2012年10月22日月曜日

タングブロックに関する余談

まったく余談です。

Adam Gussowのビデオでタング・ブロックを解説している回があります。
その中で、「タングブロックについて、いろいろ下ネタはあるけど、それはさておき・・・」のようなくだりがあります。

ライブなど他の場所でも、演者さんたちから、それっぽい話題が出ることもあってハーモニカのタングブロック奏法についてはみんなの卑猥な想像が脳裏をよぎるようです。
そんな妄想というか伝説といいいますか、「タングブロックが上手だと女性にモテる」という話をよく聞きます。

この話を耳にするたびにばかばかしいので反論はしませんが、心の中でそれは変だぞとつぶやいています。
タングブロックが仮に想像通りの「効果」を及ぼすとしても、その効力が発揮されるのは、「モテた後」だからです。

「モテる前」ですと、お相手には、当人がタングブロック巧者かどうかわからないですよね。
「モテる為に」、オレは、タングブロックが上手なんだぞと威張った途端に、軽蔑されてモテなくなるわけですから、事前のアクションとしては無力だと思うのです。

でも、相手の女性が、他の女性に口コミを伝えるというのはあるかもしれませんね。そこから評判が評判を呼び??男同志はそれに類する話はまずしませんが、女性同士は結構するので・・・・・・まさかね。

そのまさかのためにタングブロックに精進しておいた方がいいかも。

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追記します。どなたかのブログで、とある巨匠が「彼女も喜ぶタングブロック」と言っていたと書いておられました。この表現はすごく正しいですよね。すでに彼女がいるわけですから。
おそらく、大モトは、こんな表現だったのが伝わる内に曲解されたのかもしれませんね。

2012年10月19日金曜日

トレインバンプの現状

末尾に、追記あります。
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基礎練習のひとつにトレインバンプをやっています。
ハーモニカのキーはFで、iReal book(iPhoneアプリ)で適当にCのロックの伴奏を流して一曲分続けるだけです。

以下、すごくまだヘタな人間が書いているということを前提でお読みください。
いつか上手になったとして、その時にはきっと今の苦労を忘れているかもしれないのであえて今、記しておきます。

トレインバンプは、汽車のシュッシュッポッポという音をハーモニカでまねて出すテクニックですが、吹き始めの人でも割合それっぽい雰囲気を出せます。

ものの本には、「チャカフク」という感じで吹き吸いするとやりやすい書いてありまして、そんな感じの「口調」で吹き吸いしますと本当にいい感じになります。でも・・・・・・

でも、そのやり方で速いバンプを2分くらい続けますと、もたれるというか追いつけなくなります。

その原因の一つは、「チャカフク」が腹式呼吸ではなく舌の動きで口元だけで汽車のマネをしているので舌が疲れてきて呂律がまわらなくなるからです。ちょっとした味付け程度のバンプでしたら「チャカフク」でもいいかと思いますが、曲の始まりで雰囲気作りにえんえんとバンプを続けたりする場合には通用しないと思います。(プロのライブ演奏でそういうのが多いので)

もう一つの要因は、呼吸が続かなくなることです。チャカフクと音を出してはいますが、実際に息を吹き吸いしているわけではないので苦しくなって途中で息継ぎが必要になります。
でもチャカフク方式ですと息がみだれ息継ぎの後からリズムが乱れてどうしようもなくなってしまいます。

そして1年近く続けているうちに「あ~チャカフクでは無理だ!」とわかりました。(遅いよ(笑))
で観念しまして、「本当の吹き吸い」でやってみることにしたのです。

要するに、「二回吸って、二回吐く」のです。

これが、言うはやすし行うは難しでして、スピードが速くなるとまったくできません。
でも、そこを遅いスピードから徐々に速くして真剣に細かな腹式呼吸でキュッキュッ(二回吸っている)ハッハッ(二回吐いている)、キュッキュッ(腹膨らむ)・ハッハッ(腹へこむ)とやってるとだんだんといい感じになってきました。

そして、ここが現状の「コツ」をつかんだと信じている部分なのですが、息継ぎを、その超短い「キュ」のはじめの一回分で鼻からまさに「キュ」っと「一つまみ」分だけ空気を入れるようにするのです。
 キュッと高速で吸うので、小鼻が縮むような感じです。
本当に縮んでいるとかっこわるいかも?と思い鏡をみてやってみたら大丈夫でした(笑)

この鼻からの吸いを4回(※後に修正記事ポストします!)に一回程度行うことで伴奏のリズムとタイミングがあい、バンプのリズムが崩れることがなくなりました。息継ぎができるようになったのでどんなに長いインターバルでも同じリズムでトレインバンプを行うことができます。
(いつかはくたびれるはずですが、腹式なので舌よりは根性があるようです)

冒頭に書きましたように、あくまでも足かけ3年目の初心者がつかんだと信じているコツなので間違っているかもしれません。

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追記(2012年10月23日)

ちょっと前にトレインバンプ練習の現状を書きましたが、追記・修正いたします。

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この鼻からの吸いを4回に一回程度行うことで伴奏のリズムとタイミングがあい、バンプのリズムが崩れることがなくなりました。
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上記の部分ですが、自分の練習をよく見てみますと、「4回」ではなくて「8回」でした。
1小節で8回(吸吸吹吹で1回と数えます)繰り返しますが、その8回の第1回目に、キュッっと鼻からひとつまみ空気を吸う感じでした。

考えてみれば4回に一回では多すぎますよね。

2012年10月15日月曜日

魔女モティとねりこ屋のコラル

柏葉幸子さんの作品は、いずれもなんとな~くびみょ~~~に暗いスパイスが効いてまして。

それが、割と低学年向け児童文学なのに、なんともいえない味わいを醸し出しているのだと思います。宮崎駿さんが気に入るのもよくわかります。

『千と千尋の神隠し』製作の発端となったと聞いていますが『霧の向こうの不思議な町』といった代表作をはじめ、ココロに残る著書がたくさんあります。
今は、新刊ということで『バク夢姫のご学友』というのを読んでいるところです。


amazonで高値が
ついていてビックリ
そんな中、あたしが特に気に入っている『魔女モティ 』というのをご紹介します。

「魔女モティ」は、一応シリーズ作品でして二作出版されています。一作目が、まんまですが『魔女モティ 』。二作目が『魔女モティ とねりこ屋のコラル 』というタイトルです。
嗜好の話なのでお許しいただくと、一作目は普通の子供向けファンタジーなのですが、二作目の「とねりこ屋」。これが凄い。

一作目でも魔女モティは、実は脇役なのですが、二作目では、魔女モティはタイトルに登場するだけで、お話にはほとんど出てきません。

というのも、魔女モティが行方不明になってしまったのを小学生の女の子が捜索するというプロットなのですが、話の展開や舞台設定、頭に浮かぶビジュアルシーンが素晴らしくてまるで映画を見ているような展開です。


思うに、目端の利く映像制作者は映像化をもくろんでいるのではないでしょうか?
SFやファンタジー文学には映像化できるもの、してはいけないもの(笑)、できないもの、アニメはいいけど実写はダメなものとか、アニメでもうまくいかなかったとか、もともと不向きなものとかが多い(※)ですが、この作品はアニメ化にオススメです。


※ル・グウィンのあれとか、トールキンのあれとか、フランクハーバートのあれとか、C.S.ルイスのあれとか・・・・以下、えんえんと続く。

2012年10月12日金曜日

ギター練習 ~外伝:眠気対策~

ギターの練習をしていますと、なぜかかなりの割合で必ず強烈な眠気に誘われます。
なにかリズムに関係があるのでは?と思います。

食後や入浴後に練習をしているので、眠気が襲うのは自然ななりゆきですが、もう練習をやめて寝ちゃうしかな~い!と思って切り上げて、ちょこっとパソコンに向かったりすると、なんのことはないさきほどまでの猛烈な眠気はどこかへ行ってしまっているんですよね。

この眠気ってのは、ひょっとすると単に集中力が途切れているだけなのでは?と考えています。
要するに初心者特有のだれ症状だと思います。
みんなが、あたしのように初心者ではないかもしれませんが、ネットで検索するとかなりな人がギター練習と眠気について触れています。

不思議なことに練習の時間帯にもよると思いますがハーモニカの練習で眠気に襲われることはありません。ハーモニカがエアロビックな"運動"だからだと思います。
(ただし一セッションで90分を超えたあたりで集中力がだれてきます)

ギター練習における集中力を短期で鍛えるのは難しいと思いますので、直截に眠気を退治する対策を講じました。
ほかのサイトからの孫引きですが、一応列挙しておきます。

・眠気覚ましチューイングガムを噛む(ここぞという時に噛み始めます)
 ※スルメを噛むとよいらしいんのですが、歯磨き後なので不採用
・みみたぶをマッサージする
・膝の裏をマッサージする
・一旦練習を止め、10分ほどパソコンに向かう

一番有効なのが仮眠をとることらしいのですが、そのまま寝入ってしまうので却下(笑)
俗説かもしれませんが、パソコンに長時間向かうことが睡眠障害の原因となるというのを聞いたことがありますが、実際目が冴えます。
本当に疲れていて眠らなければいけないのに無理にギターの練習をするのも考え物ですので、なにごともほどほどにってことかと思います。

追記(2012年11月11日)

少し前に、ギターの練習と眠気について記しましたが、なぜか、ここ一週間くらい前から眠気にあまり襲われなくなってきました。

原因は思い当たりません。経過観察が必要かと思いますが、ひょっとすると多少集中力が増してきたのかもしれません。

そうだといいのだけど。

2012年10月3日水曜日

練習私案~追記~

練習私案のまとめページ作りました。

これはハーモニカでもギターでもそうなのですが、練習を日課にしていますと、どうしても練習ができない日がでてきます。

たとえば、親戚づきあいの日とか、ミーティングが続きおまけに夜は酒の付き合いとか。
先日、はずせない飲み会がありまして割と公式な食事の会でしたのであっさり終わると思い会食中はアルコールをやめてノンアルコールビールに徹しました。
帰路、カラオケボックスで練習しようともくろんだのです。

若い人間ではないのでその程度のワガママは通るのですが、やはり飲めるのがわかっているのに酒を飲まないということで気おくれが生じ、それだけで結構疲れました。
また、結局宴も盛り上がってしまい、練習はできずにまっすぐ帰宅するハメなりました。

このあたりの「練習したくてもできないストレス」というのは楽器学習者はみな持つようでしてトモ藤田さんの本にも触れている箇所がありました。

そこで自戒の念も含めて一項付け加えたいと思います。

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練習できない日があっても焦らない。
練習時間をねん出する努力はするものの、無理して練習を入れ込むよりきっぱりあきらめる時はあきらめる。
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2012年10月2日火曜日

ブルースのこと(2)

ブルースってちょっと・・・いや、かなり落語に似てるなと思います。

懐かしいトム・ジョーンズ
も出ています
同じネタ(曲)を色々な演者が、自分の持ち味で歌いますよね。
好みの噺家(ブルースマン)のこのネタが一番だ!みたいな感じで。

埋もれていたネタを後の時代の演者が味付けをしてヒット作にするあたりも似てるなぁと。
マジックサムやそしてその後の、ブルースブラザースの「スウィートホームシカゴ」のような例ですが。

ま、この辺りはブルースに限らず普通のロック(ポップス)音楽のカバー曲の世界やクラッシック音楽でも同じようなものなのかなと思います。
でも、一番大きな特色は、ブルースの場合は描かれている歌詞の世界が実に落語に似ているのです。
特に、浮気───他のジャンルですと普通の失恋とか幸せな恋の歌は多いですが、浮気をモロに扱っているのはないと思います───特に、「間男」の歌があるのはブルースならではではないかと。
続いて、金(こちらも浮気に続いて、女との金銭トラブルの歌なんてのがあってイケてます)、自分勝手、犯罪、クスリ、博奕、裏切り、放浪、放蕩、貧乏、自慢、暴力、バカ、しくじり。

マーティン・スコセッシが総監督を務めた 「ブルースプロジェクト」という凄いDVDの映像シリーズがありますが、そのどれかで音楽監督が、

「ブルースマンの先人たちは、名人ということで尊敬されていますが、社会人としては尊敬できない人も多い。女にだらしなかったり、裏切ったり、中には実際に殺人まで犯した人もいます。でも、音楽は音楽ですから・・・」

という発言をしていました。

つまり、ブルースが描いているのは「人間の業と、その肯定」(立川談志による落語の定義)ですよね。
これが人を惹きつけてやまない魅力の根源だとおもいます。

~わかっちゃいるけどやめられない~

~それはそれ、これはこれ~

かな。

2012年10月1日月曜日

ブルースのこと(1)

ブルースは、自分の生活とまったく関係ないと思っていた分野ですが、たまたま流れで結構な分量接することになりました。

・・・というか、ハマりました。今頃。

ギターの初心者練習法にブルースがいいんじゃないか?とめちゃくちゃなことを書きましたが、自分の生活を眺めてみて、ブルースにすると継続に至る要素が結構あって本当に良いのでは?と思っています。

自分の良くしっている曲がブルースだった!と知ってどんどん興味が広がったり。

たとえば、若いときTusk を良く聞いていたのですが、ブルースバンドだったのか?とか、もちろん、オールマンブラザーズもクリームも漫然と聴いていましたが、今(遅いですが)、え?!これってそんなに有名なブルースの古典だったの!?みたいな。

サンタナ のブラックマジックウーマンなんて擦り切れるほど聴いていましたが、ブルースだったんですね。
ま、行き着くところジャンルなんてなんでも構わないのでしょうが。

興味の枝葉が広がると、こっちのCDも聞いてみよう、ミュージシャンのことを知ってみよう、とかライブにでかけてみようとか、映画(たとえば『キャデラック・レコード』とか)観てみようとか、本も読んでみようとか、どんどん広がっていくので継続力の源になるのではないかと思います。
ま、どんな趣味でもそうなのかと思いますが。

(つづく)