2013年12月20日金曜日

オーバーブロウ経過報告(2)

さて5番穴です。
5番は、普通のドローベンドも結構むずかしいですよね。(ってあたしだけか?(笑))
音階の関係で半音下げまでは達しませんので、なんだか欲求不満な感じがします。

きっとそんなんだからオーバーブロウもむずかしいハズという先入観をもって臨みましたが、やっぱりむずかしいです。

練習方法は同じく。
4番と6番をビニールテープでふさぐ。
5番のリード調整をする。
吹きリード、吸いリードを個別に抑えて練習。
特に吹きリードを吹いて詰まらせて音がでなくなる練習をする。
6番で感覚を掴んでいるせいか吹き側リードを指で押さえればすぐに音は出ます。

でも、指なしだと結構往生しました。
音が出るまで1週間くらいかな。だんだんと鳴りやすくなります。

次に図にのってビニールテープをはずしてみました。
まったくダメです。要するに空気が芯をとらえてなかったってことですね。

ここまでの修行で学んだことですが、舌先がぐいっと直角に下(『)に曲がっている感覚で空気の流れがほとんど真下に向かって細く鋭く流れていく感じです。
ドローベンドや普通のブローベンドの空気の流れよりずっと鋭い感覚があります。
(これはあたしが初心者なので力んでいるだけかもしれませんが)

次に、よく師匠たちが口にする「アゴを固める」という感覚。
まさにここはこの感じが必須でして、下アゴの周囲の筋肉をガチっと硬くして吹くと比較的楽に音がでるようです。

さて、ビニールテープをはずすと音がでないので一計を案じました。
片側、つまり6番穴側のテープだけをとってみたのです。
自転車の補助輪の片側だけとる感じですね。

そして上記の舌の形、空気の流れ、アゴの固めを心掛けてようやく「ひと月」くらいたって安定して音が出るようになりました。
でも、まだ6番のように「普通の吹き、吸い、オーバーブロウ」というスケールまでは至りませんん。

ちなみにここまでの段階で6番穴はむき出しになっていますがビニールテープ無しでもオーバーブロウが出ます。
ここでも図に乗ってためしにカバーをしてみますと音が出ません(笑)
これは次の段階ですな。

でもきっとこんな段階的繰り返し練習を積んでいけばいつかはあたしも吹けるようになるかもと思っています。
でも、すでに半年くらい経ってますからギブアップするかも(笑)





2013年12月19日木曜日

オーバーブロウ経過報告(1)

オーバーブロウについては引き続きできるように練習を続けています。
とてもむずかしいので途中でギブアップしてしまうかもしれません。
そんな気がします。

これまでの報告では6番穴の吹きで練習を始めたとご報告をしています。
「アゲミ」調整の後、とあえず良い感じで音が出せるようになりました。

ここまでは、本当に練習しようと思ってカバーをはずしてから一か月かかっていません。
ただし、穴の両側をビニールテープでふさいで「芯」をまっすぐにとらえた状態ですのでまだ楽曲ではまったく使えません。

メトロノームを60にして4拍吸って勢いよく吹く。

次にやったのは、6の普通の吹き、吸い、そしてオーバーブロウの吹きと3つの音のスケールで吹く練習。
実は、この6番。吹きリードのアゲミを下げすぎたため、普通の吹きについてはちょっと突っかかる感じがして吹きにくくなってしまいました。オーバーブロウ音を立て続けに出した後は、普通の吹き音が出なくなることもあります。これでは実用には堪えませんね。

実は、オーバーブロウの達人たちは、このリード調整を必要とせず、お店で新品を買ってきたその状態で音を出せるのだそうです。
要するに普通のドローベンドやブロウベンドのようにオーバーブロウも新品の状態から出せるのだそうです。まじっすか?!
でも本当の入門仕立てでは普通のドローベンドが夢のように思えたわけですから、きっとたゆまず努力を続ければそのような口と舌の状態を作り出すことができるのでしょう。

このリード調整はそうした段階にいたる前の「自転車の補助輪」のようなものなのかもしれませんね。

さて6番はそんな状態ですが、次に5番に挑戦してみることにしました。

2013年12月12日木曜日

スナフキンへの道

初心者ならではの気付き、というか間抜けな認識を思い出したのでメモしておきます。

ハーモニカを始めたころの話。

最初は、トンボのメジャーボーイを手にして、その後、独習しつつようやくホーナーのスペシャル20を追加で購入。ベンドも力任せに吸っていたなんて頃の話です。

その”プロ”妹尾隆一郎さん
プロの演奏を一度、聞いてみたいものだというので町のライブハウスにでかけました。

そもそもライブハウスなんてものに出入りするのも初めてですから恐る恐るです。
不良(笑)が行くところかも、ぐらいの次元の低い認識ですから。

演奏開始時間頃に店のドアの前につくとドアからハーモニカの音が聞こえてきました。
お!すっごいかっこいい。なんて思って店に入り、お金の払い方もわからずにそわそわと落ち着かないながらもビールなぞ飲みながら演奏を楽しんでいますってえと。びっくりしました。

何が驚いたかといいますと、ハーピストさんが歌を歌い始めたんですよ。

え?何で驚くのかって?まさかブルースハープ演奏者が歌を歌うなんてまったく想定外だったのです(笑)


それくらい無知だったのです。

要するに、ブラバンみたいに楽器の演奏だけをするものだと。
ヴォーカルは、ヴォーカルが別にいるものだと。みたいな思い込みです。

でもね、その歌う姿にしびれちゃったんですよね。
人によって歌が得意なプレーヤー、そうじゃない方とかいます。
でも得意でない方でもなんといいますか、歌っちゃうわけですよ(笑)とにかく。
その楽しんでいる姿が自然でして。
なるほど、ブルースは大衆の歌(フォークソング)なのだから、誰が歌ってもよいのだと。

こうなったら自分も下手だけどいつかは生活に音楽を取り込んでテレビで見る沖縄のおじいさんのように歌ってみたいものだと思いました。
そして数年たち相変わらず下手なままですが歌うようになりました。
小さな夢ですがかないました。

後にチャーリーマッコイが来日したので出かけたとき、チャーリーも歌を歌いまして、これもびっくりしました。ハーモニカ演奏なしの歌だけってのもありまして。
おぉ、歌だよな、やっぱりみんな歌いたいんだ、と。

補足)2012年10月15日、場所は吉祥寺のスターパインズカフェでゲストは、松田幸一、Keiko Waklerのお二方でした。

※2017年12月17日、妹尾隆一郎さんが亡くなられました。ご冥福をお祈りします。

2013年12月9日月曜日

Caldoniaを巡る旅(3)

追記2016年7月)こんなカレドニアまとめサイトを発見しました。出回っている動画が全部ラインナップされてるのでカレドニアマニア(なんているのか?)には必見かと。

Why is the name Caldonia used so much in blues music?

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困難を乗り越えて購入した100円のMP3”Caledonia -Live-”(ご覧のとおりスペルが間違っています)は、サイコーにご機嫌な曲でした。

演奏は、YouTubeで先に発見した「カレドニア4」と同じメンバーと思われます。
Pinetop Perkins(ピアノ)、Jerry Portnoy(ブルースハープ)
The Band のLast Waltzにも
収録されてます
ピアノと歌声は、まごうことなくPinetop Perkinsですし、ハープのソロもポートノイのフレーズ(お祭りのお囃子みたいな感じ)でしたので。

しかし内容が非常によいのです。
イントロのリズム。他のカレドニアと比べて跳ねる部分が多く、その際に客が陽気な合いの手を入れます。
他にもプレイ中に客やプレーヤー同士の掛け声、雄叫び、合いの手が絶妙のタイミングで入っていて、演奏終わりのPinetop Perkinsの笑い声に至るまで、すべてが音楽になっているのです。

この歌は、途中で歌詞が台詞になります。
当人の母親(マム)が息子にあの女はやめとけって感じのセリフなのですが、PerkinsとMuddyのやりとりが絶妙でして。マディが母親役やるところなんて顔思い出しちゃうと吹き出しそうです。

Perkins "Now you know?"
Muddy  "What, ...what son?"(うろたえた母親風の合いの手)

この台詞部分は、ブラック英語なので聞き取りがむずかしくバージョンも数あるのでマネするのは相当むずかしそうです。現に白人歌手のバージョンでは台詞部分を歌の歌詞に翻案して歌っています。

また、この歌のサビ?である、

Caledonia! donia! What makes your big head so hard?

の後に、謎の合いの手「Mah!」というのが入ります。さる歌詞サイトでは”What”となっていましたが、これはどう聴いても「マ!」であります。この”マ!”は、相当景気よくかつ絶妙のマヌケさで入れないとサマにならないと思います。(もしかするとブラック英語のmy=mahなのかもです)
これまたあたしが聴いた白人バージョンですとマ!は入れずになめらかな歌になっています。

ライブで日本人が演奏するカレドニアを聴いたことがまだありませんので、彼らが台詞バージョンと「マ!」を入れるのか興味津々です。
日本の歌手で「マ!」がサマになるのは、和田アキ子か桑田佳祐くらいのものではないでしょうか。

会場もプレーヤーも騒音も合わせてトータルな環境が音楽になっているなんて、もうやってられない(笑)ですよね。

Caldoniaを巡る旅(2)

ブルースソング、"カレドニア(Caldonia)"を覚えてみようかな、なんて思って曲を集め始めました。
そういえば、クラシック音楽のファンが同じ楽曲を様々な実演家が演じているのを聴き比べたりしますが、あたしも自分で演奏する段になりまして同じように様々なバージョンを聴き比べるようになりました。大したものです(笑)。

そして、聴き比べるのが、これが実に楽しいんですね。

アマゾンで見つけた100円の曲。Kindle FireHDで購入しました。
ちゃんと購入処理完了の表示が出たにもかかわらずクラウドに反映されていません。
あれ?と思ったのですが夜中だったのもあり、翌朝確認してみようと寝てしまいました。

早朝に目が覚めてPCで確認したところやはり無い。妙だと思い、サポートに連絡してみることにしました。いつの間にかアマゾンのサポートはチャットと電話という方法が加わっていてしかも24時間体制になっています。さっそくチャットで相談したところ購入履歴が無いということが判明。

ま、なんか変だったのだろう、購入さえしてなければいいか、とたかをくくり、よせばいいのにその場であらためてPCのウェブでCaldoniaを購入しました。ところが!エラーが出て買うことができません。
うーむ。ひょっとして100円と150円は同じ商品でシステム的に間違ってるのかもしれない、150円の方なら買えるかも?とまたまた150円の品をクリック。
するとなんとこっちもエラー。
が~ん。たかがMP3一曲ですが欲しいとなると止まらない。
ここまでは早朝の出来事でして、そのまま勤めにでました。

昼過ぎに携帯でメールを見たら・・・なんと早朝にエラーが出た二回の発注に対する注文確認メールが来ているではないですか! 同じ曲を二個買ってしまったわけです。
金額的にはどうってことないのですが非常に気味が悪いので、帰宅後、今度は電話のサポートに連絡を入れました。
(幸いにも発注が完了していると思わなかったので楽曲をダウンロードしていませんでした。)

こちらが大事になっていまして、夜中にFire HDで発注した注文が自分でもすっかり忘れていたまったく別のアマゾンアカウントからの発注になっていたことが判明しました。
しかもこの別アカウントのアカウント管理に入る方法がないという不可思議。パスワードを再発行しても入れないのです。

この件は、実は今も調査中でして連絡を待っているところです。
誤注文の二曲は結局、そのやりとり間で一曲だけの注文に修正してもらってさらに翌日になってからようやくDLして聴いてみました。

するってぇと。苦労しただけに、この音源が最高にご機嫌な代物だったのです。


2013年12月6日金曜日

Caldoniaを巡る旅(1)

"ニア"ってのが末尾につくと地方とか国とかって意味合いになるのでしょうね。
ちょっと調べたら「接尾辞-ia」という種類だそうで、イアなんですね。アジアもその仲間だそうです。
インダストリアとか、パタゴニアとか。

カレドニア(Caledonia)ってのはイギリスの方の地方だそうです。
でも、あたしがタイトルに書いたカるドニア(Caldonia)は、LとDの間にEがありません。
歌の題名で女性の名前です。三日前までは、歌もカレドニア(Caledonia)だと思い込んでいました。
英語版、Wikipediaの方には曲名のエントリーがあってスペルミスについてもひと段落割いています。

ブルースで陽気な曲をといったらカレドニアをみんなでやることがあるので覚えておいた方がよいと言われまして、あたしは俄かファンですので知りませんでした。ま、前述のWikipediaに詳しいですが、どうやって覚えるか?ってんで検索しますといくつか上がってきます。

YouTubeで白人男性二人が陽気にやっている映像がまずひとつ。(これを便宜上、カレドニア1と呼びます)これはタイトルをやはり間違えてCaledoniaになっております。
同じく、The BandのNew Orleans Jazz Festivalの映像。(カレドニア2)
ときて、The Bandのちゃんとした音源がないかなと思って結局、4枚組CD「The Last Walts」を購入。
ただし、これはライブにマディ・ウォーターズを招いての演奏。(カレドニア3)
だんだん無邪気にルーツに近づいております(笑)
ブルースマニアが聞いたら腹立つでしょうね。

※本当のオリジナルまでの旅は割愛

じゃ、マディウォーターズのカレドニアでYouTubeを検索してみますと、Pinetop Perkins(ピアノ)、Jerry Portnoy(ブルースハープ)の映像。(カレドニア4)この映像もタイトルがCaledoniaになっております。

B.B.Kingや他の方々、オリジナルまで枝を広げていってもよいのですが、Amazonでマディの別の音源ないかな?と検索したら一曲でてきました。Caledonia -Live-。
同じ音源なのですが、リリース時期の異なるアルバムらしくひとつは100円。もうひとつは150円。
もちろん100円を選びましたとも。





2013年12月4日水曜日

褒めて優しく殺して

年に一度、会社のはからいで産業医のカウンセリングを受けます。

ま、各種健康についての雑談みたいなものですが、「褒められる」ことの効用が話題になりました。

褒められると誰もがうれしいものですが、何が特に嬉しかったかな?とつらつら考えました。
何か公式な賞を受けたりするのは嬉しくて当たり前ですのでそれ以外では?

で音楽?関係で二つ思い出しました。

ひとつはアメリカで週末、コミュニティカレッジ(市民講座)で「ディスコダンス」を受講していたことがあります。30年以上前の話です。

半年くらいの期間でした。最初は、結構な受講生の数だったのですが少しずつ脱落して最後は数人になってしまいました。

ある回は、なんと生徒があたし一人でした。
すると先生が、"Let's start! My best student"とぽつりと言ったのです。
なんだか嬉しかったですねぇ。

たまたま一人だったってことですが、運動はからきしダメなあたしをリズム感よさそうな多様な人種がいるクラスの中でベストって言ってくれるなんて泣けるじゃないですか。

(余談ですが、ブラックで踊りがからきしの生徒が一人いました。熱心に通っていて心が打たれましたが、そりゃ中にはいますよね。こっちが勝手に全員上手だろうと思い込んでいるんだから。日本人が全員柔道できないのと同じですわ)

もう一つは、国内の話。こちらも20年前くらい。

広尾に洋楽曲専門のカラオケの店がありまして、何回か好きな連中に誘われてでかけました。
その店は客はほとんどが外国人でした。

何か歌おう(当たり前ですが)ってんでレパートリーもさしてないあたしは、Jim Croceの"Bad, Bad Leroy Brown"を演りました。

曲が始まってあたしが歌い始めると、なんと遊びに来ていたアメリカ人たちがフロアで大喜びで踊り始めたんですよ。
言葉で褒められたんじゃないですが、めちゃくちゃ嬉しかったです。

仕事では何かあったかな?(笑)

犬の話

車など運転していますと町の風景が目に入りますね。
車窓の風景でなくとも街歩きでもあたしが特に好きな人々の光景ってのがあります。

ひとつは待ち合わせしている女の子のもとに待ち人の恋人が現れた時の嬉しそうな表情。
もうひとつは、私服の中年男性二人が街角で楽しそうに会話している様子。
「私服」ってのはこちらの勝手な想像ですが、おそらく仕事や人間関係の噂話ではなくてまったく分野の違う趣味や生活の話題をしているのかな?なんて思うからです。

さて、先日久々に「末げん」の「かま定食」を食べにいきました。
隣の席に中年の男性二人。勤め人ですが初老に近い。

一人は、電通のバッジをつけてるのであたしの「私服」のルールにははずれています。
もう一人もスーツのビシッとしたダンディーだがやはり初老の男。
注文が済むとぼそぼそっと会話が始まる。

「……。で、どうなんですか?」
「えぇ。まず腫瘍マーカーを再度やって、その結果によっては医者と相談して……」
「…。大変ですね」
「でも、女って強いですね。ほんと。結構、元気な様子でやってますよ。 あ、そうそう先日、Eテレで犬の番組やってだんですよ。BBC製作だったかな。犬の能力が凄い!みたいな内容で。
嗅覚が凄いので家の人の(癌の)再発を匂いで感知したみたいな話もやってたんですよ。家族の命を救ったみたいな」

「犬、いなくなると寂しいですよね。」
「半年くらい、家に帰っても出迎えてくれないのでぽっかり穴が開いたみたいで。つらかったです」
「うちも、また飼うなら同じ犬種がいいんだけど。女房なんてたまに近所でコーギー飼ってる家に行って触らせてもらったりしてますよ」
「うちもそうですよ。ペットショップに行って飼う気もないのに抱かせてもらったりしてね」
「わかる、わかる」
「また飼いたいけど、自分たちの方が先に逝っちゃうだろうし……。うちの子供は犬の面倒なんてまったく見る気ないし……」

世の中ですよね。

2013年12月3日火曜日

中国再訪(4) 復路

余談ですが、海外出張ってのは必ず「赤字」になりますよね。
仕事で行くのにいまだお土産買ってくるでしょ?
チップにしても食事にしても結局、持ち出しになるわけでして。旅行好きの人ならそれでもいいのでしょうけど。

さて、仕事を終えて帰国のスケジュールの関係で香港に一泊とあいなりました。
帰路は、行きと出入国口を変えて「福田口岸」を使ってみようと思いました。
(往路で香港側では「落馬洲駅」行の電車の終点です)

往路で使った羅湖口岸よりもマイナーなので「空いている」という話もあり宿泊先からタクシーで向かいました。
いかにも港?(ではないですが)の税関という感じのたてもので、ここは中国側の地下鉄4号線の福田口という駅の駅ビルにもなっています。

このビルの二階が出入国口なのですが、空いているというのは大間違いでめちゃくちゃ待ちました。一階でも「香港はこちら」のサインが大きく出ているので間違えることはないと思います。

往路同様、国境を徒歩で渡るのですが香港側に戻ったらなぜかすごくホっとしました。
言葉が通じるというのもありがたいですよね。

中国国内では噂のグレートファイヤーウォールでGoogleのサービスは事実上全滅でした。結局、日本から持って行った携帯をそのままローミングした状態が一番使えました。
いかに普段からGoogleの世話になっているかが身に沁みます。

香港に「入国」しますと今度は建物内から直結で前述の地下鉄MTR落馬洲駅がありますので目的地(あたしの場合は「旺角東駅」)まで切符を買います。

翌朝の空港への帰路も、現地の電車になれましたので地下鉄の乗継ぎ、エアポートエキスプレス鉄道で戻りました。こちらの駅はエレベータやエスカレータの整備がいまひとつで思い荷物ですとちょっと大変ですが交通自体はとても便利でした。

余談ですが、中国も香港もコンビニの袋がないのが不便でした。有料で買えばあるのですがコンビニ袋は必需品ですね。

2013年12月2日月曜日

中国再訪(3) 香港国際空港~中国深セン

調べたところ香港から中国への”出入り”は、何通りかありまして、空港からフェリーを使いますと香港に入国することなく空港から直接船にのり中国本土へ入れるそうです。
でも時間調整などがややこしそうなので、あたしの場合は「初心者向け」と言われているバス(行きだけ)と電車を利用することにしました。

とはいえ面倒なんですよ(笑)。切符の買い方すらわからないとかね。

こんな感じで移動しました。

香港国際空港

バス(A43系統)で「水上」駅へ

でもそもそもバスの乗り場が非常にわかりにくい(笑)

このHPのQ&Aの最上部「fugitive」という方の回答に助けられました。ありがとうございます。
フォローアップの意味で文章をそのまま引用&さらにわかりやすく翻案させていだきます。

○バス乗り場

原文:香港空港からですと、到着口を背にしていちばん右側前方の建物の出口を出て1階まで降ります。

※一階に降りて到着口を背にした状態で右折してとにかくひたすら右というか端っこの外側にあります。空港構内で下階に降りてひたすら端をめざしたら渡り廊下のようなところをくぐっていきなり表に出た感じでした。

○料金と切符

原文:料金は29香港ドル。お釣りがありませんので小額紙幣に両替しておくことをお勧めします。

※料金が値上げされたのでしょう。30.9香港ドルでした。到着したばかりで小額紙幣がないので心配(慣れない場所ですとこんな小さなことでも気になります)でしたが、バス乗り場の手前に窓口切符売場がありましたのでそこでチケットを購入すると対面でお釣りがもらえます。英語が通じるので助かります。

バスに乗るとき、この切符を日本のバスと同じような切符箱のようなものに投入します。
現金客も同じ箱に投入していましたが金額も確認せず鷹揚なものでした。
それと、日本人のビジネス旅客がたくさん乗車していました。一人だったり二人だったりとばらばらのグループの日本人たちです。

○停留所

原文:バスに乗ったら2つ目の停車場が「上水駅」で、ここで下車します。大体空港から40~50分です。

※一つ目、二つ目と悩みますな。一つ目のバス停ですが途中、日本の高速バスのバス停のようなところで一旦止まりました。
次の上水は、大きな街中のターミナルでした。

○電車で羅湖口岸へ

次に、電車(地下鉄MTRのEast Rail Lineという奴ですがこの辺りでは地上鉄になってます)でひと駅だけ乗ります。「水上」~「羅湖」。

ここでは「落馬洲」行きと二種類の行き先がきます。

どちらに乗っても、中国への入国ができる出入国ゲートがあるので問題はないのですが、何しろ初めてなのでHP情報にある「羅湖」行きに乗りました(ちょうど来た電車がこれだったし)。

さて前述のバス停は、まさに水上駅前につきます。駅は、総武線、中央線の各駅のように高いところにありまして大勢の人がぞろぞろと階段やらスロープを上って改札に向かっています。

次の難関(笑)は切符ですが、ひとつ助かったのは、こちらも日本の様にICカード利用者が大半なので切符販売機の前が空いていることです。
列の後ろからさほどプレッシャーを受けずにじっくり悩んで買える(笑)と。 行き先を画面で押してお金を入れる。ただそれだけなので日本の販売機よりわかりやすいと思いました。

○中国入国

さて、電車が「羅湖」につきますとブログで読んだ通りの(当たり前ですが)出入国手続きがまっています。電車を降りてホームから出口、出入国までの一連の流れは大勢の人たちと一緒なので外国人用の窓口に並ぶというのだけ注意すれば問題は何もありませんでした。

川の上にかけられた大きな渡り廊下が国境でして中国側に入ると再び入国検査があります。
入国しますと大きなターミナルなのですが、噂通り白タクがつぎつぎと声をかけてきます。

先のブログに紹介されているタクシー乗り場は歩いて結構な距離にあるのですがタクシー乗り場のサインを見ながらいけばたどり着けます。
ものすごい行列の人がタクシー待ちをしていましたが次々とくるのでそれほど待ちませんでした。

余談ですが、中国のタクシーは領収書(メーター料+3元の燃料チャージ)がきちんとしていてヨーロッパのタクシーなどよりよほど安心な感じがしました。
めちゃくちゃ安いですし。

外国での生活ですとここに限らずタクシー運転手やら、ファーストフードやお店の売り子やら、とてもぶっきらぼうな対応に慣れておかないといけないですね。
別に機嫌が悪いわけではないのですから。