2011年12月28日水曜日

おすすめ読書生活

「老眼になってきて、なんだか本を読むのが億劫になってきた」

「もともと、メガネをしていた人は面倒さに慣れてるのだと思うが、ずっと裸眼できたのでメガネを習慣づけるのが結構つらいんだ」

そんな、ご不満をお持ちのみなさまの老眼読書ライフに、子供向けの『青い鳥文庫』(系)がオススメです。

行間も空いてるし、字のサイズも文庫よりもやや大きめ。
新聞も小学生新聞に変えて・・・。



2011年12月26日月曜日

円周率スランプ

だいぶ前に「円周率」のことを書きましたが、最近、スランプになりました。

450桁~459桁までが、どうしても途中で別のパートと途中混じってしまうようになっちゃったです。
ここは、33057270365759591953とはじまりまして割と特徴(59が二回あったり)のある部分なのですが、いったんとっちらかるともうだめでいったん記憶をご破算にして整理しないといけない感じになっています。
入浴中にやってるので一旦ひっかかるともう先に進めない。

スポーツも同じかと思いますが、いったん苦手意識が染みつきますとそこから逃れるのが大変でしてクリアファイルの中に円周率1000桁を印刷して周囲を透明荷造りテープでとめて簡易パウチを作り風呂場に持ち込みました。

2011年12月22日木曜日

雪渡り ~キックキックトントン~

前に、「虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)」について書いたことがありますが、ご存じ『雪渡り 』も名作ですよね。


ラジオ体操もこの時期になるとあたりはもうまるで真っ暗で(宮沢賢治風)、みんな手袋をしてます。
あたしも軍手をして身体動かしますが、指がね。こんな感じになっちまいまして。


2011年12月21日水曜日

ボイトレ

ブルースを練習してますと、やはりどうしても歌というのがはずせなくなってきます。

歌うのが嫌いな人ってのは本来いなくて、人前で歌うのが好きか嫌いか?ってとこなのでしょうが、人前でなくても気に入った歌はできるなら上手になりたい。

おまえ、そんなことまでやってるのかよ?というところですが、ひそかにボイストレーニングを独習しています。今年の5月くらいからね。

もともと、声がこもりがちで聞き返されることが多いので歌に限らず声は改善したいなぁと常々思っていました。

何冊か専門書を取り寄せまして半年過ぎましたが、少し効果が出てきました。
他のネタと並行して書いていこうと思います。

側転

つぶやきのようですが。

女の子供って、なんだかやたらと側転したがりませんか?
あれ、なんでしょうね? 見てるとだんだん腹たってきます(笑)

2011年12月15日木曜日

腰痛の原因?

腰痛がちょっとね。

いつもは、腰痛といえばギックリなのですが、今回はきっかけがなくてジワっと痛い。
そのような腰痛の方が怖いんですね。そのまま足までしびれたりすると重い。

これはいかんなというのでいつもの治療院に行きました。
院長も顔をみるなり「来たな」ってなもんですわ。接骨院の常連になったら仕舞いですな。

原因は、なんだろう?冷えかな?ウォームビズが恨めしいけど、みんな大変だし仕方ないな、とかいろいろ探っている内にわかりましたよ。
原因が。

ギターです。座って練習するのがよくないらしいです。
まてよ?って思って「ギター 腰痛」という単語で検索したら出るわ出るわ。
参ったなぁ。要するに姿勢がよくないらしくて、なおかつヘタっぴいはギターの指板を覗き込むから更に腰に悪いそうです。
クラシックギターには、対策用の治具があるらしいのですが、果たしてエレキでも使えるのだろうか?調べてみます。


2011年12月14日水曜日

暗唱の集中を(特に)さまたげるもの

暗唱は、ココロの集中が必要なのは言うまでもありませんが、人間ですから途切れることがあります。
しかし、中でも特に暗唱に不向きな気が散る状況というのがあることに気が付きました。

1)暗唱中に、「怒りを覚えた」場合
2)暗唱中に、「エッチなことを考えた」場合

上記の二つは、暗唱作業に気持ちを戻すのに苦労します。特に「怒り」の方が質が悪いようです。
暗唱ばかりしていても仕方ないので時間をなるべく短くしたいところですが、これら気が散る状況に陥りますと効率が著しく落ちセッション終了まで時間がかかってしまいます。
暗唱中に、綺麗なおねえちゃんとか見るのは厳禁ですね。

この二つの阻害要因を見て思うのが、お釈迦様など古の聖人たちがまさに解脱しようとした煩悩そのものではないですか。
みんなココロの集中を阻害するものをなんとか脳裏から取り除こうと苦労したのだろうと下衆のあたしも考えています。

2011年12月11日日曜日

母の名言

おふくろが先日、突然こんなことをいいました。

「あのさ、金さんだったか銀さんだったか忘れたけど・・・」
「?」

「その一人がね、生前言ってたのよ。”人は足から死んでいく”って。
それは本当だね。ここ(ホーム)でみんなを見てるとやはり足からきちゃうんだ。でも、男の方が足は丈夫だね、どうやら」

ふーむ、女性の方が足から来るらしいって話を以前、ここでも書きましたが本当にそうなのかもしれませんね。

追記2017年5月25日この母も今年亡くなりました


2011年12月10日土曜日

Son House

先日、仲間で雑談しているとき、「プーさんのハニーハント」に乗ってたらなんだか急に涙が出てきちゃって」という人がいまして。

ディズニーの場合、なにかそういった感傷を引き起こす力がありますよね。
YouTubeに投稿されているディズニーランドの音楽に寄せられているコメントにも「なんだか涙でてきた」なんてのを散見します。

先週末、車を運転しながらサンハウスという人のCDを聴いていました。
はじめて聴くブルースCDだったのですが、手拍子だけで歌う曲にさしかかったら急に泣けてきまして。

きっとその時の風景なんかも関係あるのだと思います。 いい面構えですよね。
ブルース関係のDVDなぞ観ますと、彼のインタビュー映像がありまして、「ブルースってのはね。男と女のことを歌うんだよ」なんて語っています。


ブルース・プロジェクトは、
マーティン・スコセッシ製作の映像作品。
サン・ハウスのインタビューも入っています。

2011年12月9日金曜日

歌詞を覚える努力

語学の話を書いたので。「暗唱」と組み合わせると英語の歌詞を覚えるのにいいかもしれないなと気が付きました。

早く気が付けよというところですが、文章の暗証と歌の歌詞を覚えるのは理由はわかりませんが全然感覚が違います。

Gunther Karstenさんという記憶力世界チャンピオンの方の本(※1)でも「歌は覚えられないんですよ」と書いているので覚えるテクニックが異なるのでしょうね。


歌の番数っていうんですか?1番と2番、3番とみな韻を踏んだりしているのでフレーズが似通っているじゃないですか?さらに歌いながらなので間違いやすい。
英語に限らず、日本語でも覚えにくいですよね。

自分的には、歌詞をプリントアウトして歌詞カードにして持ち歩き、手書きで「分析」を加えることにしました。

たとえば、Little Walterの「My Babe」を覚えるには、1番のここがYeahで2番は、yes。
3番では、no。4番は・・・みたいな。

他に英語の詞は、間違っていることが多いので聞き取りながら修正を加えます。この聴き取りが間違っている可能性は高いのですが、「歌いやすければよい」という方を優先(笑)。

記憶に定着させるには、繰り返しが最重要ですが、本番(笑)の時に、頭が真っ白になるケースがあります。特に他の人が歌っているのを聴いている内に、自分の記憶がわけがわからなくなっていく現象があります。

そのための保険として歌詞にビジュアルイメージを加えておくとよいと思います。

※「記憶力世界チャンピオンカールステン博士の頭がよくなる勉強法―単語・歴史・公式・数字がすばやく覚えられる」

 面白い本でした。外国人の著書は雑談チックな書き方のハウツー本が多いですよね。

ロボット彫刻?

二枚の写真をご紹介します。

左側が江東区の青海で建設中の機動戦士ガンダムの足。
前に、一度、「潮風公園」に立っていたやつが戻ってくるわけです。

右の写真は、ウンベルト・ボッチオーニというイタリアの彫刻家の作品「空間における連続性のユニークな形態」です。

似てるでしょ?

実は、ボッチオーニが属する20世紀初頭の芸術運動「未来派」があたしの学生時代の研究テーマでして、ボッチオーニの作品は彫刻も絵も大好きです。
で、建設中のロボットの足をみて過去がよみがえったというわけであります。

ダン・シモンズの長編SF『ハイペリオン 』にシュライクという不気味なロボット?が登場しますが、この本を読んだとき頭に浮かんだイメージが、やはりこのボッチオーニの作品でした。


2011年12月8日木曜日

語学力の不思議

語学力とは不思議なもので必要になると底力がでます。
映像化されているのですが
まだ見ていません

あたしは、一応英検は1級なのですが、そこは他の1級の方たちもご承知の通り、本当のところ、だからって、そんなに上手なわけでもない。対面ならまぁ適当にこなしますが、米国人やらの国際会議などに出るとチンプンカンプンですわ。

でも、Adam Gussowのハーモニカレッスンの英語だけは100%わかりますね。時間が経つと英語で聴いていることを忘れているくらいです。好きこそもののってことなのか、必要が生む力っていうのですか?

昔、フィリップ・ホセ・ファーマーの『リバーワールドシリーズ 』の1巻目が出まして、2巻目が出る前にアメリカに行くことになりまして。もう、どうしても続きが読みたい!!こうなったらってんで原書を買いました。

これが(英語教材じゃなくて)本格的に原書で小説を読んだ初めての経験ですが、 どうしても知りたいとかのエネルギーが億劫さを凌駕するのかと思います。

2011年12月7日水曜日

「ブルースハープ入門」も・・・

ゲインミュージックスクールの教材ですが、実は、ギターの他にハーモニカの「ブルースハープ入門」というのも買ってまして。こちらは、本当の課題曲の練習につかれたときに口直しに練習するようにしていました。
JUKE。
未来永劫追い続ける曲

ベンドなりがそこそこできるようになってからの学習ですので進みは結構速かったです。

5月くらいに購入して12月、全課題曲(24曲)を一応終了しました。「一応」ですよ。
ギターの教本と同じで素晴らしい教材です。
いずれにせよ、まさかこの自分が「通信教育」の教材を最後までやれたことに感動です。えらい!>>自分

好きな曲の耳コピに自信のなかった部分が解明できたのもありがたかったです。
Jukeが最終課題曲ですが、これまで自己流・自己耳コピで吹いていたのでこちらは矯正に苦労しました。一旦、この教材の吹き方に全修正して慣れたところでタング・ブロックにしていこうと考えています。

2011年12月2日金曜日

アップ&シェア症候群

年末なので外に出ることが多いですね。

とあるプライベートな演奏会でプレイをする機会がありまして、念のため「写真なぞフェースブックには投稿しないでね」と30人くらいのお客さんにお願いしましたが、その夜、確認したらさっそく写真をアップしてる人がいるんですね。なんなのでしょう?我慢できないのかな?(笑)中毒?無邪気?

自分のウォールでしたので一応お相手にお詫びメッセージを入れてから削除させてもらいましたが、他人のウォールだった場合、完全にノーコントロールですから、その写真がタグづけされて拡散した日にゃ収拾不能ですよね。

←この色アレルギーになりそう(笑)

2011年12月1日木曜日

exギャルバス

先日、都バスに乗ったとき。

混んでまして、入り口からギュウってな感じで、SUICAをかざした手が滑りまして定期入れを床に落としてしまいました。

あたしの後から乗り込んできた人に申し訳ないので急いで拾おうと思いまして、しゃがみますな。
後ろの人を気遣ってちょっと足元を見ますってえと、高齢の女性のようで。

定期入れを拾い上げまして、ひょいっと後ろを振り向いて会釈をしました。
すると高齢の方とはまったく違いましてお姉ちゃんだったのです。

このミスは、あたしの頭の中で起きていることですから別にかまわないのですが、なんとなく悪かったような不思議な感触。

バスが進み少し先で空いた席に座りました。二人が横向きに座る場所で窓側、つまり奥にはすでに、おばちゃんが座っていました。

行程がさらに進むと奥の女性が下りる段になったと見え、あたしに「すいません」と声をかけました。
その声にはじめて相手を見ましたら、また!! うら若いお姉ちゃんだったのです。

同じバスで二度も見損なってしまいました。

無意識的には常にお姉ちゃんを祈っているわけですので、わざわざ自分から見誤る必要ないわけないのに。勘が衰えてきているのでしょうか。


2011年11月28日月曜日

酒とのつきあい方

嫌いではないのに、弱い。その対策を検討しています。

先日、同僚と千束(吉原じゃないですよ。念のため)まででかけまして、帰り打ち上げたんですよ。
その日は、ビール二杯とチューハイ一杯。

その後、連れの一人がまだ飲みたいというので厩橋のたもとで一杯だけつきあいました。それも白ワインのソーダ割りという超軟弱な飲み物です。
そしたら、大して飲んじゃないのに、翌日一日中調子が悪かった。

で、昨夜ですが、呑む量をスプリツァー(白ワイン&ソーダ)以外先日と同じにしてみました。
ビール二杯とチューハイ一杯です。
今朝は、まったく好調。飲んでないのと同じくらいであります。

この違いはなんなんでしょう?

1)前回は、同僚の職場の話題に終始した → ネタが悪かった?

2)前回は、時間が遅かった → てっぺん回る寸前でした

3)今回は、終了後、ウコンドリンクを飲んだ。

ということで(1)よいネタの会、(2)早めに上がる、(3)ウコンなりアミノ酸なりラムネ(お菓子の方ね)を飲む、といのがあたしの正しい酒席作法として制定することにしました。

2011年10月31日月曜日

もっちーの朝

ラジオ体操も、この季節になりますってぇと、子供の姿がめっきり減るもんです。
そんな中、最近登場した女の子がいます。

そうですねぇ。小学校1年くらいかと思います。
あたしゃもともと子供はあまり好きな方じゃありませんで、ましてや女の子供は、もろに所有欲むき出しだったり、いじわるが激しかったりするので目が向かない質ですが、一番先頭にひとりぼっちで立って一所懸命に体操する姿がけなげでして。

はじめ、一人で来てるのかと思い感心してたのですが、ある日、少し遅れて走りこんできた彼女。
後ろから「ワン!ワン!」と吠える犬。

走りながら振り返る彼女「もっちー!待っててね」
彼女は、もっちーの朝の散歩ついでに体操に参加してたってことなんですね。
つられて振り返ると、そこにはお父さんと犬。

お父さんは、犬を木につなぎまして自分も体操を始める。
犬は、その間、さみしくなってちょっと吠えたりする。と。

犬は、雑種でして、頭が黒い。毛も長いところやら短いところやら。体系も大きくもなく小さくもなく。
紐をピンとひっぱって恋しがるわけですわ。

体操が終わると、彼女はもっちーのところに駆けつけますな。
その時のもっちーの喜びようったらありゃしない。

2011年10月26日水曜日

イスラエルちゃん

少し前に、変な歌詞の歌の話を書きました。
前回は日本の歌でしたが、今日は外国曲の巻。

ひとつは、「ウスクダラ 」。トルコ語の歌です。
ウ~スクダ~ラ~き~て~み~て~おどろいた~~~

子供の頃、耳にした江利チエミの歌がず~~~と耳に残ってまして、中でも「それでは男が可哀相」の部分が何十年も耳に残っている。

うーん、やっぱり男って可哀相なんだ。あたしも常々思ってたんですよ。
可哀相だなって。
映画「お葬式」でも、高瀬春奈が言ってたものな。

もうだめだ、ちゃんと聴きたい!!ってんでCD買っちゃいました。江利チエミです。

他にもあったよな~ってのが、二曲。いずれもシングル盤の「レコード」持ってました!
中学生だったから、昔から変な歌好きだったんですね。

1)デスモンド・デッカー「イスラエルちゃん」

歌手の名前まで憶えてるってのがすごいですな。この曲名のインパクト!
意味わからないけど、妙に卑下したような歌詞!

今回、あらためてYouTubeで検索したら当人が歌ってる映像がありました。
へ~~~。この人、黒人の歌手だったんだ。
レゲエ??? なるほど!!! レコード買ったころ、レゲエなんてジャンル周りのだれも知らなかったもんなぁ。
あらためて聞くと、確かにレゲエです。とぼけた歌だなぁ。

2)ハリー・ニルソン「ココナッツ」

こちらはですね。歌手の名前を思い出せないので検索に苦労しました。一般的な名詞なので検索条件を考えないとつらい。
日本語では厳しいと思い「coconut song」として調べました。

すると見事!!一発。

しかし記憶から抜けてましたが、映画「レザボアドッグス」のテーマ?曲として採用されていたのですね。
タランティーノ監督もきっと耳に残ってたのでしょう。気が合うなぁ。

めちゃくちゃ変な曲です。歌詞に意味があるのかどうかも知りませんが、なんとなくドラッグを暗に意味しているように思えますな。

2011年10月19日水曜日

半タコ時空間

「半タコ」ってご存知でしょうか?
漢字では「半股引」って書くそうです。

おまつりの時に履く、「パンツ」といいますか、半ズボンといいますか。

普通の半ズボンですと、日本の足が入る筒状の空間が2本平行にならんでますな。
半タコも、確かに右足は右。左は左ってな「穴」状の空間になってますが、これが一筋縄でいかない。

「半タコ」のやつは、この二つの筒が「割れてまして」、相互に貫入するような、実に不思議な立体構造になっております。
「割れてる方」が後ろ側、そうでない方・・・・「割れてない方」とすっきり書けないでげすよ・・・割れてるような割れてないような方が前ですな。

まるで、「クラインの壺」のような存在なのです。
はんたこを、手に取って履き方を思案する時、「宇宙」を感じます。
ここに入る足はいったい宇宙のどこを通って、どこに出てくるのだ?


2011年10月17日月曜日

My Back Pages

幼馴染のK君の話を各所で話をしたところ、そこそこの反応でした。

「同窓会ってやつもあるね」と友人。

ですな。同窓会、卒業直後はまだしも、20周年、30周年なんてものに出かけていきますと同期の老け具合に愕然とします。

就いた職業と、オツムの状態が結構ビジュアル的には影響大かと思いますが、中には誰だか思い出せないやつもいる。

でも、不思議なもので30分くらい経つと、皆の顔が昔のものに戻っていくというのですか、時間が巻き戻りますな

----------巻き戻りません。
おそらく目が慣れるというか、まやかしに会うのでしょう。
でもね、

Ah~~, but I was so much older then, I'm younger than that now.

※追記)この歌について詳しく書きました。


2011年10月13日木曜日

秋は夕暮れ

今暮らしているところと実家は同じ都内でも少し離れてまして、たまにでかけて参ります。
いろいろね。掃除したり、あるいは物を持っていったりするわけですわ。
今回も手元においておかなくてよい本を置きに出かけました。

車を狭い私道に乗り付け荷物おろしまして、それから近隣の道。
幼馴染のK君の家の角を曲がって・・・と。

おや?めずらしく人が出てるやん。K君の家は、実家と異なりまして立派なお宅でして昔ながらの垣根があります。

禿とうのおじいちゃんが一生懸命、伸びた垣根の木を剪定してるわけです。

ん?まてよ?
・・・!!

げ~~! そのじいさんをよく見るとK君その人ではないですか!!!
ハンドルを握る手は震え冷や汗がでました(笑)

な、なんで。学校ではいつもトップクラスで運動も万能なK君。なんでお前が、じいさんになって剪定してやがんだよ。えぇ?(志ん朝調で)

そういえば、先日区役所から電話があってKさん民生委員になったって聞いたけど。

うーむ。「お前も、能書きたれてないで、まず鏡を眺めて、それから剪定でもしろよ。」ってところでしょうか。


2011年10月9日日曜日

世界は言葉でできている

世界は言葉でできている 』という深夜番組が始まるという話を聴きまして。

その通りなんだよ、わかってるじゃないか、と一人で答えました。
テレビ番組の本
あたしたちの世界は言葉によって認識されてまして、言葉によるイメージで作られています。

このテーマは哲学の分野の扱いでしたが「GIZMODE」に掲載された2010年の「言葉が違えば住んでる世界も違う」という記事で科学者が真剣に研究していることを知りました。

簡単な例では、ドイツ語やフランス語にある名詞の「性」の影響が述べられているのですが、興味深いのは空間認識の違い。

アボリジニの集団の中に、相対位置に関する用語を持たないグループがいて彼らの会話ではすべてに東西南北という方位をあらわして空間認識を行うのだそうです。この言語の場合、広い場所では違和感がないのですが、家の中でトイレを教える場合など非常に煩雑になります。研究者の実験では、円形の平面のホテルに配置された同じ平面の部屋がある場合。英語や日本語では、どの部屋も「同じ」という認識ですが、このグループの言語では厳密に異なる部屋としてとらえられるのだそうです。

「論語」では、最終章である尭曰二十(ぎょうえつにじゅう)の最後、オーラスですな。
ここで、「言葉を知らざるものは人を知らず」として締めくくっています。孔子も世界認識における言葉の最重要性に気がついていたのでしょうね。


2011年10月7日金曜日

One less Steven

スティーブが亡くなりましたね。ウォズやビルも悲しんでいるでしょうね。
6日の朝、職場に到着するなり、同僚が「聞いた?!」って教えてくれました。

でもその直後、職場に来ている一般の方に「スティーブがなくなったよ」といったら「え?どなたですか?」と聞かれました。ま、一般的にはそんなもんかと思います。

「じゃ、同じ、スティーブンでもスティーブン・キングは?」
「いえ、その人も知りません」
「うーんと、”スタンバイミー”って映画あるでしょ?あの原作者」と説明してようやくわかってくれました。

と、この段階でもミスター・ジョブスが誰だかは知らないわけですが、当然、その人はiPhoneは知っているわけですよ。

あたしらが、Apple IIは凄い、とかMacは革命だ!なんて言っているときには誰もウォズのこともジョブスのことも知らなかったのに今やトップニュースですものね。

彼らがXeroxのパロアルト研究所に見学に行ってMacのヒントを得たときの様子は、まるで自分が体験したかのようなイメージが頭の中に焼き付いています。

・・・なんて打ってたら、このパソコンとの長い年月がじわ~~~とよみがえってきました。やばい。

2011年10月6日木曜日

ヒッカリコマタキ

前回、洋楽曲の歌詞について書きましたが、日本の昭和初期の歌には変な歌詞のものがありますね。

たとえば、森山加代子の「じんじろげ」の歌詞では、後半のデタラメさは秀逸で、そもそも「ジンジロゲ」がまずなんだかわからない。

「ホーレツラッパ」って?何だ? 「ヒッカリコマタキ」とは一体?
「サヨナラバス」なんてものじゃありませんね。
この意味不明な歌詞をひねり出すパワーはいったいなんだ?

他にも変な詞ですと「オッペケペー節」や「ツーレロ節」なんてのもありますな。

でも、やはりメロディーの良さに加え一番インパクトがあるのが「東京節(パイノパイノパイ)」の意味不明フレーズ。
「ラメチャン」っていったい誰(笑)なんでしょう?

この歌は、榎本健一(エノケン)のしゃがれた声で脳裏によみがえります。彼の歌声はYouTubeでも聴くことができますが、声質がボブ・ディランのようでなんとも味がある。

記憶違いかもしれませんが、確かテレビで「トムとジェリー」がオンエアされていた時、エンディングのアニメでこの曲(ただし、メロディーだけですので、原曲「ジョージア行進曲」ですね)がかかっていました。

この歌には、替え歌がありまして誰から教わったのでしょうか、それとも映画などで観たのでしょうか?
さびの直前の歌詞を部分的に覚えていますが、こんな具合です。

♪ タロージローの戦隊記。お前の頭はハ○アタマ~

2011年10月3日月曜日

洋もの楽曲の歌詞

少し前に「スウィートホーム・シカゴ」の歌詞のことを書きましたが、インターネットのおかげで洋楽曲の歌詞に関する情報が結構豊富になりましたよね。(ややこしいので権利的な話はちょっと脇におかせてください)

「なんとかlyrics」と検索するといくつかの歌詞サイトがひっかかってきます。で、不思議なのはネイティブの人が記してくれている歌詞なのにいくつもバージョンがあったりするんですよ。

変だなと思っていたら、どこかのブログで「・・・この歌は、ネイティブでもうまく聞き取れなくて・・・」みたいな書き込みがありまして、なんだか不条理な気がしました。

だって歌詞って歌を作った人がいて、その人が詞を作ったわけじゃないですか?
なんであらためて聴き取りをしなくてはならないのか?

百歩譲ってオリジナルの歌詞が失われてしまったとして、ネイティブがそんなに聞き違ったりするものなのか?

日本の歌でそこまで何歌ってるのかわからないのって桑田佳祐くらいではないでしょうか?

サニーボーイウィリアムスンの「Don't start me to talkin'」という曲の歌詞についてです。
この三番の歌詞で女房かガールフレンドが美容院に行くといって自分から金を借りて浮気に行く場面(どんな歌なんじゃい(笑))があるんですが、後半の歌詞がわけわからない。
どの歌詞をみてもバラバラ。どのサイトでもひとつひとつが違う?

(ちなみにこの歌の二番ですが、女房が町に買い物に行きますと。ジョージに出会って殴られ顔に青たん作ります。家に帰って亭主にウソをつくというご機嫌な歌詞です)



2011年9月12日月曜日

Blues With a Feeling

全世界のブルース愛好家のみなさん。
ブルースって習慣性があるんじゃないでしょうか?

あの、いつの間にか体が揺れてしまうリズムが身体の中にじわじわと染み込んでいって最後には、ブルースなしではいられない身体になっていく。
半日聴いてないと、あ~ブルースを少し分けてくれ!!みたいな。

とはいうものの落語と同じで、あたしはそんなに詳しくはないんですよ。

どこかで読んだのですが、やはりブルースは歌だと。

ブルースブラザーズは、もろにリアルタイムといいますか、実際にオンエアでコント見てましたから馴染んではいたのですが、当時は、彼らが歌ってるのがブルース(笑)だなんて知りませんでした。

そのブルースブラザーズをはじめたくさんのシンガーたちが歌っていて有名な「Sweet Home Chicago」ですが、原曲はロバート・ジョンソンって神(アクマ?・・・ようかいくん?)でして、この原曲を聴くと今のと全然違う。歌詞も違うんですね。

今の歌では冒頭、「カモン!帰ろうよ!」って呼びかけるのですが、原曲は、たぶん「Home!」っていってんじゃないのかなぁ。ほとんど「オ゙ェエ~~~~~ン」に聴こえます。

今うたわれている歌も相当とぼけた歌詞なんですが、原曲はもっととぼけてまして、「なつかしい、カリフォルニアのシカゴに返ろうよ」なんて調子で、まるでバカボンのパパです。


2011年9月2日金曜日

バルタン最期の日

5年近くかわいがってきたザリガニが死んじゃいまして。

結構元気よくて、いい感じで脱皮を繰り返してきたのに。
猿江の公園に生息するバケモノみたいにでかいザリに育てたかったのに。

生き物飼っていますと重要なポイントがありますね。

たとえば、哺乳類の小動物ですと下痢は致命的ですな。 ハムスターが下痢でもしようものなら、もうダメと言われたようなものでショックが大きいです。
ウサギは、下痢の場合、乳酸菌を食べさせると割と早く回復するのでまぁまだ安心ですが。

ザリは、外側にコケといいますか藻のようなものがつくといかんです。専門サイトなどで、藻がついたらハブラシで落としてやるなんて書いてありますが、そうそう落ちてくれるものではありませんしザリは関節みたいなものが多いので関節に入りこんじゃう。

さて、今回の原因は病気でなく窒息のようです。ひっくり返ったまま逝ってましたので、身体を起こすことができなかったのでしょう。

ザリの水槽の底に砂利を敷いておきますと、ひっくり返ったザリは石を利用して起き上がりますが、今回は水の量との加減で起き上がれなかったのでしょう。

とにかくビックリするやつでして、そばを通るたびに「ワっ!!!」ってんでひっくり返っちゃう。
掃除のたびに別の水槽に移すと、ジ~ジ~言って怒るんですよ……グスッ・・・。

あ~おいらの手元に残ってくれたのは鳥越神社の金魚だけか。


2011年8月22日月曜日

厩火事

「厩火事」という落語のネタは、既述のように「郷党(きょうとう)第十」という章に出てくる話題にちなんだ噺です。

あらすじをWikipediaから孫引きさせていただきますと

----------wikipediaより引用----------
髪結いで生計を立てているお崎の亭主は文字通り「髪結いの亭主」。怠け者で昼間から遊び酒ばかり呑んでいる年下の亭主とは口喧嘩が絶えないが、しんから愛想が尽き果てたわけではなく、亭主の心持ちが分からないと仲人のところに相談を持ちかける。
話を聞いた仲人は、孔子が弟子の不手際で秘蔵の白馬を火災で失ったが、そのことを咎めず弟子たちの体を心配し弟子たちの信奉を得た話と、瀬戸物を大事にするあまり家庭が壊れた武家の話をする。そして目の前で夫秘蔵の瀬戸物を割り、どのように反応するかで身の振り方を考えたらどうかとアドバイスをする。
帰った彼女は早速実施、結果夫は彼女の方を心配した。感動したお崎が「そんなにあたしのことが大事かい?」と質問すると、「当たり前だ、お前が指でも怪我したら明日から遊んで酒が呑めねえ」
----------引用終わり----------

落語ネタに登場する人気者女房でだんとつ人気なのが、このお埼さんでして。みな所帯持つなら、お埼さんとおっしゃいます。

とかなんとか、あたしも落語の話題をよく書きますが趣味と言えるほどは詳しくはありません。
以前、ほんの少しだけホール寄席関係の仕事をしたくらいです。
寄席に足を運んだ回数だって大したことはない。
それでも「厩火事」は結構な回数拝見しています。それぐらい有名な噺なのですが、原典の論語はさっぱりしたもので、

厩焼けたり、子朝よりしりぞいて曰く、人をそこなえるか?馬を問わず

これだけです。(うろ覚えで書いてますので書き下し文テキトーです)
これが落語では白馬になっちゃってますからさすがですね。

お埼さんは、仲人から聞いた「もろこしのえらい先生」という言葉がささっちゃって家に帰っても「もろこし、もろこし」。
自分の身を心配してくれた亭主に、「あんた。やっぱりもろこしだったね」と泣いて喜ぶところがけなげで可愛い。

厩火事が作られた年代は知りませんが、明治時代としますと、みな論語は共通の常識としてあった時代ですからネタ元としてうってつけだったんでしょうね。


2011年8月13日土曜日

論語

あたしの論語話は無責任です。
ただのよもやま話ですので、解釈が違ってたりしても決してムキになったりしないように。

さて、「論語」は全部で20編(章)でできてまして、章ごとの分量もまちまちです。
内容は、なんとなくかたまり毎に近い傾向のものが集められています。
各章ごとにタイトルがついてますが、章の内容とは無関係でして、たいていは中のエピソードの中の用語でできてます。

後半の16章ぐらいから、書きっぷりが変わってきてまして説教くさくなってきます。(前半では「先生がおっしゃった」なのが後半では「孔子はこういった」になってます)
かんたんに云うと、つまらない(笑)っていうんですか。
まとめられた時代が異なるのではと、何かの解説に書いてありました。

同じ「つまらない」でも第10章「郷党第十(きょうとうだいじゅう)」は、逆にカジュアルネタが満載で物足りない。って編纂した孔子の弟子たちが聞いたら怒っちゃうかもしれません。

論語は、師匠である孔子がなくなってから長い年月が経ってから編纂されたものなのだそうです。
でも、あたしは「郷党第十」好きですよ。なにしろ落語の「厩火事」の元ネタがある章ですからね。

昔は、日本でも論語を音読、暗誦していたようですが、もし時間があればぜひ、好きなパートを暗誦してみてください。


はじめは意味不明でも、繰り返し音読していく内に、ぼんやりと趣旨が伝わってきます。(気のせいかもしれないけど)

特に、「厩火事」のくだりは超短いので簡単に覚えられます。

2011年8月9日火曜日

ハンカチ検査

早稲田にあった雀荘での話。

これは、当事者から聞いたネタなのであたしはその場にはいませんでしたが、その雀荘はよく知ってます。

小さな店でジャン卓の数は、せいぜい六つくらいだったでしょうか。貸事務所かなんかを改造した風情で広間の中にそのままトイレの入り口があるんですな。中は、本当にトイレの便器だけで手洗いは小さい洗面器がトイレを出たところについている。

連中はそこで麻雀を打ってまして女が一人、後は男三人。おそらくその女が言い出したのだと思いますが、「こいつらは、用を足したあと手を洗ってないのではないだろうか!」

場が盛り上がりまして勝負はそっちのけでトイレの利用者の観察が始まりました。雀荘の客は大体が男ですな。結果は女の仮説が証明された形になりまして、ほぼ全員、早稲田の男子学生は手を洗わないということがわかりました。

その店で牌を混ぜる気も失せた連中はそのまま飲み会へ流れたとか。

さて時は流れて現代です。
最近、会社のエレベータホールに行きますとエレベータの呼び出しボタンが「濡れている」んですよ。
思うに、これは、手を洗った後、拭いてないのではないでしょうか?

ま、手を洗う分だけ早稲田の学生よりゃ数段マシでしょう。

思うに、連中。節電前までは「ジェットタオル」使ってたんでしょうな。それが止められたもんだからしかたなくてそのままにしてるのではないか?
んで、そのままエレベータホールに向かう。
これがあたしの仮説です。
いい大人なんだから手拭い持ち歩いてほしいものです。

濡れた牌をかき混ぜるのはもっとやだなぁ。


2011年8月3日水曜日

B.B.とぼく

時折、ギターの話題を書いていますが、続けてますよ。
でも進歩が非常に遅いのでこっぱずかしくてあまり書けないでいます。

その恥でもネタになるほど恥ずかしいトピックならよいかということで。
最近、B.B.キングの曲を練習してるんですよ。神をもおそれぬ所業ですよね。

スローブルースなんですが、実際に弾いてみるとですね。確かに曲はスローなんですが、演奏はまったくスローじゃなくて。スピードを60%ぐらいまで下げないと音を追えません。

B.B.キングの場合、歌とギターが交互に「対話」をする形式でして。
YouTubeなどで他のミュージシャンとの競演をみると実に楽しそうにギターで「対話」をしています。ちっさ~~くやさしく奏でたと思ったらいきなり荒々しかったり。泣いたり笑ったり。怒ったり。
スローなメロディーの中に登場する、個別の対話。単体では相当速い。

これを一個(フレーズ)ずつ。まるでカタツムリのような速度で愚直に練習するわけです。
でも不思議なのは、どんなに一所懸命にやってもその日の練習では上達しないものは上達しない。まとめてやってもダメでして。

でも、翌日、同じところをまた練習すると必ず少しだけ進歩している。こんな年でも、指が少しだけ覚えているんです。

これの繰り返しでね。もし、いつかほぼ近い形で演奏できるようになったら、この一曲だけでも果報ものだなぁと思います。

2011年7月27日水曜日

S.N.Sとピア・プレッシャ

今日は、少し堅苦しいネタかな。
月曜に、あるIT会社の社長さんたちと食事をしまして、FacebookやGoogle+の話題になりました。

社長曰く、やっぱりフォロワーやら「友達」が増えてくると「良いこと」しか書けなくなっちゃって「あれ?これってホントにオレ?」なんて気分になってきます。とのこと。(あるミュージシャンの方も同じこと言ってました)

会合に同席していた若手の方が、「だから、オレは何も書き込みしません」と言っていましたが、実は彼が一番、デジタルリテラシーが高いのではないだろうか?と帰路、同僚と話しました。
とはいえ、世界のどこかで誰かが発信してくれた情報で問題が解決したりすることもあるのでムダということはないわけですがj。
でも、Facebookやtwitterは、くどいですな(笑)

ブログでも別に悪口とかじゃなくて記しておきたいなぁというネタでも同僚や知り合いに知られたくないな(笑)とかいう心理が働いて制限します。

SNSの場合は、チェックインをしなくても内容で「居場所」も曝されるので人と人の「環境(関係性を広くしたような意味合い)」が問題ない状況だと良いのですが、状況によってはPeer Pressure(ピアプレッシャ)の対象になりかねません。

ピアプレッシャは、直訳ですと「同僚からの圧力」という意味ですが、「異端(単独行動)であることを否定するような社会的圧力」というニュアンスです。

英語ですから西洋でも存在するわけですが最近はだいぶマシになってきたとはいえ日本は特に、このピアプレッシャ傾向が強いと思います。

身近なところですと「付き合い残業」とか「会社ゴルフ」とか「連帯責任」とか。

仲間に、勤め人のセミプロのミュージシャンがいまして普段は、あいつはこんな演奏の趣味もあるんだぞぉ、なんてネタにされる程度なのですが、いったん仕事で問題が発生するや世間は、「責任あるポジションなんだから、いつまでもライブ活動にかまけてないでさ」なんて言われ方をします。

Facebookは、飲み食いやら遊びの様子を能天気にさらしますが、あれ?あいつ具合悪いって言ってたのに今日、呑んでるのかよ。みたいな状況とか、日本が大変な時に連日、居酒屋でいいご身分だね、てな感じが醸成されます。日本ですから。


2011年7月20日水曜日

救助活動

先日、社内で「救命活動」の講習を受けました。

おそらく人は人生で一度は、「人工呼吸」を習うのだろうと勝手に思ってまして。
このままだと自分は、一度も人工呼吸を習わずにあの世に行ってしまうのでは?と思い、講習会のお知らせがあったので即座に手をあげました。
真剣です。人生にかかわりますから。

広いスペースにずらっとならんだダミー人形。不気味です。
先生の指導は厳しく、マッサージで力を入れる場所を探す手順など何度もだめだしをされます。手首をグイっと持たれ「この向き!!」「おらおら、もっと力入れてぇ!」「交代!!」
30回連続して人形の胸をギコギコ押しますので結構きつくて汗ばみます。

そんな中、超キュートな新入社員(元ミス○○です)がけなげに頑張っている姿をみると、いたいけで、人命救助中にもかかわらずよこしまな妄想が頭をよぎります。
いかんいかん。

一通りマッサージを習った後、倒れている病人、けが人を比較的安全な状態にする「回復体位」の作り方を習いました。

手順が込み入っていてまして、むずかしい。パートナーと交代で病人を演じます。
幸いにもあたしのパートナーは男性でしたので作業に心置きなく集中できましたが、新入社員と組んだルイジそっくり似の同僚は、夢うつつで自分がいったい何の作業をしていたのか覚えていないと申しておりました。

救助訓練とはいえ、すっかり汗ばんだ大人の男性の首筋に触れて脈をはかったり手を握るなんてえのはいったい何年ぶりなのでしょうか?はたまた生まれて初めてのことなのでしょうか?

次回は、ぜひフォークダンスの講習会を開いてもらいたいものです。

2011年7月13日水曜日

みみずのとむらい

今年は早く上がってしまいましたが、梅雨の時期、海が近いせいかあたしの職場周辺は、一層湿気っぽいです。

人間は苦手な、そんな気候になりますってえと、すっかり上機嫌になってうかれて踊りだしちゃうのが、ミミズたちでして。
ここしばらく、歩道のありとあらゆるところで、みみずの無残な姿が見られます。

「お!雨だ雨だ! てやんでえ、こちとら江戸前のみみずだぞ。よっし、いっそ中へくりだして彼女作っちゃお!」
「だからおめえはバカだっていわれんだよ。おめえが彼女じゃねえか」
「あ!そっか!!おれ婚活しなくていいんだ。ラッキー」

なんて調子でね。ついつい土から出てきて歩道にまで繰り出して迷子になっちゃう。

とういわけで、そこら中で、「みみずのとむらい」が行われています。
この儀式のつらいところは参列者もみなそのまま、バタバタと倒れ干からびていくところでして。なんでわざわざ土の中から出てくるのだろう。
なんて気の毒に思います。土の中でせっせと栄養つくってればよいのに。

去年はどうだったかなぁ。facebookで思わずつぶやいたところ、「朝は動いていましたよ」なんてコメントがあったので雨が降った夜の間に踊りでてきちゃうのでしょうね。
金子みすず作品集

さて、古風な言い回し「とむらい」といいますと思い出すのが、金子みすゞの「大漁」ですな。
NHKの『にほんごであそぼ』でも扱われていたのでおなじみかと思いますが、ご存じない方のために掲載しようと思ったら著作権の扱いがなんだかややこしいことになってるそうで、部分引用にとどめます。ご自分でGoogってください。

イワシ漁が大漁で喜びに湧く人々。
…、浜辺はまるでお祭りのようににぎやかだけど、方や、『海の中では何万のいわしのとむらいするだろう』

世の中ですな。


2011年7月11日月曜日

飲食店のクライテリア

あたしは、食べ物の話題をほとんど書いていませんが。
食べるのはもちろんあたしも生物なので好きなのですが、なじみの店はなるべく人に教えたくないですしね。

Facebookで食べ物の写真よく載せてますね。
ワインのボトルの写真もよく載せますな。あれなんなんでしょう。

情報探している人には便利なのかもですが、なんか食通の国みたいでね。おまえら全員食通かよ。みたいな。
しまいにはワインボトルの写真みるだけでおなか一杯になります。

聞いてないよ、って言われそうですが、あたしの好きな飲食店の原則(評価基準)を書いておきます。

・あいさつの声が生き生きしている
・店主の目が行き届く広さ
・客から調理している様子が見える
・注文を忘れない
・無駄口や能書きを並べない
・店員同志がおしゃべりをしない
・馴染みの客にこれみよがしな贔屓をしない
・店のルールが明快(例:水のセルフサービスなどがわかりやすい。ランチサービスの仕組みが複雑でない。など)
・頑固でも傲岸不遜ではない(子供が来ようが、女性客が残そうがたんたんと運営)

大好きなラーメン店の話です。
店主は、注文をすべて口頭で暗記します。覚えた注文の精算金額も諳んじています。

あるとき、食事を終えた客が店員に声をかけました。店員が金額を告げたので客が支払いました。
ラーメンの仕込みをしていた店主が店員をジロっと見ると、すかさず「金額違うよ!」といって店員の手から100円玉を取って、ニコっと客にお金を戻しました。ステキでした。

この店主の記憶の秘密ですが、注文を受けるときに一瞬、ジっと客を見つめます。
このアクションでビジュアルに客と注文と値段をリンクさせるのだと思います。
ある種の、直観像記憶の持ち主なのだと信じています。

2011年6月25日土曜日

パワーポイント病

今年の5月29日のGIZMODEの記事で「PowerPointスライド世界ワースト作品...」というのがありました。

たしかに講演会などにでかけると、なんだこれはっ!!ってなスライドにお目にかかることありますよね。
ただ、あたしがこの記事で気に入ったのは書き出しのひとこと。

『パワポのスライドって全部ワーストいけちゃいそうな気もしますが、……』

あはは。どこかの学会ではパワポによるプレゼンを禁止したって話を聞いたことがあります。

あたしもパワポは、うさん臭くて好きじゃないです。特に、エージェンシーがつくるタイプのA4横書き、能書きやもっともらしいチャートがやたらと多いタイプ。さっさと、云いたいことを書けといいたくなりますな。あらまし、目的、条件、工程、金額。

あたしが出会った企画書でもっとも酷いなと思った文面をメモにとってありましたので原案に手を加えて紹介します。

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ローリスクで資源のマルチユースを実現する企業間コラボレーションを活用した新しいコンテンツビジネスのバリューを創造します。
外部の有力ベンチャーをコアにした展開を目指します。
プロジェクトの立ち上げは、LLP(有限責任事業組合)を設置、有力ファンドを通じた資本参加による実質的な運営をグリップして利益を確保します。
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2011年6月23日木曜日

1000ペグ

数字の暗記の基本となるのが、100種類の語呂合わせで作られたペグ(杭)というものだというのは前に書きましたが。
七田の教材には、1000ペグという教材があります。

こちらは、1番から1000番まで全部が異なる絵になっていまして、語呂合わせではなくてランダムに並んでいる1000個の絵に突拍子もないストーリーをあてはめてイメージで暗記していきます。

そいつは覚えるのが大変そうだ!
と思われるかと思いますが、あにはからんや円周率を1000桁まで覚えるのに比べるとグっと簡単でした。
なぜなら円周率は限られた数(100個)の絵の組み合わせで数字を暗唱するので同じイメージが繰り返し登場します。ややもするととっちらかってしまいます。

一方、1000ペグの方は同じ絵が一枚もないのでイメージさえ脳ミソに定着してしまえば覚えるのは意外と楽です。で、これまた何の役にたつのだ?と思いますな。

でも、円周率よりは実用的に活用できると思います。そもそも「ペグ」という名前がついているとおり1000個を順番も含め完全に覚えてしまえば、こんどは1000種類のアイテムと記憶を関連づけることが可能になるからです。

とはいいましたが、あたしはまだ437番目は何?と聞かれてすっとは答えが出てきません。
集中して訓練すれば達成可能だと思いますので、いずれやってみようと思っています。

しかし1000枚のイラスト描いたイラストレーターも仕事とはいえ立派だと思いました。

モラクセラ菌

少し前に、焼きとん屋さんの「金魚のジョッキ」の話を書きましたが、数日前の記事に、「花王と愛知学院大学の河村好章教授は洗濯物を部屋干しした際などに生じやすい、ぞうきんのような臭いの原因菌を突き止めた。モラクセラ菌と呼ばれ、……」とありました。

すごい発見!!と言いたいところですが、これまで不明だったのかよ!というのがオドロキ。

世の中には未解決の事件がいくらでもあるということがわかりますね。

これで、金魚のジョッキ問題も解決か!とも思いましたが、ぞうきんとは明らかにニオイが違いますよね。


さらなる研究成果を待つしかないですね。

2011年6月21日火曜日

演奏録音とゲインミュージックスクール

自分の演奏を録音したものを聴きますと、その下手さに感動(笑)

本や先生のアドバイスによると、このヘタな音を聴くのが良いのだそうです。現実を知るということなのでしょうか?ま、これから自分が追及していく音にどれくらい近づけるのか客観的に知るということなのだと思います。

それでも練習はするもので録音されたハーモニカの音(曲じゃないですよ)を聴くと音質が前にくらべ確かに豊かになっています。多少はサマになってきたというか。

一方、ギターですが。ギターは、最近、「ゲインミュージックスクール」という通信教育の「ブルースギターマスターコース」というのを購入しました。
いきなりマスターコースですからね。無茶かと思います。初心者用のコースを一旦やってからマスターコースというのも考えたのですが、老い先短いので目的のブルースにいきなり行こうと。

全部で12巻。1巻でひと月の勘定で一年コースですが、あたしは大人買いで、まとめて12冊分購入しちゃいました。
ところが1巻目の初めの課題曲がクラプトンの「I'm tore down」ですから。2曲目はB.B.キングですよ。まじかよって感じです。

ところで、このゲインミュージックスクールの教材は市井の教則本と比べ非常によくできています。
ネットにあまり情報が出ていないので詳しく書きますと。

・すべての曲がフルバージョンで掲載。権利処理を施してあり楽曲をスクール・オリジナルの歌手、ミュージシャンでほぼ完全コピーした状態になっている。
・CDの曲の「頭出し」編集が工夫されているので頭出ししやすい。
・課題曲の部分練習を重ねていくうちに楽曲全体を学習できるようになっている。
(通常の教本ですと、いつどこでどのように使っていいのかわからない抽象化されたフレーズ練習だったりするのでモチベーションが弱くなるんですね)
・伴奏がついている部分練習もあって盛り上がる。(部分練習を二つ三つ積み重ねると、これがまとまって一個の伴奏付き部分練習になりまして、これが盛り上がる)
・もちろん、ギターレスカラオケもある。
・部分練習をはじめ、とにかくすべての楽譜に、ストローク記号、左手の指記号、ドレミ符号がついている。
特に左手の指記号とドレミはあたしのような初心者にとっては非常に大切です。一般の教則本では一部しか記されていません。
左手の指がわかると手の位置移動が判明するので演奏の手掛かりになります。たぶんベテランには不要なのでしょうが。
またドレミは、相対音感を身に着けるための基礎なので非常に助かります。
・薄くて開きやすい。

ま、そんなわけで伴奏にあわせて弾くわけなのでとても楽しいのですが、昨夜、ふと魔がさして自分のギター音だけを録音してみたのですよ。いやぁ聴くも無残。どの音の粒も力みすぎてとてもじゃないが音楽になってない。オソロシイしろものでした。

精進をつづける励みになるのか?絶望するだけか?

2011年6月16日木曜日

アドレナリンA

「アドレナリン」の話題が結構好評だったので。って誰に?(笑)

ビタミン剤で「アドレナリンA」ってのはどうだ?とか。

「だんな、おでこからアドレナリンが出てますぜ」
「お、これは失敬」
なんて言って手拭いでふく。<<汗かよ!

てなコント考えたりと。
きっとあのexプリンスも、

exプリンス「うーむ。エンドルフィンってなんだ?」
手下「新曲、エンドルフィン作る機械ってタイトルで行きましょうぜ」

なんて想像したり。

「ほかにもみんな名前はしってる古典的化学用語ってあるよ。たとえば、ストリキニーネ」
「ほほう。推理小説に必ず出てくるやつね? 日本の小説だとトリカブトだよね」

これら人気「商品」は、みな「音感」がいいですよね。
ストリキニーネなんて、いかにも毒性が強そうな頼りがいのある響きだし。
ピラニアとかタランチュラとかの言葉仲間ですな。
カラシニコフとかラングレーとか・・・。

こうした「単語」をなんと総称するか?

三文小説用専門用語?───ちょっと長いなぁ。

2011年6月12日日曜日

知ってるけど知らないものども

先日、とある社外の会議でメンバー待ちをしてますと、主催者が登場。

出席者の一人に、これこれ。といってなにやら黒い箱を見せている。
なんだ?なんだ?と思ったらこれが噂の「線量計」───俗にガイガーカウンターというやつですな。

で、このガイガーカウンターってのは、実に子供のころからその名前を知ってます。
おもに、マンガやSF映画などでしょっちゅう登場していましたから。

隕石が空から降ってきまして調査団が近づくと、ガイガーカウンターが「ガーガー」なる。ってやつ。
まさか、そんなものを一般の人間が使うハメになるとは。

子供のころ知っていた機械で態様が変わらないものってそりゃたくさんありますよね。
時計とか。鉛筆削りとか。形は変わってきたけどテレビや洗濯機なども「抽象化」したスタイルは変化がない。

逆にほとんど見かけなくなってしまったもの。8トラックの音楽カセットとか。近くはMDカセットとか。
まったく変わってしまった電話とかね。

でも、ガイガーカウンターなんてそもそも見たことなかったもの。本当にあったんだ。というのが正直なところ。

このテの見たことないけどよく知っている横文字科学(化学)単語ってありますよね?

ハードボイルド小説でよく出てくる「アドレナリン」。あれなんだ? 
主人公が自分のアドレナリンを自覚する表現があるけど、ほんとか?
汗ならわかるけど、テキトーにほかの小説家の文章まにうけて書いてるだけじゃあないのか?

子供のころから知っている薬品で「クロロホルム」。これも名前知ってるだけ。悪者が人を誘拐する場面ではハンカチに含ませて口にガバっとかぶせると気絶しちゃう。


2011年6月9日木曜日

上手になる秘訣を教えてくれたよ

Adam Gussowレッスンの#25くらいに闇夜で語る回があって、「どうやったら上手になるのか?」がテーマになっています。
抄訳しますと。

・いいハーモニカを使うこと
・いい曲を聴くこと。(本編では有名プレーヤを数多く挙げています)
※サックスプレーヤーの音楽も参考になるというのがタメになりました。
・大きな音をのびのび出せる練習場所を作ること
※本編ではshed、denという言い方をしていました。場所がない日本ではカラオケや自家用車ということになりましょうか
・夢中になること
※本編ではobsession、「とり憑かれる」という表現でした。

こうして上手になったら、いよいよshed(小屋)から飛び出す時がくる。そうです。

セッションに参加しよう。ということなのですが、アメリカではブルースハーモニカ専用の合宿があるんですね。(http://www.gindick.com/)
きりばやしひろきさん主催の楽器挫折者合宿に雰囲気が似ています。

Gindickさんのサイトを実際に見てみました。宿泊費は別途で5日間で10万円くらい。
日本からは遠いですが、楽しそうでした。

2011年6月8日水曜日

練習量

現時点で、あたしはハーモニカが下手です。いつか上手になるかもしれませんので今の練習模様を記録しておきます。

2009年の11月1日に、御茶ノ水でメジャーボーイを買ってから、練習できる時は大体1時間/日はしていると思います。旅行にいったりお酒を飲む日は練習できないので平均化するともっと少ないかもしれません。

iPodに練習用のプレイリストを作って練習します。
最近は、スロウプレイ用のアプリを購入して活用しています。定番は、「mimiCopy」というアプリらしいですが音楽ファイルを別領域にコピーするのが面倒で「slowPlayer」というソフトを使っています。挙動がいまひとつ信頼できないのですが、フレーズを保存できたりエキスポートできるので非常に便利です。

動画をスロー再生するアプリ「SpeedUpTV」も適宜使っています。

今年に入って先生に習い始めてからはプレッシャー(笑)があるので練習量はグっと増えていると思います。

朝、出勤前に30分。できるときは昼休みに30分。帰宅前に1時間。こんな感じです。
あまり夢中になって飽きる自分が怖いので細く続けたいと思いますが、楽器なんてまったくできなかったのに音楽が身体に入っていく感じがうれしくてハマっています。

その点、ギターはダメダメです。一日長く取れても1時間くらいかなぁ。基礎練習だけで集中力途切れるし。

ひみつ ~下ネタあり注意~

先日、社内で財布を落としまして。

上着を脱いだのがいけなかったのですね。
すぐに無くしたのに気付いたのと場所も見当がついたので事なきを得たのですが。

拾ってくれた人は、財布が誰のものか調べねばならないので中を一応あらためますな。
実は、中に「ペッパーランチ」のドリンク券が入ってまして。これがなんか決まり悪い。

ところで「ペッパーランチ」のドリンク只券てのは、一種の永久機関でして初回訪問時にもらうと次回以降、毎回もらえるので財布の中には常に一枚あるのです。共棲関係となります。

まぁ、他に見られて困るものはなかったのでまぁよいのですが、人にはだれしも秘密ってものがあるもので───。

昔々亭桃太郎師匠の枕に必ず出てくるのが、「下着泥棒」の話。

「こいつは!下着泥棒だ!!!」ってんで捕まえてみたら家の亭主が洗濯物取り込んでいただけだっていう。何百回聞いても笑っちゃいますが。(その前に、奥さんの下着と自分の下着が洗濯機で混ざるのがイヤだというネタも爆笑です)

幸い、自分はそのテの嗜好がないのでよかったですが、下着ドロで捕まったら面目ないでしょうな。世間に。
たまに捕まって新聞にのりますな。もう正月の親戚の集まりには顔だせないですよね。

この下着ドロ。外国にもいるのでしょうか?そういえば聞いたことありませんね。洗濯物が取れるところに干さないので環境がないというのもあるかもしれませんが。

もっと居なそうなのが、女の下着ドロね。
しかし色んな人がいますからね。ひょっとするとね。

そんな女性がドロで捕まったりしたら、これはたまりませんよ。決まり悪いどころの話じゃあない。
想像するだけで恐ろしいですな。

『三字経』と『十二国記』

三字経 』って聞いたことありますか?
あたしは、ついこないだまで見たことも聞いたこともありませんでした。

経がついてますが、いわゆる「お経」ではありません。中国の小学校の教科書?だそうで「宋」の時代に作られたものだそうです。

四十四編の短い詩の形式になってまして全部を覚えると勉強や道徳、そして歴史の概要を覚えられます。
これによると、小学生は、まず「小学」を終わると「論語」、「孟子」、「中庸」そして「大学」を学び、次に「易」と「書」を勉強するのだそうです。

興味深いのは、「易」。
これを読むと「易」には三つ種類があるそうで、その内二つの易は「失われ」てしまった。と言われていました。
ところが数年前、失われた二つの内ひとつ「帰蔵(きぞう)」という易が発見されたらしいです。興奮しますね。<<しないか・・・。

途中で家畜の種類について述べている下りがあります。


家で飼う動物は六種類「馬・牛・羊・鶏・犬・豚」で、六畜(りくちく)と呼ばれていまして「ばぎゅうようけいけんし」と諳んじます。

小野不由美著『十二国記』は、中国に似た異国を描いたSF長編ですが、この家畜についての記述があります。
小説の設定では、この六畜の概念を拡大するのですが三字経を知っていると味わいが深いです。

三字経四十四編をそらんじると約五分かかりますが、たったこれだけで国の歴史をたどれるのだから凄い。
日本版三字経、だれか作ってくれないかしら。子供の学力上がるかも。


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