2012年12月30日日曜日

SNS言いっ放し(2)

そんな体たらくな中、Facebookについても、日本法人が立ち上がる一年前くらいにアカウントを取得しました。こちらは、完全に仕事上の勉強の一環です。

日本法人立ち上げ時に、まだ日本ではそれほど知られていなかったマーク・ザッカーバーグが来日して発表を行いましたが、のどかなものでした。

ってことでこの文章を打っている現在もアカウントは生きていますが、ほとんどアクセスしていません。スマホやタブレットからアプリは全部落としてしまいました。

なんか、いけすかない(笑)んですよね。
利用者たちのインテリぶってる感じが。
(本国でもそうだそうです。映画を見ての感想ですがFacebookの出自自体が選民思想系の企画ですからね)

メセナっぽいっつ~か、CSRっぽいというか、中小企業につとめる高学歴の幹部が集まる交流会ぽいというか、見栄と教養のぶつけあいというか?

「育児関係」の投稿を非表示にするアプリがあるらしいですが、消しても消して他のユーザーからわいてくる。
「飯」やパーティーの写真もうんざりですし、ランニングや自転車関係のトピックも見たくない。

昔、独立している建築家たちが集まる新年パーティに招かれたことがあるのですが、見栄の張りあい系ハイソ風会話にくたびれて本当に吐き気がしてきまして、以降二度と参加しませんでした。なんか野暮なんですよね。

なんてったってこっちはブルース(笑)ですからね。
もちろん旧友と連絡がつくという便利さもありますが、同僚や上司からも友達申請がくるじゃないですか。 勝手に人の写真アップするし。

その点、ツイッターはいいですよね。自分からは何も投稿しませんが、必要なニュースが必要な時にきますので。脱毛中にまでツィートしているうっとうしい奴もいますが(笑)


2012年12月28日金曜日

SNS言いっ放し

mixiのアカウントを作ったのは、いつだったのか?

なんで登録することになったのかも忘れてしまいました。流行ってたから?
その時点ではすでにネットでの多人数コミュニケーションには飽きていましたので、自分の意思ではなくて仕事なり勉強の一環だったのだと思います。

それから数年後、あるきっかけで昔の友人たちが利用しはじめました。彼らの中にはIT関係者もいますがあらかたはそれ以外の分野の連中です。彼らはそれまでのネットでのコミュニケーションについては(パソコン通信を体験していない)初心でしたのですっかり夢中になったようです。

あたしも連中に誘われたので久々にログインしようと思ったところIDとして登録したメールアドレス自体を解約していたことに気づきました。
(そのアドレスは、忘れもしない95年12月。オープン初日に取得した記念すべきリムネットのアドレスだったのですが経済的に整理するため後ろ髪を引かれながらも見切りをつけたのです。)

それなら再度アカウントをとればいいやと登録を進めたら、mixiの仕組みが変わっていました。
携帯メールアドレスも登録に必要となっていたのです。あたしは、キャリアから発行される携帯アドレスは使用しない主義なので困りました。

どんどん脱線します。

携帯アドレスを使っている人たちはネットやメール利用の素人が多く、彼らはメールを「同期型通信」と勘違いしているから敬遠しているのです。
要するに、すぐに返事がもらえると思っている人たちです。(中高生が友人関係でノイローゼになる原因ですね。メールを使うからそういうことになるのです(笑))

結局どうしたかといいますと登録しませんでした。旧友とのコミュニティにも加わりませんでした。
それほど携帯アドレス登録したくなかったんですね(笑)

実はいまでも自分の携帯アドレスには人間からのメールは一切来ません。来るのは「メールけいしちょう」と自分が作ったスケジュールアプリからのリマインダーメールだけです。
スマホになってGmailが「同期型」っぽくなってしまったので、もう防ぎようはないのですが、「こいつはメールの返事がない。あるいは遅いやつだ」というレッテルさえ流布してしまえばこっちのものです。
メールの返事をわざと電話ですることも多いです。

当初登録した際もほとんど利用していないのでmixiの中で何ができて何が行われているのか知らずじまいです。同僚たちが「マイミク」がどうだとかいっていた頃も意味不明で、マイページみたいなものなのかなといった程度でした。

(つづく)

2012年12月26日水曜日

Like a rolling stone ~オマケの2~

くどいですね。このネタ。

これから一年かけて、この曲を練習しようと書きましたが、ギターをやろうと決めた時に一度、歌を練習し始めています。

その時点では、カラオケBOXで伴奏があるので、ボブ・ディランの原曲で行こうと考えていました。
そして一度、歌詞は全部覚えましたが、ギブアップしてしまい、しばらく演っていなかったので忘れかけてしまいました。
Dr.Johnのライク・ア・ローリング・ストーン
が収録されている

再チャレンジですから、何年もかかっていることになります。
さまざまなプロの歌手もチャレンジして討ち死にしている難曲ですから途中で挫折するかもです。

ただカラオケの伴奏という意味ではDr.John版があることを最近知りましたので少し事情が変わっています。Dr.John版は、ストーンズ版と感じがよくにていますので、こちらを利用してストーンズ版を練習することができそうです。

最終的には、iRealbなり、Band-in-a-Boxで伴奏カラオケを作ってそこで練習することになります。

前回ギブアップの理由のひとつにディランのキー(ストーンズ版も同じ)が少し高くて歌いにくかったのもあります。
今回は、ボイトレでしばらく鍛錬した後のおかげでしょう、先日カラオケであらためて歌ってみたところかなり大丈夫になっていましたので状態は改善しています。
ただ、キーが高めですと「上がった」場合に歌えなくなるリスクがありますね。

余談ですが、Dr.John版は、日産のファミリーワゴン、セレナのCMで使われていたそうです。
曲が良いのはわかりますが、ファミリーカーにこの歌詞はどうなんでしょうか?
ファミリーカーに「落ちぶれた気分はどうだい?」はないだろう? (笑)

CMに使われる洋楽曲は、メロディーだけで選んでいるようなところがあって奇妙な感じを受けるときがあります。

2012年12月24日月曜日

Like a rolling stone ~オマケ~

蛇足です。
この歌の各番の最終行は、下記のように、すべて"eal"で韻が踏まれています。

1番
About having to be scrounging for your next meal.
2番
And say do you want to make a deal?
3番
After he took from you everything he could steal
4番
You're invisible now, you got no secrets to conceal.

そして、それら最後の単語の発音を不思議な歌い方していますよね?

meal:ミヨ~ル
deal:ディヨ~ル
steal:スティヨール
conceal:コンシヨール

いったいどういう了見なのでしょう?
もちろん、音的に続くサビの部分に至る期待感をあおっているというのはわかります。

はたして、ネイティブは、この発音でもフレーズを理解できるのでしょうか?
カバーしている人たちもディランの発音を真似て歌ってますが、 どう聞いても他の単語に聞こえますよね。

ここは、やはりミヨールと歌うしかないのかな・・・。

途中経過を報告するほどのネタにはなるとは思いませんが、今から約1年かけて、この曲にチャレンジしていきます。 

2012年12月22日土曜日

Like a rolling stone (7)

ストーンズの工夫のおかげで相当歌いやすくなったこの曲ですが、それでも難曲には変わりありません。

ディランの「怒り」?をどのように受け止めたらよいのか?
いや、そもそもディランは、怒っているのでしょうか?

それとも実は単純で、「ざまぁみろ」と言っているだけなのかもしれません。
でも、それなら、なぜあたしたちは、この歌に勇気づけられるのでしょうか?

ここが肝心かと。

この歌の主役は、「あなた」であるところの「Miss.Lonely」ですが、この「あなた」ってのが自分だったらどうでしょうか?

When you ain't got nothing, you got nothing to lose
(何も所有していなければ、何も失うことはない。)

根無し草(Rolling Stone)でよかったじゃないか。

さる名家での話。
企業経営をめぐる政争に敗れた父親が、自宅に戻るや寝室に籠って泣き出したそうです。
それを見ていた家族は、ケっと思ってしまったとか。
その父親のおかげでいい暮らししているわけなんですけどね、Miss.Lonely。

一方、これは本で読んだ話。

定年退職者対象に開かれた職業訓練校で、植木職人の頭の指導。
ちょっとしたことで頭に注意された男性が、「ふざけるな。俺には何十人も部下がいたんだぞ」
静かに聞いていた頭がぽつりと。「それがどうかしたか?」

(このネタひとまず終わり)

2012年12月20日木曜日

Like a rolling stone (6)

サビの部分を確認するための表を作りました。(バカです)
他の方々のバージョンも作ったら面白いかもしれません。

(図は、クリックすると拡大されます)

原曲のキーは、Cですが、Dr.Johnは、全音下げてBb。この方が歌いやすいですね。
使用しているハーモニカは、いまさらですがディランはC。ミックは、F。
Dr.John版のハーモニカはだれが演奏しているのかは知りませんがEbです。

ちなみに、ボブの三番のサビ、To have your on your ownは、このように聞こえるのですが本当のところはわかりません。巷の歌詞サイトでは記載されていませんが、当人は確かに違うフレーズで歌っています。

(つづく)

2012年12月18日火曜日

Like a rolling stone (5)

さて、工夫に工夫がなされているストーンズ版ですが、さらに重要でありがたい成果があります。

それはサビの部分です。
例の、「How does it feel?」からのところですね。
ここは、同じメロディーのところを歌詞違いで数回繰り返すところです。

しかし、原曲は歌の1番~4番の後に必ずつくのですが、繰り返しの回数も違うし、組合せやバリエーションが多く英語が聞き取りずらいところもあって暗唱するのが非常に困難です。

ストーンズも、これは厄介だな、と思ったのでしょう。
サビのフレーズ・パターンを一つに絞ってくれました。

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How does it feel?
How does it feel?
To be on your own
With no direction home
A complete unknown
Just like a rolling stone
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すべてのサビがこの6回に統一されています。
最後の行の冒頭、Just likeは、ストーンズに特有で、やはり歌の調子を整えてノリをよくするために加えた「合いの手」だと思います。


(づつく)

音楽最後の日

少し前に、地球(人類)の未来について書きましたよね。

同じように、子供の頃から気になっていたのが音楽というか楽曲といいますか、いつか新曲というものが生まれなくなっちゃうのでは?!
誰がどう作ろうが、前に誰かが作った曲と同じものができちゃう。音の組み合わせの限界に達してしまう状況です。

・・・「そのころ、人類はいないでしょう

なんてことなのかもしれませんが、さしずめ星新一ならば・・・・

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人々は人類最後の曲が作り出されるのを固唾を飲んで見守っています。
そうです。今日は、音楽の組み合わせが尽きる日なのです。
作曲するための音の組み合わせの限界が近づいているのが公にされたのは、50年前のことです。
先週、「最新曲」が発表され──────。
そして、ついに今日、宇宙最後の曲が放送で流されることになったのです。
実は、曲数が100万曲を切った時点で全ての曲のメロディーはすでに明らかになっていたのですが、音楽管理省の意向で少しずつ公開するようにしてきたのです。
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なんて具合に話が進んで最後は全人類で、ウィーアーザワールドを歌う・・・ってこれでは小松左京か(笑)。

てなことを長年考えていたら先日、GIZMODEにこんな記事が出ていました。

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音楽にネタ切れはくるのか? 数学的に検証
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やはり、誰もが同じことを心配しているのですね。
この記事によると、確かに「音楽は有限!」だそうです。

でも、大丈夫。
そのころ、人類はいないでしょう。


2012年12月16日日曜日

Like a rolling stone (4)

軽いネタのつもりで書き出しのですが、意外と長尺になってしまいました。

覚えにくく歌いにくいディランの歌ですがプロのシンガーたちも憧れる(?)曲らしく数多くの人たちがカバーしていますが、フレーズの区切りでは結構苦労しているようです。

例に出した2番をまた引き合いに出します。
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You've gone to the finest school all right, Miss Lonely
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これは1行目です。

ミック・ジャガー版では、下のようになっています。
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Yeah, you went to the finest school all right, Miss Lonely
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まず、調子を整えるために歌い始めに「Yeah!」を入れて休みの代わりにしてノリを作っています。
また「いい学校出てんだよな」の部分は、原曲が「現在完了形」であったのを過去形にしています。
実際に歌ってみますと、wentの方がはるかに歌いやすくまた覚えやすいです。

他にも随所に歌詞の工夫がありますので興味のある方は研究してみてください。
ミックが工夫したのか、彼らがディランの歌をうたうために非常に知的な活動をした後がうかがわれます。

また、ストーンズ版、Dr.John版では、3番を省略してハーモニカのソロを入れています。
3番(召使に運転させて高級車に乗っていたよね)、4番(社交界に出入りしていい気になっていたよね)は、歌詞がこんがらかっていて特に歌いにくく、一個減らしてくれたストーンズの英断に感謝です。

(つづく)

2012年12月14日金曜日

Like a rolling stone (3)

ストーンズ版選択のもっとも重要な理由に「歌詞」が整理されていることを挙げました。

ディランは、歌手ですが詩人として広く知られています。
それだけに歌詞が凝っていて覚えるのが非常に大変なのです。

追記)2016/10/15
そりゃ、大変なわけですよね。ノーベル賞ですから・・・・。

また、詩が先にあるので(想像です)メロディーにあわせて歌う時に、文節やらシラブルをリズムに合わせて工夫しなくてはならず覚えるのも、歌い上げるのも非常に困難です。

YouTubeに桑田佳祐が「Like a rolling stone」を歌っている映像がアップされていますが、途中で歌詞がわからなくなってテキトーにごまかす場面がありまして、その状況がよ~くわかります。

また、文節、シラブルと曲が独立して存在するような歌なので、ある部分は非常に早口で歌わねばなりません。

たとえば、同曲の2番は、、
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You've gone to the finest school all right, Miss Lonely
But you know you only used to get juiced in it
And nobody has ever taught you how to live on the street
And now you find out you're gonna have to get used to it 
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ですが、実際に歌う際には、
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You've gone to the finest school all right,
Miss Lonely But you know you only used to get
juicedinit!!!

And nobody has ever taught you how to live on the street
And now you find out you're gonna have to get

usedtoit!!!  
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赤字の部分をめちゃくちゃ高速で歌わなくてはなりません。
バタバタバタっと早口終了後、少し休んで最後に大声で怒りをぶつけて太字部分の言葉を投げかけます。

(つづく)

2012年12月12日水曜日

Like a rolling stone (2)

・・・前回のポストは前フリでして。要するにあらためて「ライク・ア・ローリング・ストーン」を演じたいなと思ったと。

ボブの原曲も、もちろん良いのですが、あたしがすきなのはローリング・ストーンズ版です。
グルーヴ感が良くて、ミックの声を聴いているとなんだか勇気が湧いてきます。

ストーンズもリアルタイムなわけですが、これまた当時はまったく興味がありませんでした。サティスファクションやら各種ヒット曲はもちろん耳にしていましたよ。なんなんでしょうね。あまのじゃくってやつかもしれません。親譲りのあまのじゃくで・・・って坊ちゃんじゃありませんが。

ですっかり大人になってから東京ドームの公演に出かけました。ステージのセットを建築デザイナーが手がけたってんでそちらにも興味があったのもきっかけでした。
そして彼らのパフォーマンスに触れて惚れちゃったんです。

ローリング・ストーンズとライク・ア・ローリング・ストーンとマディ・ウォーターズのローリング・ストーンは由来やらファンとアーティスト関係が微妙に絡まっていて面白いです。
YouTubeに、マディが「Mojo Workin'」歌っているところにストーンズの面々がやってくる映像がありますが愉快ですね。

ストーンズ版は、勢いもグルーヴ感もよいというのも理由ですが、ミックのハーモニカが良いというのもあります。

それと最も重要なこと。
「歌詞」が整理されている(笑)

(つづく)

2012年12月11日火曜日

Like a rolling stone

"Like a rolling stone"を演りたいなと思ったのは、かれこれ四年前。
ギターを始めようと思ってすぐです。

(まるで、すでに演じることができてるような書き方ですが違います)

昔、フォークギターを手にしたのは、ギターが一大ブームだった中学生の頃でしてスリー・フィンガー奏法などを一生懸命やっておりました。スリーフィンガーだけは得意だったなぁ。

CDは存在していませんでしたので、通信教育でない普通の教則本には音源はついていませんでした。(広義の)ロック洋楽しか聴いていませんでしたが、でもアコギでした。

そうそう!今突然思い出しましたが通信教育でクラシックギターのコースを取りました。音源としてシングル(ドーナツ盤)のレコードがたくさんついていました。当時としては豪華なものだったと思います。

もちろん、挫折したのですが、高校生になってからそのことを同級生に告げたところ、「使わないなら貸してよ」ということになり、あたしも未練がなかったのであげてしまうつもりで貸しました。

ところが!貸した相手はよほどのど根性があったようで、割と短期間に「お前の教材で練習したよ」とみなの前で「禁じられた遊び」を友人の家に集まったときに披露してくれました。
今思えば凄いことだったのですが、あまり感心した記憶がないので本当に興味を失っていたのだと思います。

さて話を戻しますと、そんな地味な一般の教則本の最初に出てくるのが「漕げよマイケル」などのトラディショナルフォークに加えPPMやらボブ・ディランの曲でした。「花はどこへいった」とか「風に吹かれて」とかですな。

"Don't think twice, it's all right"なんて原曲も知りもせずなんだか弾いていた記憶があります。
ま、ディランはそんなこんなでたいして聴かなかったのですが、でもそこはそれリアルタイムですから原点といえば原点なんですよね。不義理な原点。

(つづく)

2012年12月10日月曜日

男のミドルボイステスト曲

ボイストレーニング関係のポストでは、「ミドルボイス(ミックス?)」が課題として、たびたび登場してきますが、ロジャーの著書「ハリウッド・スタイル」のCDを聞くまでは正直謎の存在でした。

この本のおかげで、ミドルボイスがどのような状態の声なのかがはっきりとしたわけですが、あくまで独学ですので先生に直接習ったら勘違いだった、なんてこともあるかもしれません。そのあたりはご容赦いただくとしまして、裏声だろうが、ミドルボイスだろうが、声変わり後の男は、カン高い声は、なんだかこっ恥ずかしくて、なかなか出しずらいものかと思います。

そんな恥ずかしがり屋の成人男性のみなさんが、もっと恥ずかしくなれるミドルボイスの練習に最適な曲を記しておきます。


1.ラジオ体操の歌

新しい朝が来た 希望の

 歌のはじまりの「朝」の「」の部分からいきなりミドルに入りまして、歌いずらいものですからオクターブ下げてぶつぶつ歌ってる男性とかおります。

2.君が代

千代に千代にさざれの~~

この二箇所が男にはきついですよね。だから、斉唱するとき口パクの男性が多い。


とまぁ、かく言うあたしも、上記二つの歌が歌いずらい方でしたが、最近は苦にならなくなってきました。

パンダカー

先日、同僚とバスで移動中の話です。

わし 「最近さぁ。パンダみたいな車多くない?」
くま 「え? なにそれ?」
わし 「顔ンところがさ、パンダみたいなんだよ」
くま 「わかんないなぁ」
わし 「たくさん走ってるから。対抗車線見ててみ。すぐ現れるから」
くま 「………」
わし 「………こないなぁ」
くま 「どんな車なの」
わし 「だからさ黒いのよ。目の周りが」
くま 「うーん。そんな車あるかなぁ。気のせいじゃないの?最近、疲れてるんだよ。」
わし 「そうかもね。ノイローゼ(死語)かもしれないね。」
くま 「だよ。普通にテレビのんびり見たいよ」
わし 「……でも来ないなぁ」

都内を短い間ですがたしかに見かけない。
なぜ、こんな話題をフったかというと、なんだか知らないけど好きなんですよね。
その車。なんだかすっとぼけた感じで。

で、週末、自分で車を運転してると、パンダカーと次々すれ違うのです。
うーむ、ひょっとすると、あいつらは異星人で、あたしが見ているときだけパンダカーに変身しているのでは?


2012年12月7日金曜日

町の風景

さて、先日歯医者さんに久しぶりに行ったときのこと。
道中、近所の小学校の前を通ります。

折しも登校時間が終った時刻。
生徒はみな校舎におさまり、校庭もひっそりとしています。

ふと見ますと、学校の裏門のところにたたずむ二人。
一人は、この学校の生徒でしょうか。年の頃、4~6年生くらい。
そばに出勤前の父親とおぼしき男性が少年に話しかけています。

内容はもちろん聞き取れませんが、様子から察するに登校したくない子供を父親が送ってきたのでしょう。

ようやく門のところに着いたのはよいけれども、ここで子供が、やっぱり行きたくないと言い出した。って風景です。

優しそうな男性が一生懸命話しかけています。説得してるのでしょうね。
あたしが見ていたのはほんの通り過ぎるわずかな間ですが、気づくと父親がポーズを変えていました。

子供と並んでガードレールに寄り掛かったのです。
うつむく校帽。
並んで斜め上から語りかける父。




写真をとるわけにはいきませんので。

2012年12月3日月曜日

カウント恐怖症

このところ、何度か人前で演奏する機会に恵まれました。
ところが、表題のカウントがうまく行きません。

ある時は、遅すぎ。また、ある時は速過ぎ。
みんなが知ってる曲ならドラムスの人が助けてくれたりもありますが、バックの人たちも手掛かりのない場合や、あたしの演奏ペースに合わせてもらう場合には自分でカウントを出すしかありません。

ちょっと脱線しますが、自分がヘタな場合、速い方がまだマシで、とちってゆっくりになった場合は目もあてられません。ゆっくりだとヘタクソなのがもろにばれちゃうんです。(笑)

ジャンルは異なりますが先日、クラシックピアノの寸評会を見学しました。
寸評をくれる先生いわく「ゆっくり弾く練習を重ねると、意外と速い演奏ができたりするものですよ」とおっしゃっていました。

そこで思い出したのが太極拳です。ご存じのように超スローモーですよね。ただあれが瞬間的に体を自動的に動かす訓練になるのだそうです。
トモ藤田さんの著書でも、超スローな運指練習を勧めています。

さて、すっかりカウント恐怖症になったあたしは、日本語サイトだけですが、ネットで「カウントの出し方」を血眼になって検索しました。
・・・これが見つからないんですよ(泣)
うーん。みんなこれで悩まないのだろうか???

次の演奏会が迫っている!

切羽詰まったあたしは、あるライブ会場で主役のカウントの出し方を必死で観察しました。
といいますのも、フロント(ブルースハープ)の方は、そのバンドとの演奏は初めてだったのです。
いかにプロとはいえ、慣れないバンド相手では慎重にカウントを出すだろうと思ったのです。

見ると、カウントを始める前に、自分が歌う曲を小さく口ずさんでいました。何度も。

それから足で落ち着いてリズムを確認したり、腿を手のひらでたたいたり短い間ですがきちんとおちついて自分が歌いたいリズムがとれるまでカウントを始めませんでした。

そうか。まず、口ずさむのか。それからその方式で練習を継続、そして「次の機会」に試してみたところまぁまぁうまくいきました。ホっ。(ほかにうまくいかないテーマは数あれど(笑))

鍛錬と研究あるのみですね。

小樽鍋

駆け落ちするなら、小樽ですな・・・と意味不明なことをつぶやきつつ。

久々に歯科医の定期検診に行って参りました。
さんざん、衛生士のCさんのこと書き連ねていたあたしですが、彼女が出産を控えて退職したのを機にすっかり書く気が失せていた歯科医ネタです。

Cさん退職時に、「後任のTです。お見知りおきを」と紹介されたTさんの検診作業初回だったわけです。
なにしろ、Cさんだけに十数年世話になっていたわけですから彼女のやり方しか知らないわけです。

で、相手が変わりますとね。こうも違うのか!!と。
もちろん声も顔も違う人なので。力の入れ具合。サクションのタイミング。メモの取り方。対応のディテール。
ブラインドの締め方。院長の呼び方。
もちろん新しいTさんはあたしとCさんの日々を知りませんのでたんたんとチェックとクリーニングをしています。

もちろん、あたしは、Cさんの時はこうだったとかは口がさけてもいいません。
あ~、別の人との結婚生活がスタートするとこんな感じなんだろうな~~~と。

さる飲み会である男性が、鍋つつきながら、いきなりボソっと切り出しました。
「ま。ね。今の女房には言えないんだけど。子供がね。育っていくでしょ?節目節目にイベントがあるじゃない?その度に、”あ~、これって前にも同じことしてるよなぁ~~~~人生繰り返してる。”ってココロの中で思うんだよ」とため息。
他の男性が。「俺も・・・」。

どんな飲み会なんだい!

カラオケじゃなくて・・・

先日、素人の歌会を見学しました。

伴奏はピアノのプロの先生が弾いてくれます。
その参加者の歌なのですが、一様に感動系の歌っていうんですか?ゆったりとしたバラード調?というか、なんといいますか。歌い上げる系といいますか、感極まり系といいますか、自分の世界に入っちゃう系といいますか、どういったらいいのでしょう。もう少し他の感じの歌を歌ってくれてもいいのではないかと(笑)

カラオケに通じるような、歌の割には意外と淡白な感じといいますか。
もちろん、それらのオリジナル曲はみな良いのですよ。

スピードがゆっくりなので、それらの方が歌い易いと感じるのかもしれませんが・・・。

ひょっとすると歌の種類ではなくて、伴奏の先生や観客というか、「場」とのコミュニケーション醸成の問題なのかもしれません。

もちろん、素人なのでプロのような歌を期待しているわけではなくて・・・。

ほら、あるじゃないですか田舎のおじいさんやおばあさんが地元の歌を、しゃがれ声で淡々と歌うようなそれでいてこちらの心が動くような素人ならではの歌っていうんですか。

そんな歌を聴きたいです。


2012年11月30日金曜日

ドクター・ジョンだいすき

ドクタージョン大好きなんですよ。

でもね。まだCD一枚しか持ってないんです。だからどんな曲やってるのかあまり知らない(笑)

カラオケ行きますとドクタージョン版の「ライク・ア・ローリング・ストーン」ってのがあってびっくりですが、調べてみると前に日本のテレビコマーシャルで使われていた曲だそうです。カラオケになってるくらいなんだからそこそこヒットしたんでしょうね。

このエントリー書いてから、アマゾンで仕入れましたがいい感じです。途中のハープソロもイケてます。誰なんでしょう。
元歌のディランもDr.Johnも共にダミ声なので違和感少ないです。

CD一枚と一曲しか持ってなくて、じゃ、どこがファンなんだよ?と思われると思いますが外見なんです。
宝物にしているDVDセットがありまして映画監督マーティン・スコセッシが統括した「ブルース・プロジェクト」というシリーズでしてDVDが7枚入っている。
その数枚に彼が登場します。

若いんだか、年寄りだかわからない風貌(実際はいいお歳です)。
いかしたファッション。
そして、
どこかさびしげな眼。
この目なんだよなぁ。しびれるのが。

ウィ キペディアによるとスタジオミュージシャンを長いことやっていたそうで、『ライトニング・イン・ア・ボトル 』(前述のブルースプロジェクトで催された一大 ライブ)のジャムセッションのシーンで大御所のバディ・ガイだか誰かに「カモン!ドクタージョンたのむよ!」と小僧扱いされていて真面目な顔で楽譜めくっ て一生懸命オルガンを弾いてる姿がたまりません。かっこいい。

もっとCD買わねばと思ってるのですが枚数多すぎて何買っていいのかわからないでおります。

2012年11月28日水曜日

俺も昔は乗っていたんだよの時代

昔の投稿は、更に昔のブログから転載したものなので、口調が「である」調になっています。
どちらでも良いのですが、今読み直すと昔のほうが全体的に文体が老けてますな。

確かに。実感として、「あの頃の僕より今の方がずっと若い」気がします。 もちろん精神的にですよ。
そんな中、オートバイについて、おじさんが「俺も昔は乗っていたんだよ」というのは潔くないということを書きました。若返った(笑)今でも考えは変わっていませんが、オートバイを降りたことだけは宣言しておこうと思います。

何年前か忘れましたが、たしか2007年くらいだと思います。

追記)2006年の3月でした。

若い頃やった中心性網膜炎の影響で右目の視野?が狭いような感覚に襲われるようになりまして。実際には検査してもそんなことは無いのですが、とにかく視野が良くない気がしはじめまして、オートバイの運転にもっとも重要と書いた「右側の安全確認」に自信がなくなったのです。

これはいつか事故ると思いまして、即刻降りる決断をしました。

25歳の時に、瞬決(な言葉あるか?(笑))して禁煙したのに似ています。
普段はとことん優柔不断なのに本気で決心すると早いですな。やればできるじゃないって感じです。

結果、晴れて自分が「オレも乗ってたんだよ」と言って哂われる資格を得たわけですが、幸か不幸か、そのフレーズを言うチャンスはまだ訪れていません。

2012年11月26日月曜日

ブルースブラザース2000 (2) ジョン・グッドマン

さて、本題の映画ですが、一作目の「ブルースブラザーズ」の完全な続編になっています。

すべてのエピソードが前篇と呼応(コール&レスポンス)していまして、その意味でもブルーズの手法で作られた映画といえます。(←こじつけ)

オープニングは、(歌い手は異なりますが)、あたしが以前、涙したサンハウスの「John The Revelator」で、ストーリがスタートするといきなりポール・バターフィールドの「Born in Chicago」が流れます。

おはなしの冒頭から中古車会社の経営者役でBBキングが登場しますが、ブルースファンになってから見たので、いきなり。「お!BBだ!!」ってすぐにわかるので楽しさ倍増です。その意味では、おそまきながら今見てちょうどよかったのかもしれません。

だから、この作品は広義の「うちわネタ映画」ですな。一般的に評判が悪いのもわかるわ(笑)。

そして、あのジョン・グッドマンが主役をはっているのです。
知らなかった。

「ボブ・ディランの頭の中」に登場する音楽プロモーターのジョン・グッドマンのノリが妙にいいとだいぶ前に書きましたが、この映画を見てわかりました。

歌も踊りも抜群にうまい!かっこいい!役柄が良い人すぎるという意見もあるようで、確かにもう少しクセのある性格付けの方がウケがよかったかもしれません。

また子役の坊やのハープの上手なこと。踊りも歌もうまい!
千賀太郎さんの子供の頃のようであります。

エンディングのジャムセッションのシーンも凄いですね~。
特に、あたしは、Dr.Johnのファンなので登場するたびに興奮していました。

自己啓発年表

このブログは無記名ですが、ポリシー?として記名式のブログとしても成立するような品(笑)を保つように努めています。

ですが、多少こっぱずかしいことも書けるくらいのぶれ幅を持たせたくて無記名にしているわけでして、もっぱら中高年というか高年になってからスタートした各種自己啓発テーマについて記すことが多くなってきました。

恥のかきついでに、ブログのラベルに指定している自己啓発の年表を作ってみました。
暗証の歴史は長いですね。ただ、ここのところ新作を仕込んでいないので継続はしていますが、更新が行われていない感じです。






「自己啓発」ではなくジャンルを「趣味」にまで広げると、昔の投稿にありますが、太極拳が10年続きました。さらにオートバイは途中乗っていない期間がありますが、30年近く乗っていました。
若い時分に英会話を習っていた期間は当時はなかなか継続したと思っていましたが会話学校に通っていたのは、わずか4年でした。

他にもこまごました1年だけやったものなど数ありますが、みもフタもないですが、趣味ってなんなんでしょうね。 他の人は、あたしと違ってオーディオならオーディオ。車なら車ってんでず~~~~~っと続いているように思えます。自分だけがダメなのではないか?てな感じで。

この他に、最近はじめたテーマがあるのですが、継続性が不明なので今は書かないでおきます。

料理瞑想

ギターの練習は、たいてい仕事から帰った夜に行います。

ただし、お酒を飲んだ日はあきらめます。どうせ雑になるし。眠くなるし。
少し前に書きましたが、そんなわけで楽器を始めてから酒席は極力避けるようになりました。

眠くなるといえば、週末の練習ですが、家事、中でも夕食を担当した夜は必ず眠くなります。
男の料理といってもあたしの料理は本当の家の食事ですので、シンプルにご飯と味噌汁、メインのおかずともう1~2のオマケ惣菜ってくらいです。

でも、米の仕込みから食器洗いまでトータルでこなしますと食事中を除くと立ちっぱなしですのでかなり疲れます。台所の高さも関係しますが、腰にも来ますし、野菜の下ごしらえなどで量を刻みますと首も疲れます。そして風呂に入れば一巻の終わり(笑)です。

料理は、この活動事態がせちがらくて俗っぽさの塊の会社生活と比べますと完全なる調和がとれた世界なので大好きです。

カタルシスというか、ある種の瞑想効果があると思っています。
キャベツの千切りなどまな板の音で(多分)アルファ波が出ていて切りすぎたりしちゃう。

しかし、眠くなってギター練習と背反するのは困り者です。
 

2012年11月22日木曜日

ビブラート独習(2)

さて、吹きのビブラートをよくよく考えますと、要するに「歌のビブラート」と同じなんですね。
そもそも、「吸い」のビブラートなんてのはハーモニカ以外ありえないというか。

「歌」って口から音が出ている間は必ず「吹き」(笑)ですから。
そこで喉がゆれるとビブラートなわけです。
じゃ、その感じで歌ってみるか?ってんで試してみますと歌でもビブラートできるんですね。

ただ、歌で喉が揺れるのってなんとなく昔からできていましたので、もしかするとハーモニカの吹きのビブラートはできるようになった!というよりは、歌い方の応用で吹いている(吹けていた?)、とも解釈できると思います。

昔からできていた。といっても、ビブラートを積極的に意識しだしたのは、ここのところボイトレを始めてからでして、これもハーモニカの穴番号と同じく、揺れが得意な音域というかこのあたりだと簡単に揺れる。この辺りは揺れにくいというのがあるみたいです。

ある、ライブでハーモニカの名人がスロートビブラートについて「長年の鍛錬のたまもの」です。とおっしゃっていたので、これら不得意な音域や穴番であっても練習次第で揺れやすくなるのだと思います。運動の練習のような感じでしょうか。

あらためて歌手のビブラートに注目して音楽を聴きこんでみますと実にどんなに平坦に思える短い尺の場所でも小さく揺れていまして、これがプロのプロたる所以かと実感しています。
例のハリウッドスタイルで課題曲として挙げられているノラ・ジョーンズのI don't know whyをあらためて聴いてみますとビブラートの心地よさがよくわかります。

因果関係は不明ですが、ボイトレをはじめてからハーモニカのビブラートも上達したように思えます。いや、逆かな。ボイトレとハーモニカを同時にやっているので、歌のビブラートが明らかに上達しています。が正解だと思います。

ということで、今後の課題ですが、歌でもハーモニカでも高い音域でのビブラート。
それとハーモニカではベンドしながらのビブラートができるように訓練を続けたいと思っています。

2012年11月21日水曜日

ビブラート独習(1)

ブルースハープを独習していますと、ビブラートは避けて通れません。

中でも謎めいているのが「スロートビブラート」ってやつでして、教本によりますと喉の奥をクっクっクっと揺らすなんて書いてあります。
しかも、これがブルースハープの醍醐味だ!なんて書いてあるもんだからベンドと同じく、できないと とにかく不安に苛まれます。

あたしはまだかなりヘタですが、多少はできますので自分が初心者の内に、これからの入門者のために書いておくメモランダムとして記録しておきます。
なんていっても初心者なので間違ったこと書いているかもしれませんがその点はご容赦を。

あたしも謎のテクニックで敷居が高いと感じていたのですが、二つのアプローチで実現に近づけました。

1)教本付属のCDの見本を聞いて、息のリズムだけでスロートビブラートのマネをする。
自分を自分で騙している内にできるような気になってくる。(笑)

そして、本当に少し喉が揺れてくる。

そのうち、スロートビブラートを出すのが得意な穴、不得意な穴に分かれくる。
あたしの場合は、やはりAとかBbとかGとかの低めのハーモニカの1番吸い。2番吸いあたりが好きです。

2) 吹きのスロート?ビブラートが先にできるようになる。

「先」と書きましたが、実際には(1)と(2)どちらが先に発生したのか不明です。
とにかく「吹き」は、いつのまにかできていました。基礎練のスケールで上から下って最後の1番吹きで、あ~喉が揺れてるなぁ。と。

そうですね。吹きも吸いも独習してから1年以内にはなんとなく揺れ始めていたような気がします。


教本を読みますと、「吸い」の時だけ使います(使えます?)と書いてありますが、実際に震えているのが「喉(スロート)」 か腹筋の息なのかは別にして吹きの時にも、ビブラートは発生しますので、これは使わない手はないですよね。


長くなったので投稿を分けます。

ブルースブラザース2000

ブルース・ブラザース2000 』を観ました。
ブルース愛好家なら見ておけよと言われそうですが、にわかファンですからね。ま、そのあたりは許していただくとして。

本家のブルース・ブラザーズは、テレビ初登場時時代にリアルタイムで見ていました。
ご存じ、NBCの「サタデーナイトライブ」のコントのキャラクターです。日本でいえばタケちゃんマンみたいな感じでしょうか。

それが、いつのまにか本物のバンドになってしまい映画にもなってしまっていました。
ある映画評によりますと、ブルースブラザースがブルースを再発見した、とまで書いてありました。

前回、ロスに行った時もユニバーサルスタジオでは、ブルーズブラザーズのショウが行われていて大盛況でした。
(大阪のユニバーサルでも演ってるのかなぁ)

番組の中で歌った「ソウルマン」が大ヒットしてあたしはレコード屋へでかけて早速LPを買って聴きまくりました。
でも、当時は、何がブルースなのか?さっぱり知りませんでした。

・・・・きっと黒い背広来て、サングラスかけて怖いお兄さん風に決めてるから=暗めにかっこいいことにかけてブルースなんだろう。と思っていました。

音楽の一種だということはわかっていても、形式?のあるジャンルだという認識は薄かったのであります。

「ブルース」という英語が、青ですからなんとなく陰鬱なイメージを日本人は受けるのかもしれません。演歌の「なんとかブルース」も落ち込んだ気分を代弁する歌という使われ方をしていますのでますますそういうイメージになりますね。

ちなみに日本のブルースバンド「憂歌団」は、そんな訳語感をあてはめたバンド名になっていますよね。

サンハウスのインタビュー映像で「ブルースってのはね。男と女のことをうたう歌なんだよ」と言い切っています。その伝では別れを描くことが多いので確かにユーウツかもしれません。

でも、にわかファンのあたしの定義は、異なってまして談志師匠の落語の定義をそのままあてはめたいと思っています。

人間の業の肯定を歌う。

歌うだけではなくて生き様まで含めるとブルースマンの定義になります。
これにつきますな。

2012年11月20日火曜日

謎の発汗の正体

直前にポストした、発汗の正体ですが、ほぼ判明しました。
やはり、呼吸のようです。

実は、この発汗を意識するようになった頃から、ロングトーン関係の基礎練習量を増やしていまして、いくつかかなりハードコア?(笑)なロングトーン練習を取り入れ始めたのです。

要するに、長く吐き吸いするから苦しくなるわけですね(笑)
素もぐり競争じゃありませんが、苦しくなる度合いをどんどん長くしていくのですから汗もかこうってものです。

これで上手になるようでしたらあらためてまた詳しく書きたいと思います。

2012年11月14日水曜日

謎の発汗

最近~ここ一カ月くらい~、ハーモニカの練習をすると体の右側だけが異様に汗をかくことに気づきました。

特に、右の上腕部の裏側。
ほかには背中、そしてお腹から背中にかけて。しっとりというよりは、軽度に濡れたような感じです。
かれこれ遂に足かけ四年目に突入したハーモニカ生活ですが、しばらく前までは気になったことはありません。

これは?? ひょっとすると腹式呼吸のせい?
腹式呼吸が本格的になってきたから?と思いたいのですが・・・右側だけってのが気になる。

車の練習ですと右側が窓なので日差しの関係か?とも思うのですが、かれこれ長いこと車でやっていますが以前はこんなことはありませんでした。
練習は早朝か夜ですので日差しもごく弱いか、無いかですから・・・。

ま、いいかとも思ったのですが備忘的に記しておきます。


2012年11月13日火曜日

エビス

最近、恵比寿に月一の割ででかける用事がありまして。先々月、先月と今月。年内3回出向きました。
あたしがでかける場所といえば、日暮里だの北池袋だの、ほとんどわざとじゃないかくらいアンチファッショナブルプレイスばかりですが、お相手のあることですので行くときは行きます。

恵比寿といいますと母方の実家が麻布だったり、前に書いた戦時中の恋愛物語に登場するご令嬢のお宅が恵比寿でしたので子供のころに馴染んだ場所ですが、大きくなってからはさっぱりです。
ガーデンプレイスができてシャレた町のつもりになってからは数えるほどしか行ったことがありません。

ミーティングの前に軽く一人で夕食を済ませます。
ミーティング先からは、「スカイウォーク」から来た方が近いですよ。と言われていますが、出口がガーデンプレイスじゃないですか(笑)、恵比寿っていったらやはし昔の出口でしょって感じで必ず日比谷線側から町に出ます。

先月は、カレー屋さんに入りました。客はあたし一人で店の奥では3歳くらいの男の子が客席に座ってiPadで子供向けゲームをしていました。

パパが仕事中に子供を店で預かっているわけです。あたしに注文の品を出し終わるとパパは、子供の相手に戻ります。
生活感200%。

今月は、先月に目をつけていた蕎麦屋に入りました。
ガラっと扉をあけると客は、やはりあたし一人。ぼんやりしていた店主はあわてて厨房に入ります。
二階から中学生の女の子が降りてきました。

「パパ!!腹へった!」
「何、食べるの?」

女の子はカレーうどんを注文して客の席で待っています。
あたしが頼んだそばが出てくると子供もカレーうどんをすすりはじめます。親子は、あたらしいDSゲームの話をしています。
母親も降りてきて会話に加わります。

静かな店に、二人の麺をすする音が響きます。
生活感300%。

来月のターゲット(また蕎麦屋だけど)はすでに決めています。
まだまだ恵比寿も捨てたもんじゃありませんな。

2012年11月12日月曜日

英語の勉強、後日談

高校生くらいから英語の勉強はさほど嫌いではありませんでした。勉強は総体として好きではありませんから、好きではないけど・・・語学には興味がある。ってな感じ。

前にも書きましたが資格として英検1級を取得しました。20代後半のことです。TOEIC(当時、出始めでした)の点は忘れましたが高得点をとるテクニックがありまして悪くはなかったです。
でも、所詮、英検1級だからってヘタなものはヘタです。大して聴けないし喋れませんって。

今、50代で、20代の留学後は、ずっと日本で暮らしていますし英語を使う用事も無く、当時のヘタレな英語はさらに磨きをかけて錆付いています。

ところが、このところ急に英語を使う用事が増えてきまして、再勉強の必要を強烈に感じました。
英語については捨てるほど自己啓発書や教材が出ていますが、あたしの長年の結論(妄信?)は、「音読」です。できれば「暗唱」が良いのですが、時間も根性も必要なので、ここは妥協して「音読」としました。

最適な教科書を決めて、只管音読をする。
こう方針を決めたのが2011年4月。今から1年半くらい前ですね。
詳細は、以前書きましたが、続けてます。細々と。ハーモニカの練習ほど懸命にはやっていません。
細々です。

そして先日、英語を仕事で重点的に使う用事(会議でいきなり発言・発表を振られること)がありましてわかりました。

この歳になり英語が上達していたのです。ほんの少しですよ。でも、微妙に違うのです以前と。
具体的に書けると良いのですが、 微妙な違いでして。たとえば関係代名詞の使い方が上達しているとか。

あととても重要なこと!
発音が(こちらは明らかに)とても上達していました。
これは音読ももちろんあるのですが、ハーモニカとヴォイストレーニングと英語のブルースソングを歌うようになっているからだと思います。

それらのせいで腹式呼吸が大分身に付いてきたのと声の通りが良くなったことで、英語による発表の際に以前と比べて深みのある発声ができるようになっていたのです。
自分でもびっくりしました。

後、ブルースソングを人前で演奏するようになっていることで色々なことを恥ずかしがらなくなっているのも大きいかもしれません。自分を捨てちゃう感じといいますか、日本人のヘタクソな英語で突き進む(笑)みたいな。

偶然の複合的自己啓発活動の賜物といいましょうか。
こつこつの力ですね。10代で気づいていたかった・・・。

2012年11月8日木曜日

スズキ SUB30

新型のハーモニカSUB30を買いました。

まだ、それほど使っていないのですが、自分的には口あたりがちょっとボテっとした感じで分厚い感じがします。

あたしは、メインのハーモニカは、ホーナーのスペシャル20かスズキのハープマスターにしています。この二種は、異なるメーカーの同じクラスの品物でして、車でいいますとトヨタのカローラと日産のサニー(古い!)といったところでしょうか。

SUB30の口当たりは、スズキで言えばMANJI、ホーナーで言えばブルースハープのようなブレードのあるタイプではなくヌメっとしたスタイルは、ハープマスターやスペシャル20の系譜といえます。

スペシャル20とハープマスターは、吹き心地もよく似ています。ただ、若干、ほんの少しだけハープマスターの方が大きいのです。
その「大きい」感じが誇張されたのがSUB30のボテっとした厚さの感じです。

だからスペシャル20から持ち替えて使うと大きさの違いが気になります。
また、内部構造が複雑なせいか吹き音も注意しないと異音が出てしまいます。
結構デリケートなのでは?
自分が下手なせいか、吹き吸いの際に、普通のやつとくらべてやや力が必要にも感じます。

追記)2016年6月

その後、SUB30についてはまったく練習をしていません。ま、ノーマルのハーモニカだってまだまだなのに10年早いよって感じでしょうか。
ただ、最近、ブルース以外のポップス系の曲を練習する機会が増えてきたので活躍する場面があるかもしれません。

その時にはあらためて。

2012年10月22日月曜日

タングブロックに関する余談

まったく余談です。

Adam Gussowのビデオでタング・ブロックを解説している回があります。
その中で、「タングブロックについて、いろいろ下ネタはあるけど、それはさておき・・・」のようなくだりがあります。

ライブなど他の場所でも、演者さんたちから、それっぽい話題が出ることもあってハーモニカのタングブロック奏法についてはみんなの卑猥な想像が脳裏をよぎるようです。
そんな妄想というか伝説といいいますか、「タングブロックが上手だと女性にモテる」という話をよく聞きます。

この話を耳にするたびにばかばかしいので反論はしませんが、心の中でそれは変だぞとつぶやいています。
タングブロックが仮に想像通りの「効果」を及ぼすとしても、その効力が発揮されるのは、「モテた後」だからです。

「モテる前」ですと、お相手には、当人がタングブロック巧者かどうかわからないですよね。
「モテる為に」、オレは、タングブロックが上手なんだぞと威張った途端に、軽蔑されてモテなくなるわけですから、事前のアクションとしては無力だと思うのです。

でも、相手の女性が、他の女性に口コミを伝えるというのはあるかもしれませんね。そこから評判が評判を呼び??男同志はそれに類する話はまずしませんが、女性同士は結構するので・・・・・・まさかね。

そのまさかのためにタングブロックに精進しておいた方がいいかも。

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追記します。どなたかのブログで、とある巨匠が「彼女も喜ぶタングブロック」と言っていたと書いておられました。この表現はすごく正しいですよね。すでに彼女がいるわけですから。
おそらく、大モトは、こんな表現だったのが伝わる内に曲解されたのかもしれませんね。

2012年10月19日金曜日

トレインバンプの現状

末尾に、追記あります。
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基礎練習のひとつにトレインバンプをやっています。
ハーモニカのキーはFで、iReal book(iPhoneアプリ)で適当にCのロックの伴奏を流して一曲分続けるだけです。

以下、すごくまだヘタな人間が書いているということを前提でお読みください。
いつか上手になったとして、その時にはきっと今の苦労を忘れているかもしれないのであえて今、記しておきます。

トレインバンプは、汽車のシュッシュッポッポという音をハーモニカでまねて出すテクニックですが、吹き始めの人でも割合それっぽい雰囲気を出せます。

ものの本には、「チャカフク」という感じで吹き吸いするとやりやすい書いてありまして、そんな感じの「口調」で吹き吸いしますと本当にいい感じになります。でも・・・・・・

でも、そのやり方で速いバンプを2分くらい続けますと、もたれるというか追いつけなくなります。

その原因の一つは、「チャカフク」が腹式呼吸ではなく舌の動きで口元だけで汽車のマネをしているので舌が疲れてきて呂律がまわらなくなるからです。ちょっとした味付け程度のバンプでしたら「チャカフク」でもいいかと思いますが、曲の始まりで雰囲気作りにえんえんとバンプを続けたりする場合には通用しないと思います。(プロのライブ演奏でそういうのが多いので)

もう一つの要因は、呼吸が続かなくなることです。チャカフクと音を出してはいますが、実際に息を吹き吸いしているわけではないので苦しくなって途中で息継ぎが必要になります。
でもチャカフク方式ですと息がみだれ息継ぎの後からリズムが乱れてどうしようもなくなってしまいます。

そして1年近く続けているうちに「あ~チャカフクでは無理だ!」とわかりました。(遅いよ(笑))
で観念しまして、「本当の吹き吸い」でやってみることにしたのです。

要するに、「二回吸って、二回吐く」のです。

これが、言うはやすし行うは難しでして、スピードが速くなるとまったくできません。
でも、そこを遅いスピードから徐々に速くして真剣に細かな腹式呼吸でキュッキュッ(二回吸っている)ハッハッ(二回吐いている)、キュッキュッ(腹膨らむ)・ハッハッ(腹へこむ)とやってるとだんだんといい感じになってきました。

そして、ここが現状の「コツ」をつかんだと信じている部分なのですが、息継ぎを、その超短い「キュ」のはじめの一回分で鼻からまさに「キュ」っと「一つまみ」分だけ空気を入れるようにするのです。
 キュッと高速で吸うので、小鼻が縮むような感じです。
本当に縮んでいるとかっこわるいかも?と思い鏡をみてやってみたら大丈夫でした(笑)

この鼻からの吸いを4回(※後に修正記事ポストします!)に一回程度行うことで伴奏のリズムとタイミングがあい、バンプのリズムが崩れることがなくなりました。息継ぎができるようになったのでどんなに長いインターバルでも同じリズムでトレインバンプを行うことができます。
(いつかはくたびれるはずですが、腹式なので舌よりは根性があるようです)

冒頭に書きましたように、あくまでも足かけ3年目の初心者がつかんだと信じているコツなので間違っているかもしれません。

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追記(2012年10月23日)

ちょっと前にトレインバンプ練習の現状を書きましたが、追記・修正いたします。

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この鼻からの吸いを4回に一回程度行うことで伴奏のリズムとタイミングがあい、バンプのリズムが崩れることがなくなりました。
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上記の部分ですが、自分の練習をよく見てみますと、「4回」ではなくて「8回」でした。
1小節で8回(吸吸吹吹で1回と数えます)繰り返しますが、その8回の第1回目に、キュッっと鼻からひとつまみ空気を吸う感じでした。

考えてみれば4回に一回では多すぎますよね。

2012年10月15日月曜日

魔女モティとねりこ屋のコラル

柏葉幸子さんの作品は、いずれもなんとな~くびみょ~~~に暗いスパイスが効いてまして。

それが、割と低学年向け児童文学なのに、なんともいえない味わいを醸し出しているのだと思います。宮崎駿さんが気に入るのもよくわかります。

『千と千尋の神隠し』製作の発端となったと聞いていますが『霧の向こうの不思議な町』といった代表作をはじめ、ココロに残る著書がたくさんあります。
今は、新刊ということで『バク夢姫のご学友』というのを読んでいるところです。


amazonで高値が
ついていてビックリ
そんな中、あたしが特に気に入っている『魔女モティ 』というのをご紹介します。

「魔女モティ」は、一応シリーズ作品でして二作出版されています。一作目が、まんまですが『魔女モティ 』。二作目が『魔女モティ とねりこ屋のコラル 』というタイトルです。
嗜好の話なのでお許しいただくと、一作目は普通の子供向けファンタジーなのですが、二作目の「とねりこ屋」。これが凄い。

一作目でも魔女モティは、実は脇役なのですが、二作目では、魔女モティはタイトルに登場するだけで、お話にはほとんど出てきません。

というのも、魔女モティが行方不明になってしまったのを小学生の女の子が捜索するというプロットなのですが、話の展開や舞台設定、頭に浮かぶビジュアルシーンが素晴らしくてまるで映画を見ているような展開です。


思うに、目端の利く映像制作者は映像化をもくろんでいるのではないでしょうか?
SFやファンタジー文学には映像化できるもの、してはいけないもの(笑)、できないもの、アニメはいいけど実写はダメなものとか、アニメでもうまくいかなかったとか、もともと不向きなものとかが多い(※)ですが、この作品はアニメ化にオススメです。


※ル・グウィンのあれとか、トールキンのあれとか、フランクハーバートのあれとか、C.S.ルイスのあれとか・・・・以下、えんえんと続く。

2012年10月12日金曜日

ギター練習 ~外伝:眠気対策~

ギターの練習をしていますと、なぜかかなりの割合で必ず強烈な眠気に誘われます。
なにかリズムに関係があるのでは?と思います。

食後や入浴後に練習をしているので、眠気が襲うのは自然ななりゆきですが、もう練習をやめて寝ちゃうしかな~い!と思って切り上げて、ちょこっとパソコンに向かったりすると、なんのことはないさきほどまでの猛烈な眠気はどこかへ行ってしまっているんですよね。

この眠気ってのは、ひょっとすると単に集中力が途切れているだけなのでは?と考えています。
要するに初心者特有のだれ症状だと思います。
みんなが、あたしのように初心者ではないかもしれませんが、ネットで検索するとかなりな人がギター練習と眠気について触れています。

不思議なことに練習の時間帯にもよると思いますがハーモニカの練習で眠気に襲われることはありません。ハーモニカがエアロビックな"運動"だからだと思います。
(ただし一セッションで90分を超えたあたりで集中力がだれてきます)

ギター練習における集中力を短期で鍛えるのは難しいと思いますので、直截に眠気を退治する対策を講じました。
ほかのサイトからの孫引きですが、一応列挙しておきます。

・眠気覚ましチューイングガムを噛む(ここぞという時に噛み始めます)
 ※スルメを噛むとよいらしいんのですが、歯磨き後なので不採用
・みみたぶをマッサージする
・膝の裏をマッサージする
・一旦練習を止め、10分ほどパソコンに向かう

一番有効なのが仮眠をとることらしいのですが、そのまま寝入ってしまうので却下(笑)
俗説かもしれませんが、パソコンに長時間向かうことが睡眠障害の原因となるというのを聞いたことがありますが、実際目が冴えます。
本当に疲れていて眠らなければいけないのに無理にギターの練習をするのも考え物ですので、なにごともほどほどにってことかと思います。

追記(2012年11月11日)

少し前に、ギターの練習と眠気について記しましたが、なぜか、ここ一週間くらい前から眠気にあまり襲われなくなってきました。

原因は思い当たりません。経過観察が必要かと思いますが、ひょっとすると多少集中力が増してきたのかもしれません。

そうだといいのだけど。

2012年10月3日水曜日

練習私案~追記~

練習私案のまとめページ作りました。

これはハーモニカでもギターでもそうなのですが、練習を日課にしていますと、どうしても練習ができない日がでてきます。

たとえば、親戚づきあいの日とか、ミーティングが続きおまけに夜は酒の付き合いとか。
先日、はずせない飲み会がありまして割と公式な食事の会でしたのであっさり終わると思い会食中はアルコールをやめてノンアルコールビールに徹しました。
帰路、カラオケボックスで練習しようともくろんだのです。

若い人間ではないのでその程度のワガママは通るのですが、やはり飲めるのがわかっているのに酒を飲まないということで気おくれが生じ、それだけで結構疲れました。
また、結局宴も盛り上がってしまい、練習はできずにまっすぐ帰宅するハメなりました。

このあたりの「練習したくてもできないストレス」というのは楽器学習者はみな持つようでしてトモ藤田さんの本にも触れている箇所がありました。

そこで自戒の念も含めて一項付け加えたいと思います。

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練習できない日があっても焦らない。
練習時間をねん出する努力はするものの、無理して練習を入れ込むよりきっぱりあきらめる時はあきらめる。
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2012年10月2日火曜日

ブルースのこと(2)

ブルースってちょっと・・・いや、かなり落語に似てるなと思います。

懐かしいトム・ジョーンズ
も出ています
同じネタ(曲)を色々な演者が、自分の持ち味で歌いますよね。
好みの噺家(ブルースマン)のこのネタが一番だ!みたいな感じで。

埋もれていたネタを後の時代の演者が味付けをしてヒット作にするあたりも似てるなぁと。
マジックサムやそしてその後の、ブルースブラザースの「スウィートホームシカゴ」のような例ですが。

ま、この辺りはブルースに限らず普通のロック(ポップス)音楽のカバー曲の世界やクラッシック音楽でも同じようなものなのかなと思います。
でも、一番大きな特色は、ブルースの場合は描かれている歌詞の世界が実に落語に似ているのです。
特に、浮気───他のジャンルですと普通の失恋とか幸せな恋の歌は多いですが、浮気をモロに扱っているのはないと思います───特に、「間男」の歌があるのはブルースならではではないかと。
続いて、金(こちらも浮気に続いて、女との金銭トラブルの歌なんてのがあってイケてます)、自分勝手、犯罪、クスリ、博奕、裏切り、放浪、放蕩、貧乏、自慢、暴力、バカ、しくじり。

マーティン・スコセッシが総監督を務めた 「ブルースプロジェクト」という凄いDVDの映像シリーズがありますが、そのどれかで音楽監督が、

「ブルースマンの先人たちは、名人ということで尊敬されていますが、社会人としては尊敬できない人も多い。女にだらしなかったり、裏切ったり、中には実際に殺人まで犯した人もいます。でも、音楽は音楽ですから・・・」

という発言をしていました。

つまり、ブルースが描いているのは「人間の業と、その肯定」(立川談志による落語の定義)ですよね。
これが人を惹きつけてやまない魅力の根源だとおもいます。

~わかっちゃいるけどやめられない~

~それはそれ、これはこれ~

かな。

2012年10月1日月曜日

ブルースのこと(1)

ブルースは、自分の生活とまったく関係ないと思っていた分野ですが、たまたま流れで結構な分量接することになりました。

・・・というか、ハマりました。今頃。

ギターの初心者練習法にブルースがいいんじゃないか?とめちゃくちゃなことを書きましたが、自分の生活を眺めてみて、ブルースにすると継続に至る要素が結構あって本当に良いのでは?と思っています。

自分の良くしっている曲がブルースだった!と知ってどんどん興味が広がったり。

たとえば、若いときTusk を良く聞いていたのですが、ブルースバンドだったのか?とか、もちろん、オールマンブラザーズもクリームも漫然と聴いていましたが、今(遅いですが)、え?!これってそんなに有名なブルースの古典だったの!?みたいな。

サンタナ のブラックマジックウーマンなんて擦り切れるほど聴いていましたが、ブルースだったんですね。
ま、行き着くところジャンルなんてなんでも構わないのでしょうが。

興味の枝葉が広がると、こっちのCDも聞いてみよう、ミュージシャンのことを知ってみよう、とかライブにでかけてみようとか、映画(たとえば『キャデラック・レコード』とか)観てみようとか、本も読んでみようとか、どんどん広がっていくので継続力の源になるのではないかと思います。
ま、どんな趣味でもそうなのかと思いますが。

(つづく)

2012年9月29日土曜日

楽器とケガ(2)

ギター復活に際して、万が一のためにいくつかケガ予防の工夫をしました。

1)ミニギターにした

エレキギターはとにかく重くてたまらんと思っていました。首や肩は凝るし、座って練習すると背中や腰も痛くなる。先生に習っていないので悪い姿勢だったりもするのでしょう。
腕にも負担がかからなくなるのでは?と勝手に想像し、結局ピグノーズのミニギターにしました。

結果は今のところ良好です。指をストレッチしたときの負担も少なく重量もぐっと軽くなりました。
ネックを握りやすいので、少し早目のフレーズでも指がついていくように思えます。

2)足台を買った

腕の怪我の前も、座っての練習では腰痛になったことがあります。(その時も医者に行きました)
そこで立って練習に切り替えたのですが、譜面台のセットやら重いやらでそれはそれで結構つらいものがあります。今回、クラシックのギタリストなどが使っている足台を買ってみました。
腰にだいぶ良いみたいです。

腕の痛みも腰も、重さも十代だったらまったく問題にならないことかもしれません。
でも、中高年は健康面でもある程度防衛対策をしないとせっかくの趣味をあきらめなくてはならなくなるかもしれません。

3)ちゃんとしたギターストラップを買った

これまでオマケの物を使ってましたが、Tシャツ姿の時なのどは首の部分が擦れてヒリヒリするので肩や首にやさしい布製のものを買いました。
ちょっとの出費でこれほど快適さが違うとは思いませんでした。

ま、道具を変えたからと言って演奏が上手になるわけではありませんが、ま、じたばたしているということで(笑)

2012年9月28日金曜日

楽器とケガ(1)

前回の投稿で腕のケガのことに触れました。

今年のはじめくらいに左腕の前腕部(肘から手にかけての部位)の関節と筋肉に痛みを感じました。
最初は、肘関節。これは、ギターだ!と思いすぐに整骨院に通いました。
ところが痛みの部位が変わっていったのです。

肘の痛みはすぐに消え、次は前腕の「ふくらはぎ」に相当する部分、裏側の柔らかいところに疼痛(とうつう)を感じるようになったのです。痛みの種類は、(やったことのある人にしか通じませんが)軽い肉離れのようなチクリとするにぶい痛みと時に表側の筋肉ににぶい痛み。

ギターでは腱鞘炎がおなじみの怪我ですのであたしは腱鞘炎をただちに疑いました。
それから治療に通うも、あまり改善されずに何か月もたちました。

痛み自体は、弱いものなので普通の生活にはそれほど支障はありませんが、ちょっとした角度で痛みが走ります。典型的なのは、折り畳み椅子などをたたんで運ぶような動作。
見た目は健常そうなのに、ミーティングの後片付けとか手伝えないのでつらいところがあります。(実は今もそうです)

女子高校生がひょいっといくつもパイプ椅子を片付けているわきで情けない思いをしたこともあります。(女子高校生と何やってんだ?(笑) )

なので、通常生活はだましだましできても、ギターを再び触ると症状が悪化するのでは?
と思い暗い気持ちになっていました。

そんな中、実は、当初他にも?むむ?って思ったことがあるのです。

当時、ハーモニカではある難曲に挑戦していました。(いつか書きます。今は恥ずかしいので)

追記2016/12/20)「いつか」が来ました。
オレンジ・ブロッサム・スペシャル( Orange Blossom Special)」です。

できないフレーズをとにかく(見たことないですが)まさに鬼のように繰り返し練習していたのです。
その時、ハーモニカを支える左手ですが肘の角度が長時間固定されていまして、しかもヘタクソですからガチンガチンに固まって練習していたようで、フレーズ練習を終えた後、腕を広げるときに筋肉が固まったような感じになって痛みが生じたのです。大げさにいうと持ったままの形って感じ。
その場ではもみほぐしたりしたのですが、違和感が長時間消えませんでした。

今回の疼痛は、それが遠因だったかも?との疑いが脳裏に浮かんできました。
症状が改善しないまま半年がすぎて、ある日、自分の怪我の原因はギターではなくてむしろハーモニカの方ではないだろうか?
ギターのは、すぐに痛みが消えた肘の部分だけで、ギター原因は治っているかも。

思い切ってギターに触ってみました。おそるおそる。
そして、どうやら例の痛みは残っていてもギターの練習では悪化しないようだと思えてきました。
むしろ、ハーモニカの練習の方が影響あるようです。

これは途中経過なのでなんともいえませんが、とにかく当時は本当に死に物狂いで曲のコピーをしていましたのでちょっとやり過ぎだったのかもしれません。

過ぎたるは猶及ばざるがことし。
ハーモニカの練習をするときは、腕の曲げ伸ばしを定期的にしましょう。
特に中高年の方々。

追記2016/12/20)その後、治っています。不思議です。もっともギターの練習をしなくなっているので自然治癒でしょうか。

2012年9月27日木曜日

ギター練習私案(3)

練習私案のまとめページ作りました。

私案の(1)で「基礎練習」って書きましたが、じゃそれってなによ?ということになりますね。
これは、もう少し時間が経ってからでないと立証できないので、一応、現行の内容をということでお許しを。
後でやっぱりヤメタってなるかもしれないし。

正直、いろいろな教本にお金を使いました。これもみんな(笑)と同じです。

で、これは後で書きますがちょっと腕をケガしましてここ6か月ほど練習を休んでいました。
一時期、もうギターだめかも?と大げさですが絶望的になったこともあります。

その間につらつら考えて、復活したらこれで勉強しよう!と思って再スタートした「基礎トレ本」が。

ギターがうまくなる理由 ヘタな理由 』(野村大輔著)
 ・音を大切にして、いくつか選んで少しずつ。

カタチではじめるブルース・ギター 』(田光マコト著)
 ・これは、前に一通りやっていますが、あらためて全曲少しずつ

の二冊です。

練習を休む前、 私案(1)でも触れているトモ藤田著「耳と感性で・・・」の基礎練習をそれだけ半年くらいやっていたことがあります。
ここで行っていた練習は技術的にはともかくも「血」の中には非常に強く残っていて今回復活した際に、非常に役にたっていたことがわかりました。
どこがどう?ってうまく説明できないのですが。やっておいてよかったなみたいな。
(ブルースハープと協調したってのもあると思います)

ギター復活できただけでも幸いなので、少しずつこの二冊やっていこうと。
そして、中断前にやっていたゲインミュージックスクールの楽曲を課題曲としてやっていこうと思っています。

ということでまずは、基礎練習のちょっと長めの練習曲をミニ課題曲ってことにしています。

ゲインの曲の方は超ヘタクソですが、一応数曲分進んでいました。
基礎練習で腕のケガと折り合いがついたら楽曲に入りますが、焦らずに絞り込んだ曲を復活させつつ課題曲にしようと思っています。

ピグノーズギター

今年初め、左の前腕(腕のふくらはぎ)と肘周りの筋肉に痛みが出てギターの練習を休んでいました。(練習量は少ないのでギターが原因かどうかは不明です)

整骨院で治療を続けて痛みが軽減してきたものの、いかにもギターで痛めそうな部位なので再び触るのが怖くなっていました。50歳過ぎてからの再ギター挑戦なので筋肉もヘタっているのかもしれませんし、もうダメかもとかなり暗くなっていました。

さて、前置きが長くなりましたが、ひょっとしてミニギターなら負担が少ないかも?と思い購入に踏み切りました。(比較的安い賭けですし)

弾いて見ますと、レギュラーサイズのギターに比べ圧倒的に各部位への負荷が少なく楽です。

到着してから、少しずつ筋肉を慣らしているところです。ギターの色も想像通りでかっこいいです。

ブルースハープ用に以前ピグノーズのアンプも購入していましたので奇しくもお揃いになりました。

教本のお手本を聴きながら練習していますのでちょっと不体裁な使い方ですが、VOXのミニプラグアンプを差し込んで使っています。(9V電池の節約にはなります)

・・・と、こんな使い方ですとピグノーズに関しては本末転倒ですが、内蔵アンプ(スピーカー)無しのものがあればもっと軽くていいのにと思います。