおり、思い切って係の人に「昔、ここの地下に床屋さんがあったんですけど。どこかへ越したんですか?」と聞いてみました。
「何処へ移ったのかはわかりませんけど、床屋さんがあった場所には、免震装置が入っています。」って話でした。

落語でも映画でも、「床屋」が扱われることが多いですが、絵になるんでしょうね。

「子ども図書館」の隣に砂岩で仕上げられた可愛いビルがちょこんと立っています。元佐藤秀工務店の本社だったビルでデザインが最高です。
看板を見ると博物館関係の施設に様変わり。 町と記憶はうつろいますな。

2010年5月7日金曜日

スリー・ドッグ・ナイト ~音楽の見栄~

twitterの発言(をちょっと翻案して)を軽く引用してみますと、

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Hummel: Piano Trios
Trio for Piano and Strings in E flat major, Op. 12
(ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調Op.12)

SOUL LOVE/PV見てます。

またもや、クレイジーケンバンド
2010/04/29 15:27

Joao Gilberto「Aguas De Marco」
お昼下がりに聴くと落ち着く。

DearFriends/フレンズ

ken03909さん、Still Life(Talking)というアルバムのLast Train Homeです
昔ジョン・カビラさんのラジオ番組でも使われてましたよ

GW!!
なんだか気分が浮かれてMichelが聞きたくなりました
Remasterとかいっぱい出ててつい欲しくなる

ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」島谷ひとみのそれではありません

P.M. Dawn「Downtown Venus」ゴールデンウィーク突入ですが朝から調べ物中 気分転換しましょう

Don't Lie 聞いてる 洋楽

夜寝る時はクラッシック系を聞きます
深く眠れるよー

REMEDIOS「Island」
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とかなっております。でも本当に聴いているのかなぁ?
みんな、ほんとうは大塚愛聴いてるんじゃね~のかぁ?

読売新聞の子供向け「書評欄」に小説家の石田衣良氏が書き始めたとき「書評を書くというので、ついかっこつけた本とか選ばなければなんて思ってしまって」と書いていました。

実に素直というか、人にプライバシーを公開するときって多かれ少なかれ石田さんみたいな心理が働きますよね。

出勤時、会社のエレベータの中でもイヤフォンをさしっぱなしのあたしに、同僚が「つかさん、何聴いてるの?」と聴いてきたときは、何を聞いてきても「テレサ・テン」(笑)と答えます。
この後、対話は必ず途切れます(笑)

昔ジョン・カビラがFMラジオ番組で言ってました。

「…本当は、スリードッグナイト が大好きなのに、軟弱だって言われるのがいやで黙ってたんだ。だってみんな(レッド)ツェッペリンとか好きじゃないとバカにするんだもん。本当は、スリードッグナイトが好きだったんだ~~~~!(雄たけび)」

そうそう。気持ちわかるよ!オレもスリードッグナイトは好きだったんだよ!トム・ジョーンズもアルバム買っちゃったんだよ。