2018年12月31日月曜日

Amazon Kindle アカウント結合の呪い

最近、kindle paperwhiteで購入したkindle本の購入履歴が存在しないという事象にあいました。

すぐにアマゾンのサポートにチャット方式で連絡しましたが、なぜかkindleのサポートがアジア系の外国人ばかりで話がどうにも噛み合わない。
業を煮やして電話サポートに切り替えたところかなり日本語が達者な中国人サポートに巡り合えてようやく専門部署につないでもらえ二度ほど調査で時間をとった結果原因が判明しました。

これはアマゾンkindleの「アカウント結合」のシステムトラブルによるものだというのです。
アカウント結合ってご存知でしょうか?
聞けば、もう行われていないサービスなんだそうです。
Amazon Kindle 3.JPG
kindle keyboard

kindleの初期の機種(キンドル・キーボード)は、国内では販売されずあたしたち日本人の新し物好きは本国から取り寄せて買いました。

当然、本もアメリカの本(洋書ですな)しかありませんし、本の購入にはamazon.com(米国のアマゾン)のアカウントを使って買います。

そののち、日本でもkindleが発売されてamazon.co.jpでもデジタル本を買えるようになりました。
ここで困ったのが初期のkindleユーザー。米国アカウントで買った本を国内販売のkindleでは読むことができないという事象につきあたります。

そこで考え出されたのが「アカウント結合」というやつでamazon.comとamaozon.co.jpのアカウントを「合体」させた状態を作りcomで買った本もco.jpで買った本も同一のkindle端末で買ったり読んだりできるようにしたのです。

ところが相当複雑なデータベースの取り扱いを行ったらしく、どこかとっちらかってしまったのでしょう。あたしが遭遇したような買ったのに履歴に残らないという症状が現れたと。

kindleには、「端末とコンテンツの管理」というPCインターフェースがあって、確かにそこには買った本が表示されるのに履歴にはないのです。

アマゾンのサポートからの連絡により、あたしのpaperwhiteのco.jpアカウントを一度解除しamazon.comのアカウントで再登録することで問題は解決できるということがわかり実施したところ無事治りました。

ためしに、comアカウントを解除して再びco.jpアカウントで登録しなおして(怖いので無料の)コンテンツを購入したところ無事履歴に反映されました。逆にcomアカウントで購入しても大丈夫なので、これぞ本当の「結合」がなされたと言えるのではないでしょうか。

アマゾンサポートの回答も相当手間どったので事例としては珍しいものだったのかと思います。

しかし今回のトラブルの最大の難関はやはりアマゾンの外国人スタッフとのコミュニケーションでした。さすがのあたしも途中で申し訳ないけど日本語が通じる人と変わってくれと泣きを入れました。

2018年12月13日木曜日

ボヘミアン・ラプソディー ~土曜日の夜にブルースでも演ってろ!~

追記記事アップしました。
ボヘミアン・ラプソディー追記
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映画の『ボヘミアン・ラプソディー』、話題になりましたね。

クイーンとリアルタイム世代のあたしですが、当時はまったく興味がありませんでした。(これに限らず、ツェッペリンもジミヘンもね)

人並みにウッドストックを映画で見たり、CSNYのアルバム買ったりしてましたが、所詮は半可通。いまになってみればもう少し突っ込んで沢山聴いていればよかったなと思います。

あたしの中学時代の同級生のM君はクイーンが好きで新しいアルバムが出るといつも嬉しそうに見せてくれましたが、あたしはろくに反応もしてませんでした。

その後、ベストアルバムは人並みに買っていますが、当時M君にきちんと応えていればライブなどにも誘ってくれていたかもしれません。ごめんね。M君。

特に忘れられないのが、クイーンのアルバム『世界に捧ぐ』 (News Of The World)』。
ジャケットのロボットの絵が印象的でM君のせまいアパートの一室で彼が大事そうにあたしに見せてくれた日が思い出されます。
(このアルバムのタイトルも知りませんでした。このトピックを書くので今回検索して知りました)

で驚いたのは、このアルバム。出たのが1977年とのこと。M君が中学の同級生なので在学中71~72年に見せてもらったと今の今まで思い込んでいたのですが、この日付ですと高校生時代ということになります。

M君との付き合いはその後も細々と続いていていまも年賀状のやりとりくらいはあるので高校生の時にアパートを訪れていたのだと思います。
人の記憶とは本当にあてにならないものです。

さて映画『ボヘミアン・ラプソディー』について。号泣したとか、そっくりですごかったとかという感想が大半ですがあたしが反応したのはまったく別のところでして(笑)。

後半、フレディーがソロ活動を企てて残りのメンバーから糾弾される場面があります。
フレディーは立ったまま、きまりが悪そうに独立を申し出て、責められるとある種逆切れ的にこんな感じで応えます。

「変わらないとダメになる。このままでいいのか。このままでいいと思うようなやつは土曜日の夜にブルースでも演ってりゃいいんだ!!

受けたなぁ。
そうなんだよ。ごめん、悪かった、趣味でブルースで(笑)
きっと映画見てここで反応した人って日本で二千人くらいしかいなかったんじゃないかしら。

考えてみりゃ彼らの音楽ってブルースと対極にありますよね。ぐだぐだとその場の雰囲気で進める音楽と彼らみたいに完璧に作り上げる「作品」とは。

クイーンは周囲の人たちがみな存命なので上のセリフは取材した結果、フレディは実際にこれに近い啖呵を切ったのではないでしょうか?

このセリフを正確にメモしたいのでDVD販売されたら買っちゃうかも。

「土曜日の夜にブルースでも演るしかない」
・・・そこがブルースのいいところなんだろうなぁ。

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追記記事アップしました。
ボヘミアン・ラプソディー追記




2018年12月5日水曜日

ジェームズ・コットンのインタビュー映像

慢性前立腺炎対策にかまけている時間やらもろもろで、ブログをここのところ更新してません。だってブログを打つには座らなくちゃいけないのでPC作業は前立腺と相反する存在なんですよね。

最近、フェースブックを見てたら知り合いが、表題の「ジェームズ・コットンのインタビュー映像」というのをシェアしてました。
あたしもコットン大好きで何曲か真似してます。

紹介されていた動画は大半が彼の演奏なのでハーモニカ好きは見て損はないかなと思います。

11分くらいから「ハーモニカをアンプリファイすることについて教えてください」という質問に彼が答えます。

ご存知ない方のために説明しておきますとアンプリファイとはアンプに接続したマイクを使ってハーモニカを演奏することです。

各種教本にも”アンプリファイド・ハーモニカについて”なんて項目が必ずあってかっこいいブルースを演奏する手法として紹介されています。

そんなことを受けての質問なんですが、コットンの答えが最高。

「うーん。そうねぇ。ぼくにとってね、そうね。アンプリファイするってのは・・・、音が大きくなるからね

やれこのアンプが音がひずんでかっこいいとか、これこれしかじかのイフェクターを組み合わせるとか能書きに走りがちなしろうとのあたしたちに猛省をうながす衝撃の一言(笑)

コットンのインタビュー動画はこちらへ