2019年11月28日木曜日

自作カラオケのはなし(5)「spleeter」(3)

前回までは、初めて使う時のエピソードでしたが、二回目以降、使うときはどうなんだ?とういあたりのメモを残しておきます。(まだ全然使いこんでいませんので細かいことご容赦を)
----------
まず、

1)Anaconda Prompt (Miniconda3)を起動する。(普通はエイリアスがデスクトップに残ってるはず)
2)コマンドプロンプトが出たら、
元記事ブログの文中の、
----------
conda activate spleeter-cpu
----------
を打ち込んで、spleeterが使える状態にスタンバイさせます。

次に曲の指定をします。
(stemsとかのパラメーターについては元記事ご覧ください)
----------
spleeter separate -i C:\Users\piscator\Music\BornUnderABadSign.mp3 -p spleeter:2stems -o output
----------
赤字のところは、自分のPCの楽曲ファイルの絶対パスです。

デフォルトでインストールするとoutputは、(前回、一曲試し製作したので)ユーザーフォルダの中にあります(spleeterフォルダ同様)

あたしは音楽ファイル名の指定は、面倒なので絶対パスで指定します。
ファイル名間に半角スペースがあるとNGなので注意してください。

例えば、「Born Under A Bad Sign.mp3」といった名称の音源ですとエラーになります。(複数の元音源ファイル指定をしたと思われるようです)

それと、結構なCPUのパワーを使うものであたしのしょぼいPCですと完全にフリーズしてしまうことが多々あります。
(追記:諸事情でPCを買い換えたらまったく問題がなくなりました)

またoutputがきちんとした結果にならないことも多々あるみたいです。
(追記:この点については稿をあらためて書きます)

(つづく)

2019年11月26日火曜日

自作カラオケのはなし(4)「spleeter」(2)

元記事では、アプリを動かすには、pythonを導入してcondaというコマンド(実行ファイル)を入れなくてはいけないと書いてあるのですが、(実は、condaとpythonの関係がよくわからなくて書いています)指示通りにやっても先に進めませんでした。

自分のプログラム環境情報がまったくアップデートされていない無知によるもので、コマンドのエラーを見れば一目瞭然。gitというコマンドが無いってことでして、ひょっとしてパスが通ってないだけ?と思いましたがやはりどこにも無い(笑)

gitは、githubからコマンドを導入するためのコマンドだそうです。
(gitはそれだけのアプリケーションではないのですが簡単のために)

そこで「私家版 Git For Windowsのインストール手順」という記事を見つけてgitをインストールしました。

元記事は、おそらくpythonを使う人間は、わざわざ言わなくてもgitはインストールしているハズという前提で書かれているのだろうと思いまして、前述のように自分の時代遅れと老化を実感しました。

pythonというのは、とても使いやすいスクリプト言語でして、中でも自動化のプログラムを作りやすいプログラムでした。
昔Perlの補助に少し利用していたのですが、今、こんなにメジャーで発展しているのに驚いています。

ちなみに、一曲の処理にものすごく時間がかかります。
追記:年末にPCを新しくしたらあっという間に作れるようになりました)

(つづく)

2019年11月25日月曜日

自作カラオケのはなし(3)「spleeter」(1)

ボイスキャンセラーが出力した音源を聞いてみると、どれも気色の悪いボーカルのカスがウヮ~ンゥヮ~ンと揺れ動く感じで全編残っていてまったく使い物になりません。

最近も子供がイベントで「ミュージカル」を演じるというので、どこからか見つけてきたフリーのボイスキャンセラーソフトもまったくダメでした。

そんな中、今年(2019年11月)、こんな記事を見つけました。

『音楽データからボーカル・ドラム・ベースの音を個別に抽出できる「spleeter」』

どうせ、またガッカリするだけかなぁと半信半疑でページの指示に従って1曲(なぜか清水翔太の「Dream」)テストしてみたら!!

元記事にもありますが、若干ボーカル音が残っている部分がありますが、個人のカラオケ練習には十分に使えるものが生成されました。

従来のものに比べて圧倒的に綺麗です。

(つづく)

2019年11月24日日曜日

自作カラオケのはなし(2)

iReal Proのフォーラムには、世界中のおよそほぼすべての楽曲のコード譜がアップされていますが、自分が演奏したいバージョンと進行が異なっていたり、コードもいまひとつ合わなかったりと帯に短し。

またこれら機械伴奏ですとテンポが一定で、原曲のような味に乏しく(自分の演奏や歌の味の無さを棚に上げて)いまひとつ楽しくない。
(お店のカラオケ音源(特にJOYSOUND)も似たようなところがあって楽しみに欠けますが、PCやスマホ版の機械伴奏よりははるかにマシですね)

実は、ある楽曲でBand-in-a-Boxでコード自動読み取りやっても、iReal Proからコード譜をダウンロードしてもどうしても原曲の演奏者のアレンジが凄くて進行がわからない曲がありまして、プロにお金をお支払いしてコード譜を作ってもらったことがあります。

それをiReal Proに入力して練習してたのですが、どうにも気に入らなくて、今度はプロのピアニストに演奏していただいてカラオケ音源作りました。(能力無い分大人買い感覚(笑))

何年かに一度、そんなあたしの興味を引くのが「ボイス・キャンセリング・アプリケーション」、有料のものから無料のものまでこれまで何度試してはため息をついたことか。
マイクロフォン形式の怪しげな家電系ハードを買ったこともありますし、有料のアプリも何度か買いました。

(つづく)

2019年11月22日金曜日

自作カラオケのはなし(1)

音楽の基礎知識もなく孤独に練習をしてますと、伴奏素材を友に過ごしますな。

でも、J-POPや演歌ならたいがいカラオケ音源がありますが、洋楽曲となるとメジャーなもの以外ほとんど見当たらない。
(余談ですが、カラオケDAMにはなぜかロバート・ジョンソンのSweet Home Chicagoがあります。誰があのカラオケ歌うんだ?(笑)ブルースプレーヤーも演らないのに)

ピアノやギターが演奏できる人なら自前で伴奏カラオケを作れると思いますが、あたしのような基本のない人間は路頭に迷います。

ある程度慣れてくると、iReal Pro(*1)やらBand-in-a-Box(*2)で作るようになりますが、反復記号の使い方に不案内だったり前奏、終演の作り方がわからなかったり、そもそも原曲のコード進行がわからなくて手も足も出ないなんてこともあります。

Band-in-a-Boxには、原曲をアプリケーションが「聴いて」コード譜を生成するという機能がありますがあたしのバージョンでは使い物になりませんでした。

ネットには、コード進行を公開してくれているサイトがいくつもありますが、メジャーな楽曲ですと色々なバージョンがあるので、自分の好みの物がなかったりします。
またそれらはたいていコミュニティサイトなので公開した人のコードの設定が変だったりすることがあってなかなかぴったりの物に出会えません。

*1:伴奏の自動生成スマートフォンアプリ。iOS/Android共あります。便利です。
*2:超老舗の伴奏作成PCアプリケーション。あたしはMacintosh Classicの頃、フリーソフトの物を使っていましたが、その後有料版を購入。でも機能が多すぎて使い方よくわかりません。

(つづく)

2019年11月19日火曜日

「慢性前立腺炎、自主治療の試み」のその後(3)

慢性前立腺炎の自主治療について、しばらく書いていませんが現在行っている各種試みが効いている?ような気がしてまして。

その状態ですが、2017年の夏をピークで100と例えますと、2019年11月のいま現在は30~35くらいの感覚になっています。

ただ、途中で記事を書いてまた後でダメだったなんてのも、読まれている方々にご迷惑がかかるのでもう少し確証が得られるまで待っている状態です。

ラジオ体操(8)~ラジオ体操をしていると健康か?~

長年続けているラジオ体操ですが、その間には体調などで休む日も当然あります。
数年前には、とある手術で休みましたし、このブログでもお伝えしている前立腺がん関係では、生体検査で数日休んだりしています。

この生体検査のために恐ろしい?慢性前立腺炎に罹ってしまったわけですが、もちろん怖いのはがんの方です。

がんが発見されるとそれはやはり嫌なわけで治療法の選択で悩んだりするわけです。
そのような状況でラジオ体操にでかけますとお年寄りたちが元気に継続しているわけです。

彼らを見て、いいなあ、あの人たちは健康で~。

なんてのんきなことを思うわけですが、活動をお手伝いするようになって彼らと会話をするようになると、みなさんやはりなにかをお持ちでもちろんがんが一番多いのは言うまでもありません。

そんな古株の人がある日言っていました。
「”よく俺はどこも悪くなくて丈夫だ”なんていう年寄りがいるけど、俺から言わせれば単に調べてないだけだよな。この年で悪いところのないやつなんでいるわけないよ」

至言だと思いました。
(つづく)

2019年11月12日火曜日

ラジオ体操(7)~大空を見上げたい~

他にも、これまで勘違いして覚えていた動きを他にも山ほど発見しましたが、指導の先生曰く、その動きが目的とする効果さえ果たしていれば手のひらの向きだとか細かいところはあまり気にしなくていいそうです。

とはいえ、先生方の綺麗でリズムに乗っている動きをみますとやはり各所作も正規の動きでやりたいものです。

さて、実際に「指導員」になってからみなさんの前で演ってみますと教壇に立つ先生が生徒のことがよく見えるのと同じで人々の動きがよくわかります。

多くの人が、第二体操の例の4番になると、屈託なくいかにも気持ちよさそうに大空を見上げている。あ~、もうあたしはあの時代には戻れないんだと嘆息しながら体を動かしながら考えました。

そうだ、顔を上にあげる動作こそが正規のスタイルになればいいのだ!
前述のように、顔を上げようが正面だろうが「胸を開く」という動作にはかわりがない筈です。だったらモデルの先生たちも顔を上げて見本の動きをしてくれれば、それが正規の動きになるわけです。そうだ、それがいい(笑)

(つづく)

2019年11月8日金曜日

ラジオ体操(6)~とメンタルヘルス 4~

体操の会に入るにあたって先輩からひとつ頼まれたことがあります。
それは、ラジオ体操の講習会に行って正しい形を覚えてきてほしいということです。

つまり毎日の体操の際、みんなの前でやるので、正しい形でないといけないというか一応、指導者というものになる必要があるということのようでした。

講習会も、そういった組織のいろいろな階層やら自治体主催だったりとやたらと種類があるようですが、あたしの場合はちょうどうまく一回の参加で指導者の資格がいただける便利な講習会が直近にあったので、晴れて新米指導者になることができました。

ところが、正しいやり方を知って愕然としたことがあります。
例のあたしが大好きなラジオ体操第二の四番目、「胸を開く運動」で指導の先生方のお手本をみると大空を見上げないのです。

大空を見上げるのがカタルシスだったのに。
あらためて地元の体操で先輩方の姿をみると確かに大空を見上げてない!!
顔は若干上にうごくけどほとんど正面を見ているままだ!

(つづく)

2019年11月7日木曜日

ラジオ体操(5)~とメンタルヘルス 3~

ラジオ体操第二の4番目。胸を反らすときにさわやかな朝の空気を吸うと気持ちいいのですが、それに加えて胸を反らすときに空を見上げますと、ますます小さなことが気にならない「なんとかなるさ」的なスッキリした気持ちになります。

そんなわけでこの十数年、相対的にのんきに過ごせてきたあたしのような人間でも時に辛いことがあるわけです。そんなとき、早起きして朝の空気を吸って空を見上げて何度救われたことか。

実際に、「ラジオ体操 メンタルヘルス」と入れて検索するとラジオ体操がメンタルに効くという記事がたくさんひっかかってきます。

あたしの場合は、セロトニンとかいう前知識なしで、自分でメンタルにいいと発見したわけですから、ラジオ体操をみなさんに勧めているそれらの記事は信用していただいて間違いないと思います。

実は、ラジオ体操を「公式に」運営しているグループがありまして、あたしも詳しいことは知りませんがラジオ体操連盟という上部団体に属して地方自治体にも公式に認められて地域に貢献しているのだそうです。

あたしがやっている会場もそんなグループの一つが運営しています。ある日、そこのリーダーにチラっと、ラジオ体操で救われました、てな話をもらしたところリーダーもまったく同じだと彼の(あたしなんか比較にならない)苦労話を聞かされたことがあります。

そんな長年の感謝もこめて、最近、その会のお手伝いをさせてもらうことになりました。

(つづく)

2019年11月5日火曜日

ラジオ体操(4)~とメンタルヘルス 2~

ラジオ体操は、とにかくメンタルにいいのですが、特にいいなというパートがありました
ここがなぜ「ありました」と過去形になっているのかは追って語らせてください。

それはラジオ体操第二の4番目「胸を反らす運動」です。





ここで胸を広げて朝の空気を吸うと、あらゆるわだかまりがスっと消える感じがしてました(過去形:(笑))

(つづく)