2017年11月27日月曜日

あたしの音楽練習表

前回、ボイトレの基礎練習について項目を立てたので、あたしが使っている練習用の「表」についても書いておくことにします。

右クリックしてDLすると見やすいです
と書きましたが、


この表を作った主たる目的は、二つあります。

一つ目は、やるべきことを忘れないように。
二つ目は、習ったことや、覚えた曲を満遍なく長期にわたって練習なり親しんでいきたいなと思ったからです。

自分で記録なりメモをしておかないと、ついつい好きな(どれも好きといえば、好きですが、その時に集中している)曲ばかりやってせっかく覚えた曲を忘れてしまったり、さらに細かいところを詰めていくはずのものがおろそかになったりするので「前回、練習したのはいつか?」がわかるようにしたのです。

本職じゃないので練習時間には限りがあります。あたしの場合は、一度の練習セッションが学校の授業時間と同じ90分が限界なので、あれもこれも全部やるわけいはいきません。(それ以上長くてもだれるだけです)

そこで、すでに一度人前で披露するところまで行った曲~これを”持ち曲”と呼んでます~については、毎回の練習時に、少しずつサイクリックに回していくように心がけています。

表からもわかりますようにハーモニカと歌の基礎練習で30分は必要ですから残りの時間はセッティングや片付けなど考えると正味は、50分しかありません。

ちなみに新曲を耳コピーするのはなぜかカラオケボックスではやる気がおきなくて、これまでずっと車の中でやっていました。友人にそのことを話したところ、彼も同じそうで空間の距離感と関係があるのかもと言っていました。

ただ、前立腺を患ってしまった今となっては車の中での練習は最小限にとどめてますので当面、新曲を投入するのは厳しいかなと思っています。

補足)
表にある「体操」の詳細はこちらを参照。
同じく「ロングトーン」と「シャッフル」です。

2017年11月17日金曜日

決定版? ボイトレ基礎練習メニュー 

元はといえば、声が通りにくいのをなんとかせねばと独学で学び始めたボイストレーニングですが、ブルースハープを演るようになって、じゃ歌も演るか、と発展し、どうせなら先生に習おうというところまで来ています。

最初に、教本を買ったのが2010年ですからもう7年もほそぼそと続いているわけです。

ハーモニカもそうですが、いくら先生についていても練習をしないと何も進歩しないわけでして先生との時間は、ダメ出しだったり、ちょっとした口伝だったり、「芸談」だったりするわけです。

中でも最近、「芸談」は大切だなと思うようになりました。
先生が尊敬しているミュージシャンやら体験は、ある種の口伝でもありますし、それが練習の肥やしになっていっている気がします。先生から聞いた情報で新しい音楽を聴き始めたり、ライブにでかけてりするようになって親しむ環境も広がっていきますよね。

ということで自分で練習する際の「基礎練習」ですが、「これだな!」という決定版かと思われるものに行きついてきましたのでご報告しておくことにします。参考になれば幸いです。

『“歌う力”をグングン引き出す ハリウッド・スタイル 実力派ヴォーカリスト養成術』の著者、ロジャー・ラブは基礎訓練はバレエダンサーがいきなり踊り始めないで必ず準備運動から始めるように歌も準備運動が必要。毎日、45分かな。と言ってますが、こちらは歌手じゃないんだから基礎連だけでちょっと長すぎますよね。

そこで、あたしは各種教本から抜粋した基礎練習をプレイリストに集約させて全体で約15分の短縮版を作ってみました。

あたしは、この前に、まずラジオ体操第一と首の運動をしてからハーモニカの基礎練習を20分程度やってますので、あわせるとやはり40分程度基礎練習をしていることになります。昔体操は、ストレッチをしていたのですが、ラジオ体操の方が尺がはっきりしているのと総合的に体を使えるのでこちらにしました。カラオケボックス内でラジオ体操しているのは不気味です。

実際に、この15分を実施することで、声量も大きくなってきましたし、これまで歌えなかった曲を歌えるようになったり、ムラ(歌えなかったり歌えたり)のあるミドルボイスの出し方がわかってきました。

特に『本当に歌がうまくなる1ヵ月ボイトレ・プログラム 』(野戸久嗣著)は、行き詰まり解消に本当に役に立ちました。素晴らしい本だと思います。

下のリストの中で曲名に「short」とあるのは、MP3の原曲を一番、ピッチが高いところまでのものに”つまんで”尺を短く加工したものです。(それ以外はフル尺です)

掲載本の項目には、以前から紹介している著者の名前を入れてあります。
ラブの曲だけ解説しておきますと、付属CDの最後に収録されている練習(15分ほど)の内、オクターブジャンプと呼ばれている部分の「GI」と「GA」だけを抜き出したものです。(最後の「MA」は母音がGAと同じなので割愛しました)

----------書籍一覧----------
○『レッスンCD付 ボーカリストのための 高い声の出し方~ミックスボイス・ホイッスルボイスをマスター!!』(DAISAKU著)
○『奇跡のハイトーンボイストレーニングBOOK 』(弓場徹著)
○『“歌う力”をグングン引き出す ハリウッド・スタイル 実力派ヴォーカリスト養成術』(ロジャー・ラブ著)
○『本当に歌がうまくなる1ヵ月ボイトレ・プログラム 歌詞を上手に表現できるともっと歌はうまく聴こえる』(野戸久嗣著)
-----------------------------


2017年11月8日水曜日

がんの話、ココロの調整について

前立腺がんが発見されて、治療をして、肝心のがんではなくて生体検査の後遺症で慢性前立腺炎になっちゃったという笑えない話をこのところ書いていますが、やはり一番怖いのはがんそのものです。

すでに記してありますが、どのあたりで一番悩んだかといいますとやはり治療法の選択の部分です。がんには、これしかない!という感じじゃなくてあれもあるこれもある、でもこちらを選んだらこっちはもうダメかも。果たして自分のとった選択は正しかったのだろうか?その挙句、結局後悔するのではないか?と悶々とします。

あたしの場合は、セカンドオピニオンを選択して放射線治療にしたわけですが症状によっては選べない場合もありますし、医者同志はたいがい他の選択肢に批判的です。こちらの受け取り方によっては脅しに近い発言をするときもあります。

ま、要するに暗い気持ちになるわけで、実に身も蓋もない話です。

そんな気持ちの時に自分にとって一番役に立った気分転換法を書いておこうと思います。


それは「家事」です。特に料理と後片付けは最高です。

これは、料理や洗い物というのが一番生活に密着していて避けることのできない最重要ルーティンでくよくよしている(形而上的なくだらない(笑)こと考える)ヒマがないといいますか、野菜やら材料の下ごしらえは段取りも求められますし、千切りなどは瞑想に近い感じがします。
何しろ料理は忙しいし。
趣味やスポーツと違って生活に必需なことなのでイヤになっちゃった~みたいに止めたりできないのもよいと思います。
(実は仕事でトラブルがあって気分が落ち込んでいた時にも家事の最中に同じことを感じていました)

もちろん根本的な問題(例えば病気が治るとか)は解決しないのですが、なぜだか気持ちがスッキリします。

とりあえず初期の方々で家事ができる方々にはお勧めの気分コントロール方法だと思います。

2017年11月4日土曜日

Blues With A Feeling by iReal Pro

ここのところ辛気臭い病気の話ばかりでしたので、少し音楽系のネタです。

iReal Proは、もっぱらジャズをやられている方たちのアプリですが、あたし(たち)もブルースの練習ではとても重宝しています。

ただ、これまではブルース用のリズムが少なかったのでジャスのSwingなどを利用していましたが、つい最近、ブルース専用のリズムが12種類、有料ですが、追加されました。これでグっとあたしたちブルースプレイヤーたちも遊びやすくなるってもんです。

リズムの名称もなかなかシャレてましてLucilleなんて名前のスタイル(リズム)はいかにもB.B.King風ですし、ずばりMuddyなんてのもありまして、Hoochie Coochieな感じです。

本日のタイトルのBlues With A Feelingについては、あたしの重要課題曲ですので、これまでもちょこちょこ触れてきていますが、今日は、iReal Proで作った練習用のファイルを公開(なんて大層なもんじゃないですが(笑))させていただきます。

iReal Pro形式のファイル
PDF形式のコード進行表

あらかじめ書いておきますとあたしが練習しているのはポール・バターフィールドの曲なのでキーはG(ハーモニカはC)です。リトル・ウォルター版ですとA(ハーモニカはD)なのでそれはiReal Pro側で設定を変えてください。

なぜファイル公開が大層じゃないかといいますと、この曲は普通のブルース進行ですのでわざわざ「この曲専用」って作る必要もないわけですが、二つ大きな特徴がありましてできれば専用の”カラオケ”(ブルースハープレス)があると練習がしやすいのです。

まず、イントロ。なぜか11小節しかありません。通常の12小節の一個目がなくてG(I)が3つ続いてC(IV)になります。

ブルースハープ仲間と演奏する時には、この不規則性が知れ渡ってますので、「イントロは11小節?」とか聞いてくれたりします。

でも、ブルース愛好者といえどもハープ以外の一般の方たちと演奏する時には彼らも知らないことが多いので相手に合わせて無理やり?12小節でスタートする場合もあります。

でも、ず~っと11小節で聴いてきた曲なのでなんだか違和感を感じてしまったり逆に間違えたりします。

余談ですが、この11小節は、リトル・ウォルターの原曲が元になってます。しかし、彼の曲でちゃんと12小節になっている演奏がありまして、その名も"Blues With A Feeling"というアルバムに収録されています。

人から聞いた話ですが、ブルースプレイヤーたちが馴染んでしまっている11小節イントロの曲も実際は12小節で収録されていたのだけれど、収録の際にノイズが入ったのでカットされてしまったとか。どうなんでしょうか、まだ調べてみてません。

特徴その2。途中、演奏にブレークがありまして歌の山場になっています。これを普通の12小節ブルースの伴奏ファイルでだら~っと流すとどうにも雰囲気がノらないので、あたしはブレークを入れてみました。

また曲のラストにもブレークを入れて原曲っぽい歌い方が練習できるようにしてみました。変なので無しにしました。

このファイルの曲構成を一応書いておきます。

歌の1番 Aメロ~Bメロ~ブレーク
 ソロ演奏用の12小節を1回
(ポールの原曲ではブルームフィールドのギターソロと合わせて2回です)
歌の2番 Bメロ~ブレーク
歌でエンディング

となっています。もしかするとリピート記号の使い方とかど素人なのかもですが、とにかく練習にはことたりてますのでご容赦ください。

追記2018年7月3日) 過去のBlues With A Feelingの記事はこちら