2012年3月30日金曜日

瞑想について

ハーモニカの練習中の瞑想状態についてちょっと書きました。

ギズモードの記事(「瞑想すると脳の働きがよくなるという科学的見解がでた」)でもちょうど話題に出たので記しておきます。
またまた呆れられますが、本当の瞑想を励行していたことがあります。しかも、先生に習いました。

具体的なことを書くと差し障りがありますのでぼやかしますが、ちょっと宗教っぽい感じがするので腰が引け気味だったことも白状しておきましょう。結論的にいいますとその心配は杞憂だったのですが、瞑想の訓練そのものはかなり宗教じみたものだったことも確かです。

瞑想についてはいろいろなやり方が本に出ていますので詳しくは書籍参照ですが、あたしのやり方はオーソドックスな「真言(マントラ)」を(無言で)唱える方法です。
毎日、1回15分間行います。

先生に最初に言われたことは。15分というのは大した時間ではありませんが、生活の中で毎日きちんと15分作るというのはものすごく大変なことなんですよ。ということでした。
そしてそれはまさに真実でして、結果、瞑想の習慣を身に着けることができませんでした。

おそらく独身だったら実現できたでしょう。一人になって誰にもじゃまされないリラックスできる時間を日中作るというのは本当に大変なことです。(就寝前だと寝入ってしまうからNGなのです)

トイレのブースの中で行うことも考えましたが、人の出入りが多く集中には向きませんでした。

先生の教室ですと、そこにいる人は瞑想を習いに来ている人ですから大腕を振るって(笑)瞑想ができます。
そして、これは実に不思議なことですが、数人のグループで一緒に瞑想を実行しますとものすごく「効果」を感じます。(太極拳でも同様の体験をします)

「効果」ってなんだよ?(笑)ってとこですが、ミモフタもない言い方ですとリフレッシュってんですか、でも、そんじょそこらのリフレッシュとは格が違います。本当にスッキリします。
たとえていうなら、サウナに入ってビール飲んでグッスリ昼寝した感じ(笑)に近いです。

「マントラ」を念じながら雑念を払うのはでもなかなか難しいですよ。

2012年3月28日水曜日

何をどうやってどうやるか?

バレンタイン上司の話で思い出しました。

ラジオで流れているとあるコマーシャルがありまして、企業ブランディング系のCMなので、この会社はこんなにステキなことにチャレンジしてるのよ~ん。といった内容になっています。
そうそう。そのバレンタイン上司は、あたしの職場から転出してそこの社長になっていたわけです。

この会社に限らずテレビなどでも大企業がイメージアップ用のCM流しますが、よくあるのが偉人のエピソードを語るだけってやつ。ダ・ヴィンチはどうだったとか、ダーウィンはこうだった。の類。
そりゃダーウィンは偉いよ。でも、お前の会社と何にも関係ないじゃんか(笑)みたいな。

で、そのバレンタイン上司の会社のCMの話に戻りますと。キャッチフレーズが、その上司の「口ぐせ」そのものなんですよ。あ~、ヒラメ部下が上司のご機嫌取りも兼ねて愚にもつかないCM作ったのね~。
そのスクリプト聴くたびに腹がたってきます(笑)

具体的に書きますと差し障りがありますので別の時効ケースを書きます。
これまた別の上司ですが、なにかプロジェクトを進めるときにいつもいう口癖が、

「問題は、何をどうやってどうやるかだな」(タバコ吸いながら)

わははは。 それじゃ何にも先に進まないって。

2012年3月18日日曜日

Music for masked worker

「音の連なり―――弦の調べがさ、心をふるわせるのは、美しいことだと思わないか。どこで生まれたとか、どんな生き物だとか、そんなことがすべて音の中に消え去り、聞いているものが皆、同じ音に心をふるわせる。―――あの瞬間、おれは光をみるんだ」

これは、小説『獣の奏者』に登場する吟遊詩人が戦の予感がする時代にいて恋人に音楽のすばらしさを伝える場面です。


この歳まで生きてきて、どうやら言葉を話していても人は理解しあえない、また科学や技術、暮らしぶりがどんなに豊かになっても人は、大昔からまったく「進歩」していないように思えてきました。

そんなダメダメな人類ですが、この吟遊詩人ロランが語るように音楽を通せば共通の喜びを味わえることができる感じがしています。

ハーモニカを始めて足掛け三年。まだ初心者の分際ですが、生まれてはじめて楽器を操って音を奏でる楽しみを味わうことができて日々「救われて」います。

周囲の人間には一言も漏らし,ませんが、仕事や家庭など普段の生活で動機付けを保つのはむずかしいものがありますよね。

傍目には、好きな分野で、それなりのポジションで満足の行く仕事をしていたのだろうと思われていたと思いますが、フィードバックという意味でも楽しくやってるフリをする必要もあるわけでして。

ま、仮面職場ってんですか。(贅沢を言ってるのは百も承知ですが)

そんな中、ハーモニカに出会えてほんとに良かったと思います。特に”ワーマージャーマー”ウォルターズ・ブギー” を演奏するとスカっとして気分一新、ま、なんとかなるさ、という気持ちになれるものです。

2012年3月17日土曜日

もっとバレンタイン上司

最後にもうひとつだけ。

世間体と出世しか頭にないとか被害妄想だとかいってもそこはそれ上司ですから、ちょっとは偉かったりするのでアシスタントの女性がいました。

ある日、勝手にライバルとみなしている別の部門の長に彼女が食事をごちそうになったことを知った彼は、なんと彼女を会議室に呼び込み、大きな声で叱責したのですね。

「オレのライバルだと知ってて食事にいったのか」
翌日、彼女休みましたね。
つくづく居なくなってよかったと思いますわ。

実は、もう一個大ネタがあるのですが、時効といえども書けないレベルであります。
ま、いまの日本のありさまやら、その後(2015年夏ごろ)の家電メーカーやオリンピック競技場のザマなどみますとどこにでもこのテの人がいてそうした連中が社会的地位を得たりするんですな。

ということは孔子も嘆いたように人の社会ってのは救いようがないってことなのかもしれませんね。

2012年3月16日金曜日

ついでにバレンタイン上司

バレンタインデー行事を禁止した上司のネタが面白いので時効ついでに記しておきます。

ある時、販促イベントの立ち会いがありまして発注主であるお得意様を現場で案内していました。

その上司にも現場を見せておこうと思い同僚と一緒に先導して向かったのですが、到着した時にはイベントの本番が終わっていたんですな。

現場にいるスタッフも特にアテンドするわけもなく、あたしはお客様の方が大切ですのでそちらの面倒みてたら。

なんとその上司、いきなり廊下の壁をけって足早に去って行ってしまったのです。

こちらは、お得意様の前ですので、こっぱずかしくて穴があったら入りたかったです。

ある日、あたしとハチ公が談笑していたら、その上司がつかつかっとやってきて「何、笑ってんだ!」と。自分の悪口を言われていると思ったんですな。
ハチ公もあたしもあきれて無反応でした。

2012年3月15日木曜日

バレンタイン行事禁止令の時代

ふと思い出したので記しておきます。

昔、上司が職場に「バレンタインデー禁止」を言い渡したことがあります(爆)
あたしもバレンタインデーは、別に好きじゃぁありませんが、そんなこと言い出すほど考えたこともない。
しかも彼にバレンタイン行事を禁止する資格?があるのかどうかよくわかりません。
お役所だったりすると仕事中に私物交換禁止?とか職務規定にあったりするのかもしれませんが。
小学校だと担任が禁止したりするところもあるようですね。

上司がそんな呆れた行動をとった意図というか理由は「世間体」でありまして、他の部門の長たちに「こんな不景気な時になに呑気なことやってるんだ」と思われるかもしれない(笑)というものでした。

そのことは、件の上司も人事異動でどこかへ行ってしまいましたので、こっちも清々して、まるで忘れていたのですが若い同僚がいまだに覚えてまして、そのお達しを守りつづけていたと。

とても律儀な女性です。

2012年3月7日水曜日

男は釣りだろ

あたしの署名からも分かりますように、釣り人でもあります。
釣りはまったくしませんが、長年、釣り人なのです。

ジェフ・ブリッジスがアカデミー男優賞を受賞した映画『クレイジーハート』は、ブリッジス演じる主人公の落ちぶれたカントリーシンガー”バッド・ブレイク”がいろいろな出会いを通して自己再生していく物語です。

歌も売れなくなり地方回りにあけくれるカントリーシンガー、バッドは、個人的な問題も抱えてアルコホリックになっています。

いきつけのクラブのマスターのウェイン(ロバート・デュバル)は、バッドを釣りに誘います。

静かな湖にボートを浮かべ、壮年の男たちがボソっボソっと会話をします。
生き別れた息子との関係に悩むバッドに、ウェインが、アドバイスします。「まぁ、くよくよするなよ。こうも言うじゃないか・・・・・・」

それから、歌詞は忘れましたが、ボソっと歌をうたい始めます。もちろんボートの上ですから伴奏なんてありません。
アカペラです。二人が乗っているボートを映したカメラが少しずつ引いてきますが、彼は歌い続けています。

あ~~~~。これだ。これが歌だ。本来の歌ってこういうもんだよね!

この映画は、ミュージシャンが主役ですから演奏場面がたくさん登場します。ジェフ・ブリッジスの歌、ギターも素晴らしいですが、このボートのシーンは絶品です。


「ブロークバックマウンテン」でも釣りが男と男を結びつけるエピソードになっていますよね。
男たちがホっとする場の象徴なのでしょうか?

あたしは、釣りをしないのでわかりませんが、なにか瞑想効果でもあるのでしょうか?

2012年3月2日金曜日

ハーモニカ瞑想

ハーモニカは、「吸う」ことで音が出る珍しい楽器ですね。
しかも、ブルースを演奏するとなると、ほとんどが吸ってばかり。

なので非常に「エアロビック」な装置です。人間ドックでハーモニカを始める前に検査した肺活量と今のものを比べると約1.2倍くらいに増えています。(50代、男)

腹式呼吸ですので、腹筋にもおそらく良いのでは?

あたしは、腹式呼吸についてどうこういえるほどの年季ではないのですが、非常に速いフレーズの練習の際は、否応なく腹式呼吸にせまられます───お腹を使わないと吹き吸いの小刻みな切り替えし、スイッチングができないんです。

なるほど、だから昔から「腹式、腹式」と言われているのだなぁとこれまたハーモニカを始めて初めて理解できた次第です。

健康にいいだけでなく、おそらく脳内物質出てます。なので練習中毒になります。

フレーズやソロのコピー練習ですとおんなじところを何度も何度も繰り返しやりますし、メモ程度の書き出しを除けば、基本的にはハナから暗譜するような感じです。

暗譜状態にさらに慣れると、ソロパートなど、ちょうど円周率の暗唱のところで書いたように、気が付いたときには吹き終わっているというか無意識で演奏しているような状態になります。

無意識で演奏は、練習的には上達せずあまり良くない状態だと思いますが、ノウミソの働き的には一種の瞑想に近い感じでアルファ波なりが出ているのでは?と思います。

なので、仕事で滅入っているときもハーモニカを吹くとバイオフィードバック的に元気になることがあります。なかでもある曲を吹くとリカバーします。この曲については、後ほど書かせていただこうと思っています。

 だれか脳科学者の人、解明してくれないかな。