2011年6月25日土曜日

パワーポイント病

今年の5月29日のGIZMODEの記事で「PowerPointスライド世界ワースト作品...」というのがありました。

たしかに講演会などにでかけると、なんだこれはっ!!ってなスライドにお目にかかることありますよね。
ただ、あたしがこの記事で気に入ったのは書き出しのひとこと。

『パワポのスライドって全部ワーストいけちゃいそうな気もしますが、……』

あはは。どこかの学会ではパワポによるプレゼンを禁止したって話を聞いたことがあります。

あたしもパワポは、うさん臭くて好きじゃないです。特に、エージェンシーがつくるタイプのA4横書き、能書きやもっともらしいチャートがやたらと多いタイプ。さっさと、云いたいことを書けといいたくなりますな。あらまし、目的、条件、工程、金額。

あたしが出会った企画書でもっとも酷いなと思った文面をメモにとってありましたので原案に手を加えて紹介します。

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2011年6月23日木曜日

1000ペグ

数字の暗記の基本となるのが、100種類の語呂合わせで作られたペグ(杭)というものだというのは前に書きましたが。
七田の教材には、1000ペグという教材があります。

こちらは、1番から1000番まで全部が異なる絵になっていまして、語呂合わせではなくてランダムに並んでいる1000個の絵に突拍子もないストーリーをあてはめてイメージで暗記していきます。

そいつは覚えるのが大変そうだ!
と思われるかと思いますが、あにはからんや円周率を1000桁まで覚えるのに比べるとグっと簡単でした。
なぜなら円周率は限られた数(100個)の絵の組み合わせで数字を暗唱するので同じイメージが繰り返し登場します。ややもするととっちらかってしまいます。

一方、1000ペグの方は同じ絵が一枚もないのでイメージさえ脳ミソに定着してしまえば覚えるのは意外と楽です。で、これまた何の役にたつのだ?と思いますな。

でも、円周率よりは実用的に活用できると思います。そもそも「ペグ」という名前がついているとおり1000個を順番も含め完全に覚えてしまえば、こんどは1000種類のアイテムと記憶を関連づけることが可能になるからです。

とはいいましたが、あたしはまだ437番目は何?と聞かれてすっとは答えが出てきません。
集中して訓練すれば達成可能だと思いますので、いずれやってみようと思っています。

しかし1000枚のイラスト描いたイラストレーターも仕事とはいえ立派だと思いました。

モラクセラ菌

少し前に、焼きとん屋さんの「金魚のジョッキ」の話を書きましたが、数日前の記事に、「花王と愛知学院大学の河村好章教授は洗濯物を部屋干しした際などに生じやすい、ぞうきんのような臭いの原因菌を突き止めた。モラクセラ菌と呼ばれ、……」とありました。

すごい発見!!と言いたいところですが、これまで不明だったのかよ!というのがオドロキ。

世の中には未解決の事件がいくらでもあるということがわかりますね。

これで、金魚のジョッキ問題も解決か!とも思いましたが、ぞうきんとは明らかにニオイが違いますよね。


さらなる研究成果を待つしかないですね。

2011年6月21日火曜日

演奏録音とゲインミュージックスクール

自分の演奏を録音したものを聴きますと、その下手さに感動(笑)

本や先生のアドバイスによると、このヘタな音を聴くのが良いのだそうです。現実を知るということなのでしょうか?ま、これから自分が追及していく音にどれくらい近づけるのか客観的に知るということなのだと思います。

それでも練習はするもので録音されたハーモニカの音(曲じゃないですよ)を聴くと音質が前にくらべ確かに豊かになっています。多少はサマになってきたというか。

一方、ギターですが。ギターは、最近、「ゲインミュージックスクール」という通信教育の「ブルースギターマスターコース」というのを購入しました。
いきなりマスターコースですからね。無茶かと思います。初心者用のコースを一旦やってからマスターコースというのも考えたのですが、老い先短いので目的のブルースにいきなり行こうと。

全部で12巻。1巻でひと月の勘定で一年コースですが、あたしは大人買いで、まとめて12冊分購入しちゃいました。
ところが1巻目の初めの課題曲がクラプトンの「I'm tore down」ですから。2曲目はB.B.キングですよ。まじかよって感じです。

ところで、このゲインミュージックスクールの教材は市井の教則本と比べ非常によくできています。
ネットにあまり情報が出ていないので詳しく書きますと。

・すべての曲がフルバージョンで掲載。権利処理を施してあり楽曲をスクール・オリジナルの歌手、ミュージシャンでほぼ完全コピーした状態になっている。
・CDの曲の「頭出し」編集が工夫されているので頭出ししやすい。
・課題曲の部分練習を重ねていくうちに楽曲全体を学習できるようになっている。
(通常の教本ですと、いつどこでどのように使っていいのかわからない抽象化されたフレーズ練習だったりするのでモチベーションが弱くなるんですね)
・伴奏がついている部分練習もあって盛り上がる。(部分練習を二つ三つ積み重ねると、これがまとまって一個の伴奏付き部分練習になりまして、これが盛り上がる)
・もちろん、ギターレスカラオケもある。
・部分練習をはじめ、とにかくすべての楽譜に、ストローク記号、左手の指記号、ドレミ符号がついている。
特に左手の指記号とドレミはあたしのような初心者にとっては非常に大切です。一般の教則本では一部しか記されていません。
左手の指がわかると手の位置移動が判明するので演奏の手掛かりになります。たぶんベテランには不要なのでしょうが。
またドレミは、相対音感を身に着けるための基礎なので非常に助かります。
・薄くて開きやすい。

ま、そんなわけで伴奏にあわせて弾くわけなのでとても楽しいのですが、昨夜、ふと魔がさして自分のギター音だけを録音してみたのですよ。いやぁ聴くも無残。どの音の粒も力みすぎてとてもじゃないが音楽になってない。オソロシイしろものでした。

精進をつづける励みになるのか?絶望するだけか?

2011年6月16日木曜日

アドレナリンA

「アドレナリン」の話題が結構好評だったので。って誰に?(笑)

ビタミン剤で「アドレナリンA」ってのはどうだ?とか。

「だんな、おでこからアドレナリンが出てますぜ」
「お、これは失敬」
なんて言って手拭いでふく。<<汗かよ!

てなコント考えたりと。
きっとあのexプリンスも、

exプリンス「うーむ。エンドルフィンってなんだ?」
手下「新曲、エンドルフィン作る機械ってタイトルで行きましょうぜ」

なんて想像したり。

「ほかにもみんな名前はしってる古典的化学用語ってあるよ。たとえば、ストリキニーネ」
「ほほう。推理小説に必ず出てくるやつね? 日本の小説だとトリカブトだよね」

これら人気「商品」は、みな「音感」がいいですよね。
ストリキニーネなんて、いかにも毒性が強そうな頼りがいのある響きだし。
ピラニアとかタランチュラとかの言葉仲間ですな。
カラシニコフとかラングレーとか・・・。

こうした「単語」をなんと総称するか?

三文小説用専門用語?───ちょっと長いなぁ。

2011年6月12日日曜日

知ってるけど知らないものども

先日、とある社外の会議でメンバー待ちをしてますと、主催者が登場。

出席者の一人に、これこれ。といってなにやら黒い箱を見せている。
なんだ?なんだ?と思ったらこれが噂の「線量計」───俗にガイガーカウンターというやつですな。

で、このガイガーカウンターってのは、実に子供のころからその名前を知ってます。
おもに、マンガやSF映画などでしょっちゅう登場していましたから。

隕石が空から降ってきまして調査団が近づくと、ガイガーカウンターが「ガーガー」なる。ってやつ。
まさか、そんなものを一般の人間が使うハメになるとは。

子供のころ知っていた機械で態様が変わらないものってそりゃたくさんありますよね。
時計とか。鉛筆削りとか。形は変わってきたけどテレビや洗濯機なども「抽象化」したスタイルは変化がない。

逆にほとんど見かけなくなってしまったもの。8トラックの音楽カセットとか。近くはMDカセットとか。
まったく変わってしまった電話とかね。

でも、ガイガーカウンターなんてそもそも見たことなかったもの。本当にあったんだ。というのが正直なところ。

このテの見たことないけどよく知っている横文字科学(化学)単語ってありますよね?

ハードボイルド小説でよく出てくる「アドレナリン」。あれなんだ? 
主人公が自分のアドレナリンを自覚する表現があるけど、ほんとか?
汗ならわかるけど、テキトーにほかの小説家の文章まにうけて書いてるだけじゃあないのか?

子供のころから知っている薬品で「クロロホルム」。これも名前知ってるだけ。悪者が人を誘拐する場面ではハンカチに含ませて口にガバっとかぶせると気絶しちゃう。


2011年6月9日木曜日

上手になる秘訣を教えてくれたよ

Adam Gussowレッスンの#25くらいに闇夜で語る回があって、「どうやったら上手になるのか?」がテーマになっています。
抄訳しますと。

・いいハーモニカを使うこと
・いい曲を聴くこと。(本編では有名プレーヤを数多く挙げています)
※サックスプレーヤーの音楽も参考になるというのがタメになりました。
・大きな音をのびのび出せる練習場所を作ること
※本編ではshed、denという言い方をしていました。場所がない日本ではカラオケや自家用車ということになりましょうか
・夢中になること
※本編ではobsession、「とり憑かれる」という表現でした。

こうして上手になったら、いよいよshed(小屋)から飛び出す時がくる。そうです。

セッションに参加しよう。ということなのですが、アメリカではブルースハーモニカ専用の合宿があるんですね。(http://www.gindick.com/)
きりばやしひろきさん主催の楽器挫折者合宿に雰囲気が似ています。

Gindickさんのサイトを実際に見てみました。宿泊費は別途で5日間で10万円くらい。
日本からは遠いですが、楽しそうでした。

2011年6月8日水曜日

練習量

現時点で、あたしはハーモニカが下手です。いつか上手になるかもしれませんので今の練習模様を記録しておきます。

2009年の11月1日に、御茶ノ水でメジャーボーイを買ってから、練習できる時は大体1時間/日はしていると思います。旅行にいったりお酒を飲む日は練習できないので平均化するともっと少ないかもしれません。

iPodに練習用のプレイリストを作って練習します。
最近は、スロウプレイ用のアプリを購入して活用しています。定番は、「mimiCopy」というアプリらしいですが音楽ファイルを別領域にコピーするのが面倒で「slowPlayer」というソフトを使っています。挙動がいまひとつ信頼できないのですが、フレーズを保存できたりエキスポートできるので非常に便利です。

動画をスロー再生するアプリ「SpeedUpTV」も適宜使っています。

今年に入って先生に習い始めてからはプレッシャー(笑)があるので練習量はグっと増えていると思います。

朝、出勤前に30分。できるときは昼休みに30分。帰宅前に1時間。こんな感じです。
あまり夢中になって飽きる自分が怖いので細く続けたいと思いますが、楽器なんてまったくできなかったのに音楽が身体に入っていく感じがうれしくてハマっています。

その点、ギターはダメダメです。一日長く取れても1時間くらいかなぁ。基礎練習だけで集中力途切れるし。

ひみつ ~下ネタあり注意~

先日、社内で財布を落としまして。

上着を脱いだのがいけなかったのですね。
すぐに無くしたのに気付いたのと場所も見当がついたので事なきを得たのですが。

拾ってくれた人は、財布が誰のものか調べねばならないので中を一応あらためますな。
実は、中に「ペッパーランチ」のドリンク券が入ってまして。これがなんか決まり悪い。

ところで「ペッパーランチ」のドリンク只券てのは、一種の永久機関でして初回訪問時にもらうと次回以降、毎回もらえるので財布の中には常に一枚あるのです。共棲関係となります。

まぁ、他に見られて困るものはなかったのでまぁよいのですが、人にはだれしも秘密ってものがあるもので───。

昔々亭桃太郎師匠の枕に必ず出てくるのが、「下着泥棒」の話。

「こいつは!下着泥棒だ!!!」ってんで捕まえてみたら家の亭主が洗濯物取り込んでいただけだっていう。何百回聞いても笑っちゃいますが。(その前に、奥さんの下着と自分の下着が洗濯機で混ざるのがイヤだというネタも爆笑です)

幸い、自分はそのテの嗜好がないのでよかったですが、下着ドロで捕まったら面目ないでしょうな。世間に。
たまに捕まって新聞にのりますな。もう正月の親戚の集まりには顔だせないですよね。

この下着ドロ。外国にもいるのでしょうか?そういえば聞いたことありませんね。洗濯物が取れるところに干さないので環境がないというのもあるかもしれませんが。

もっと居なそうなのが、女の下着ドロね。
しかし色んな人がいますからね。ひょっとするとね。

そんな女性がドロで捕まったりしたら、これはたまりませんよ。決まり悪いどころの話じゃあない。
想像するだけで恐ろしいですな。

『三字経』と『十二国記』

三字経 』って聞いたことありますか?
あたしは、ついこないだまで見たことも聞いたこともありませんでした。

経がついてますが、いわゆる「お経」ではありません。中国の小学校の教科書?だそうで「宋」の時代に作られたものだそうです。

四十四編の短い詩の形式になってまして全部を覚えると勉強や道徳、そして歴史の概要を覚えられます。
これによると、小学生は、まず「小学」を終わると「論語」、「孟子」、「中庸」そして「大学」を学び、次に「易」と「書」を勉強するのだそうです。

興味深いのは、「易」。
これを読むと「易」には三つ種類があるそうで、その内二つの易は「失われ」てしまった。と言われていました。
ところが数年前、失われた二つの内ひとつ「帰蔵(きぞう)」という易が発見されたらしいです。興奮しますね。<<しないか・・・。

途中で家畜の種類について述べている下りがあります。


家で飼う動物は六種類「馬・牛・羊・鶏・犬・豚」で、六畜(りくちく)と呼ばれていまして「ばぎゅうようけいけんし」と諳んじます。

小野不由美著『十二国記』は、中国に似た異国を描いたSF長編ですが、この家畜についての記述があります。
小説の設定では、この六畜の概念を拡大するのですが三字経を知っていると味わいが深いです。

三字経四十四編をそらんじると約五分かかりますが、たったこれだけで国の歴史をたどれるのだから凄い。
日本版三字経、だれか作ってくれないかしら。子供の学力上がるかも。


関連記事こちら

2011年6月7日火曜日

パッカーリング

ハモニカの教則本では、演奏の仕方に「パッカーリング」と「タングブロック」の両方があって、たいてい「この本ではパッカーリングについて説明しています」なんて書いてあります。
ハーモニカというと普通に吹き吸いすると思っていたので、まさか舌で要らない穴をふさいで演奏する(タングブロック)なんて方法があるなんてまったく知りませんでした。

いずれ詳しく書こうと思ってますが、課題に選んだ楽曲のデモ演奏を探しているうちに、Adam Gussowの映像レッスンに行きつきました。彼のビデオは何度かつまみぐい的に見たことがあるのですが、集中してみたのは初めてでして、雑談も非常に勉強になります。

で、わかったのですがタング・ブロックは、英語でもtongue block。でもパッカーリングは、lip pursing(リップ・パーシング)って言うんですね。唇をサイフの口のようにするからなのだと思います。
彼は、とても早口ですが発音がはっきりしているので英語の学習にもいいと思います。

追記)その後、他の英語動画などを見ているとパッカリングという言葉が主流のようですね。アダム・ガッソウの造語なのかも?

2011年6月6日月曜日

Don’t eat yellow snow.

あたしが好きな他人の座右の銘は、同期入社、Yさんの「そのばしのぎ」ってやつでして。Yさんは、この銘に従う生き方においてブレがまったくありませんでした。首尾一貫、最後まで、そのばしのぎでしのぎきりました。<<過去形で書くなよ(笑)

英語ではなんというのでしょうか?Get byくらいしか思いつきませんが、「そのばしのぎ」のような香ばしいニュアンスは感じられませんな。

そうそう、でスタッフへ贈る言葉であたしが何を書いたかと言いますと、

Don't eat yellow snow.

慎重に生きていこう(笑)

とは、真っ赤なウソで、昔「Saturday Night Live」のレギュラーだったビル・マーレイがコントで言った名言であります。


2011年6月2日木曜日

語尾のちいさい「エ」

本当に何年も前のことですが、えのきどいちろうさんが「語尾のちいさいイ」について書いた新聞のコラムがありました。

「最近、高校生など若い女性の言葉を聞いていると、フレーズの最後に小さい”イ”とも”エ”ともつかない音が入るようになった。たとえば、携帯電話で”もしもし”と呼びかけるとき、”もしもしィェ”のように聞こえるのだ。これは彼女らの”孤独”の現れではないだろうか?」

といった内容でした。

語尾の小さいエ現象は、あたしもかねがねから気になっていたので、つい新聞読みながら、えのきど先生、本当はこうなんですよ。と独り言が出てしまいました。

”もしもしェ”以外で典型的なのが食べ物を旨い!というときに出る”おいしいェ”。 テレビでも、よく耳にするでしょ?
注意深く聞き取りますと「おいすゥいェ」という発音になっています。

あたしの説はですね。ずばり! 関東&東北アクセントです。
この語尾感は、北関東のアクセントにとてもよく似ています。

埼京線に代表される交通が便利になって近距離各県から気軽に渋谷などの盛り場に出てこられるようになったので、言葉の混じり具合が進んだのでは?と思っています。

特に渋谷あたりは、町の風情が荒れだしてから地場の人があまり行かなくなって、たまにでかける地場連中が外来の言葉を吸収していったと考えています。

あたしたちもうつってしまったので使ってしまいますが語尾上がりの言葉についてもいろいろ言われていますよね。
「ジャァージ↑」、「デザイナァー↑」、「モデル↑」はモロに北関東アクセントが定着したのだと思います。

なので「孤独」なんじゃないですよ。たぶん。