2015年5月16日土曜日

DNA検査 (2)

あたしが申し込んだのは”大手(?)”の会社がはじめたサービスですが、調べてみると結構な数の企業がやっているのですね。

この検査結果をみて自分が思ったのは「プラシーボ」の逆効果(これを「ノーシーボ(nocebo)」と呼ぶそうです)が起きうるのではないか?という疑問です。

あなたは「~ガンになる可能性が平均的な人(日本人)より××パーセント高い」。

これをみた信じやすい人は「あ~あたしは~病になるに違いない!」と。
一種の呪いのようなもの、といったらおおげさでしょうか。

検査会社の中には子供の才能を「占う」サービスをやっているところがあります。
こちらは子供の将来にプラスの効果?がある場合もあるでしょうが、悪影響も及ぼす可能性があるのでは?と思います。

前述のようなハズレの多い調査ですから「おたくのお子様は大変スポーツに向いています」なんて結果をうのみにしてオタクの才能がある子をむざむざスポーツ漬けにして人生無駄にさせちゃうとか。逆にスポーツ好きなのに絵画教室に行かされたり。

このDNAって面白くて男女、同じなんですね。

結果にはこんなものもありました。

もしあなたが女性だったら、

1.腰がくびれているタイプです。
2.居乳です。

どうやら生まれ間違ったみたいです。

2015年5月15日金曜日

DNA検査 (1)

DNA検査をやりました。

ま、年齢的に少しは贅沢させてもらってもいいかな思って約3万円弱を無形のサービス?に使いました。

オンラインで支払を済ませますと検査キットが送られてきます。
箱をあけると指示書や同意書(契約書)、それに特殊な試験管が入っています。

試験管には唾液を入れるのですが、この量がけっこう多くて、唾液の出が悪いときにお使いくださいと書かれた「レモンの写真」が入っているのが笑えます。

唾液を入れる試験管には薬品が入っていまして混ぜると検査の間、劣化しないようになっているのだそうです。

唾液を送り返して二週間くらいすると結果が出たというメールがきます。
でウェブで結果をみるわけですが。

実際のところ検査の科学についてはあまり考えずに申し込みましたので結果が出てから合点がいきました。

要するに、この「型」のDNAの人はこんな病気になりやすいといったデータを集めているわけですな。その結果、統計的に傾向を出しているわけです。
ちょっと血液型占いっぽいなと思いました。

信じると当たっているように思う。

そもそもここで「当たっている」と書いている時点でかなり占いっぽいわけですわ。

たとえばあたしの場合、喘息(咳喘息)の気がありますが、検査結果には確かにその傾向が高めになっていました。
同じく、禿げにくいってのも。今年60歳になるのに禿げてないってことはまぁ当たっていたってことでしょう。

一方、「日焼けしにくい」ってのは完全にはずれでしてあたしはちょっと日差しを浴びただけですぐ真っ赤になっちゃう。
また酒を飲んでも赤くなりにくいとありましたが、ま逆です。すぐに赤くなります。

結果が表示されるウェブのマイページにはなりやすい病気の予防法などのアドバイスがあったりしますが「アンケート」というコーナーがあります。
なにかっていうと自分の状態と検査の結果のギャップについてレポートさせるわけですな。

つまり、あたしが「日焼けしやすい」に一票投じると、あたしのDNA型の性向がその分是正される・・・と。と、こんな感じで長い間データをためて修正していく内に当たる「精度」が向上すると。

なんなんでしょうね? けっこうドグラマグラな感じがします(笑)

(つづく)