2012年9月29日土曜日

楽器とケガ(2)

ギター復活に際して、万が一のためにいくつかケガ予防の工夫をしました。

1)ミニギターにした

エレキギターはとにかく重くてたまらんと思っていました。首や肩は凝るし、座って練習すると背中や腰も痛くなる。先生に習っていないので悪い姿勢だったりもするのでしょう。
腕にも負担がかからなくなるのでは?と勝手に想像し、結局ピグノーズのミニギターにしました。

結果は今のところ良好です。指をストレッチしたときの負担も少なく重量もぐっと軽くなりました。
ネックを握りやすいので、少し早目のフレーズでも指がついていくように思えます。

2)足台を買った

腕の怪我の前も、座っての練習では腰痛になったことがあります。(その時も医者に行きました)
そこで立って練習に切り替えたのですが、譜面台のセットやら重いやらでそれはそれで結構つらいものがあります。今回、クラシックのギタリストなどが使っている足台を買ってみました。
腰にだいぶ良いみたいです。

腕の痛みも腰も、重さも十代だったらまったく問題にならないことかもしれません。
でも、中高年は健康面でもある程度防衛対策をしないとせっかくの趣味をあきらめなくてはならなくなるかもしれません。

3)ちゃんとしたギターストラップを買った

これまでオマケの物を使ってましたが、Tシャツ姿の時なのどは首の部分が擦れてヒリヒリするので肩や首にやさしい布製のものを買いました。
ちょっとの出費でこれほど快適さが違うとは思いませんでした。

ま、道具を変えたからと言って演奏が上手になるわけではありませんが、ま、じたばたしているということで(笑)

2012年9月28日金曜日

楽器とケガ(1)

前回の投稿で腕のケガのことに触れました。

今年のはじめくらいに左腕の前腕部(肘から手にかけての部位)の関節と筋肉に痛みを感じました。
最初は、肘関節。これは、ギターだ!と思いすぐに整骨院に通いました。
ところが痛みの部位が変わっていったのです。

肘の痛みはすぐに消え、次は前腕の「ふくらはぎ」に相当する部分、裏側の柔らかいところに疼痛(とうつう)を感じるようになったのです。痛みの種類は、(やったことのある人にしか通じませんが)軽い肉離れのようなチクリとするにぶい痛みと時に表側の筋肉ににぶい痛み。

ギターでは腱鞘炎がおなじみの怪我ですのであたしは腱鞘炎をただちに疑いました。
それから治療に通うも、あまり改善されずに何か月もたちました。

痛み自体は、弱いものなので普通の生活にはそれほど支障はありませんが、ちょっとした角度で痛みが走ります。典型的なのは、折り畳み椅子などをたたんで運ぶような動作。
見た目は健常そうなのに、ミーティングの後片付けとか手伝えないのでつらいところがあります。(実は今もそうです)

女子高校生がひょいっといくつもパイプ椅子を片付けているわきで情けない思いをしたこともあります。(女子高校生と何やってんだ?(笑) )

なので、通常生活はだましだましできても、ギターを再び触ると症状が悪化するのでは?
と思い暗い気持ちになっていました。

そんな中、実は、当初他にも?むむ?って思ったことがあるのです。

当時、ハーモニカではある難曲に挑戦していました。(いつか書きます。今は恥ずかしいので)

追記2016/12/20)「いつか」が来ました。
オレンジ・ブロッサム・スペシャル( Orange Blossom Special)」です。

できないフレーズをとにかく(見たことないですが)まさに鬼のように繰り返し練習していたのです。
その時、ハーモニカを支える左手ですが肘の角度が長時間固定されていまして、しかもヘタクソですからガチンガチンに固まって練習していたようで、フレーズ練習を終えた後、腕を広げるときに筋肉が固まったような感じになって痛みが生じたのです。大げさにいうと持ったままの形って感じ。
その場ではもみほぐしたりしたのですが、違和感が長時間消えませんでした。

今回の疼痛は、それが遠因だったかも?との疑いが脳裏に浮かんできました。
症状が改善しないまま半年がすぎて、ある日、自分の怪我の原因はギターではなくてむしろハーモニカの方ではないだろうか?
ギターのは、すぐに痛みが消えた肘の部分だけで、ギター原因は治っているかも。

思い切ってギターに触ってみました。おそるおそる。
そして、どうやら例の痛みは残っていてもギターの練習では悪化しないようだと思えてきました。
むしろ、ハーモニカの練習の方が影響あるようです。

これは途中経過なのでなんともいえませんが、とにかく当時は本当に死に物狂いで曲のコピーをしていましたのでちょっとやり過ぎだったのかもしれません。

過ぎたるは猶及ばざるがことし。
ハーモニカの練習をするときは、腕の曲げ伸ばしを定期的にしましょう。
特に中高年の方々。

追記2016/12/20)その後、治っています。不思議です。もっともギターの練習をしなくなっているので自然治癒でしょうか。

2012年9月27日木曜日

ギター練習私案(3)

練習私案のまとめページ作りました。

私案の(1)で「基礎練習」って書きましたが、じゃそれってなによ?ということになりますね。
これは、もう少し時間が経ってからでないと立証できないので、一応、現行の内容をということでお許しを。
後でやっぱりヤメタってなるかもしれないし。

正直、いろいろな教本にお金を使いました。これもみんな(笑)と同じです。

で、これは後で書きますがちょっと腕をケガしましてここ6か月ほど練習を休んでいました。
一時期、もうギターだめかも?と大げさですが絶望的になったこともあります。

その間につらつら考えて、復活したらこれで勉強しよう!と思って再スタートした「基礎トレ本」が。

ギターがうまくなる理由 ヘタな理由 』(野村大輔著)
 ・音を大切にして、いくつか選んで少しずつ。

カタチではじめるブルース・ギター 』(田光マコト著)
 ・これは、前に一通りやっていますが、あらためて全曲少しずつ

の二冊です。

練習を休む前、 私案(1)でも触れているトモ藤田著「耳と感性で・・・」の基礎練習をそれだけ半年くらいやっていたことがあります。
ここで行っていた練習は技術的にはともかくも「血」の中には非常に強く残っていて今回復活した際に、非常に役にたっていたことがわかりました。
どこがどう?ってうまく説明できないのですが。やっておいてよかったなみたいな。
(ブルースハープと協調したってのもあると思います)

ギター復活できただけでも幸いなので、少しずつこの二冊やっていこうと。
そして、中断前にやっていたゲインミュージックスクールの楽曲を課題曲としてやっていこうと思っています。

ということでまずは、基礎練習のちょっと長めの練習曲をミニ課題曲ってことにしています。

ゲインの曲の方は超ヘタクソですが、一応数曲分進んでいました。
基礎練習で腕のケガと折り合いがついたら楽曲に入りますが、焦らずに絞り込んだ曲を復活させつつ課題曲にしようと思っています。

ピグノーズギター

今年初め、左の前腕(腕のふくらはぎ)と肘周りの筋肉に痛みが出てギターの練習を休んでいました。(練習量は少ないのでギターが原因かどうかは不明です)

整骨院で治療を続けて痛みが軽減してきたものの、いかにもギターで痛めそうな部位なので再び触るのが怖くなっていました。50歳過ぎてからの再ギター挑戦なので筋肉もヘタっているのかもしれませんし、もうダメかもとかなり暗くなっていました。

さて、前置きが長くなりましたが、ひょっとしてミニギターなら負担が少ないかも?と思い購入に踏み切りました。(比較的安い賭けですし)

弾いて見ますと、レギュラーサイズのギターに比べ圧倒的に各部位への負荷が少なく楽です。

到着してから、少しずつ筋肉を慣らしているところです。ギターの色も想像通りでかっこいいです。

ブルースハープ用に以前ピグノーズのアンプも購入していましたので奇しくもお揃いになりました。

教本のお手本を聴きながら練習していますのでちょっと不体裁な使い方ですが、VOXのミニプラグアンプを差し込んで使っています。(9V電池の節約にはなります)

・・・と、こんな使い方ですとピグノーズに関しては本末転倒ですが、内蔵アンプ(スピーカー)無しのものがあればもっと軽くていいのにと思います。


2012年9月26日水曜日

ギター練習私案(2)

練習私案のまとめページ作りました。

前回の投稿は、「指の力み」を除き実際にハーモニカが進歩した結果から演繹して作った練習方法案です。
これを自分で実践してギターが進歩すれば有効性が立証できる?(笑)

で、ここからは本当の私案というか仮説なので「陸(オカ)ギタリスト」の戯言と思ってください。

総合入門書ってあるでしょ?「ロックギター入門」みたいなやつ。あそこから入るからあたしたち(笑)は、ダメになるのではないか?とふと思いまして。

こうした入門書ってまず、「コードを覚えよう!」からくるわけですね。それでジャンジャカ弾いて・・・・で、その後が続かない。たしかにジャンジャカできますが・・・それってどうよ?ってなって。
いきなり途方にくれます。
羅針盤がないというか。コード覚えるの大変だし、押さえられないし。移動できないし。

それから、いろいろなそのテの本っていろんなテクニックを少しずつ網羅的に教えるじゃないですか?これもよくないのでは?と。カッティングとか。プリングオフとかハンマーダウンとか。チョーキング(ベンド)とか。

思いますに、ブルースから入るのがよいのではないか!!と。
さらに、バッキングは、ジャンジャカじゃなくてブルースのベースライン奏法からはじめたらよいのでは?と。
これなら単音ですし、それでもかっこいい。コード覚えなくてもよくて、でも実際にはブルースで使う3つのコードをいつの間にか覚えているし。
これも前出の「耳と感性…」で学びました。

これで一曲歌って弾けるようになれば楽しくて次が続くんじゃないか?・・・だめかな?

(つづく)

2012年9月25日火曜日

ギター練習私案(1)

練習私案のまとめページ作りました。

ネットの掲示板で「ギターを練習しても上手にならない人が叫ぶスレ」というのを見つけまして、これが自分にもあてはまる雄叫びが多くてつい笑ってしまいます。

何がよくないんだろう?とつらつら考えるに★「練習方法」の羅針盤がない、というか★自分で作っていないということに思い至りました。

楽器との相性とか練習時間のとりやすさなどで、一方のハーモニカは、まだまだですが、着実に進歩しています。楽器は楽器なので進歩している方とダメな方を比べてギターに当てはめてみることにしました。(要するにハーモニカの方では、自主的に羅針盤を作っていたわけですが、確かに師匠にならっているというのも大きな違いかもしれません)

○毎日必ず10分でもいいから触れる
○基礎練習と、楽曲練習を1:1の割合で行う
○長時間やらない。無理しない。だれたら即刻やめる。
○一回の練習時間は最大90分とする。
○練習時間がとても短い時は、基礎練習を優先し楽曲練習は行わない

○練習は段階的に発展させる

  【基礎練習の場合】
   ・メトロノームを使う
   ・メトロノームは、二拍目と四拍目が鳴っているイメージで使う
     例えば、テンポ50で設定すると、この場合「鳴らない拍」を入れると実際にはテンポ100で練習している勘定になります。

     メトロ:(無音)カチ(無音)カチ
     ギター: 音  音  音  音

  【楽曲練習、難しい基礎練習の場合】
  ・初めは教則本のお手本にあわせる
  ・初めは速度を落として練習し、徐々にゆっくりと原曲100%速度にもっていく
  ・お手本と合わせて弾けるようになったら、メトロノームに切り替える
    ※メトロノームの二拍、四拍方式は同じ

○力んでいる部分に注目し力を抜く習慣を作る。
○フレーズ毎に少しずつ練習する場合、5回繰り返しを1セッションとする。
○曲を通して弾くのは、優先順位を低くし、不得意な部分練習を中心に繰り返し練習を行う。
  ※これは、スポーツなどあらゆる競技でプロが実践している秘訣だそうです。(「記憶力チャンピノン」の本で知りました。)

メトロノームの「二拍、四拍」方式は、トモ藤田さんの「耳と感性でギターが弾けるようになる本」というので習いました。先生もおっしゃっていますが、このやり方だと本当にメトロノーム相手でもノっている感じになるので退屈な基礎練習も楽しくなります。

○課題曲を決める。
○課題曲は、3か月から半年、あるいは1年かけて「仕上げる」
  この期間は子供のピアノ練習で学びました。大人のように欲がないので少しずつ譜読みをしてコツコツやっていて半年たつとものすごい大曲が仕上がったりします。目からウロコでした。 こんなにゆっくりでいいんだ!と。

○仕上がった課題曲は、人前で披露する。
  ハーモニカの場合も、練習中は人前でやることなんて絶対にないと思っていましたが、なぜかそういうチャンス?はめぐってくるものですね。

○人前で演奏した曲は持ち曲とし、さらに磨きをかけていく。

(つづく)

2012年9月5日水曜日

ドライブレコーダー

ここ数年、自動車に「ドライブレコーダー」をつけております。

道行く自転車や歩行者の危険な行動が顕著になってきていると感じまして、いつか事故を起こしてしまうかも?と心配になりまして防衛のために取り付けることにした次第。

「防衛」ですので自然と自分の運転もより安全になっていきます。この運転の方法は安全確認と急のつく動作をしなくなりますので結局、経済運転(エコ)にもなります。

SDカードに記録される運転映像は、急な運転をしたときに自動的に、その「瞬間から20秒”前”」まで記録される仕組みになっています。

つまりカメラ自体は常に録画できるように20秒くらい揮発性のメモリー空間に撮影し続けているわけです。
急停止などがあると、その揮発性領域から「過去」の映像をカードに書き込むという仕組みです。

あたしが使っている機種は左カーブ時が敏感でさして危ない状況でなくても撮影をしがちです。
カード一枚分があふれると次に一番古い部分から次々と上書きしていきます。だからカードは入れっぱなし。

さて、この度、機種も古くなったので性能の良いものに交換することにしました。
旧機種も新機種もはじめから記録用のSDメディアが付属していますので古いSDを記念?に保管することにしました。

家に持ち帰った旧機種のカードを手にしまして、ふと保存されている映像を見てみようかななんて思いました。

なんてたって自分が知らない間に機械のやつが撮影しているワケですから、いつの間にか衝撃映像が記録されているかもしれませんし、ほかにもなにかあるかもしれないじゃあないですか、いろいろ。そこはそれ。

ところが、ファイルの数が多いんだ、これが。
300くらいある。それもほとんどが「春日通り」か「三つ目通り」です。

ところが、道路なんてみな同じようなものじゃないですか。中には、あれ?ここどこだろ?なんて風景がある。
手帳と照らし合わせてみてはじめて、あ!実家のそばのあそこか!なんて不思議な情感を覚えたりしてね。

深夜、ひとり、暗闇の中、パソコンに向かい延々と道路の映像を見続けている男・・・・・。

2012年9月3日月曜日

カラオケ生活

カラオケで練習していますと、隣の音が気になることがありますね。
特に、練習しはじめのスケール練習など基礎の段階では伴奏もないので部屋は静かで余計に外の音が聴こえてきます。

歌広は、部屋のしつらえもテキトーなので隣の音も天井を通じてどんどん流れてきます。
不思議なもので、どんなに上手でも不快な歌や、それほど技術はなくても思わず聞きほれてしまう人がいたりします。

一番、いやなのが若い男性客数人ががなりたてるように歌っている状況。アルコールも入っていい調子なのですがイライラして練習どころでなくなる時もあります。

先日の練習では部屋がすいていたせいかゆったりと練習ができたのですが、途中で隣室に女性が入りました。みたところ30代後半でしょうか。いえね、ドア越しに見えちゃったんですよ、様子が。

ほどなく歌が聴こえてきました。「天城越え」。
これが音量も小さいのですが、ほれぼれとする歌声。
切なく甘く優しい。

自信があるから?、はたまた本気で練習しているので一人で来ているのでしょうが、失礼とは思いながら自分の練習を休んで聞き入ってしまいました。

こんな人とカラオケいけたら素敵でしょうね。

追記)石川さゆりさん、デビュー時にあるイベントの楽屋でお目にかかったことがあります。
楽屋というよりは屋外ステージの袖でしたが、白い洋服をきた清楚なお嬢さんでした。
パイプ椅子におとなしく座っていた姿を思い出します。(2016年6月)