2023年2月2日木曜日

Judy Woodruff (ジュディ・ウッドラフ/ジュウディ・ウッドロゥフ)

 かつてのルームメイトのガールフレンドは、あたしたちと同じアパートの下の部屋で暮らしていました。
しかし、あたしがルームメイトの部屋に転がり込んでから1年ほどで二人は破局、彼女はアパートを引き払い、彼の傷心旅行に付き合わされたりしました。

二人がまだ愛し合っていたころ、彼女が夏休みに実家(どこだったのだろう?)に帰ることになりました。留学生のあたしは、ホグワーツの冬休みのハリーと同じで帰るところもないので彼女が飼っていたガラムという名前のキジトラ(アメリカだけにたぶんアメリカンショートヘア)の餌やりを頼まれました。

彼女の名前がJudyで、発音をカタカナで記すと「ジュディ」、ウにアクセントがありデフォルメすると「ジューディ」に聞こえます。

表題の「ジュディ・ウッドラフ」は、PBSニュースの名物キャスターです。
日本語版のウィキには、「ジュディ・ウッドラフ」とありますが、実際には上記のように「ジュウディ」で苗字も「ウッドラフ」ではなく「ウッドロウゥフ」に聞こえます。

相変わらずくどい文章ですが、そこが勝手ブログの自由なところ。
大好きだった、ジュウディが2022年末についにキャスターを卒業しました。
そのお別れの挨拶が最高に素晴らしかったのでご紹介します。

このビデオが流れるのは本番まで知らなかったときまり悪そうな表情ですが、かつての同僚、今は亡きグウェン・イフィルのこと、一緒に働いて来た仲間たち、PBSを信頼してついてきてくれた視聴者たちへの惜しみない感謝のことばがよどみなく続きます。

2020年の大統領選が終わってからの彼女のスピーチも素晴らしかったですが、今回の挨拶も素晴らしい言葉の数々にフェイク情報にズタズタにされた今の世界の分断に思いがいたり涙が出てしまいました。

番組終了後のスタッフたちの暖かい拍手。失われつつある、かつてのアメリカがここにある。

2022年11月24日木曜日

シンウルトラマン ★☆☆☆☆

しばらく前、町で話題になっていたシンウルトラマンがアマゾンプライムで公開されていたのでさっそく見ました。
良い評判の記事に接していたせいか楽しみにしていたのですが、予想に違い残念な作品でした。

以前、シンゴジラの記事でも書いたのですが、教養ぶる(なんて言葉はないと思うけど)セリフの数々が野暮ったくて。
みなさん指摘してますが、役者のセリフも説明ばかりで退屈でした。

パロディだとしても面白くなかったし。
怪獣だって「怪獣」のままでいいし、科学特捜隊だってわざわざ言い換えなくてそのままでいいでしょう。昔の暴走族じゃないんだから(笑)

ストーリー上、長澤まさみと斎藤工の信頼関係がまったく形成されてないのに、長年の付き合いがあるかのような展開になっています。
あれだけの付き合いで頬をひっぱたくぐらいの仲になってないですよね。

なぜ長澤まさみを他部門からわざわざ異動させてきて新入スタッフにしたのでしょう?
もとからいる課員(部員?)という設定にしておけば二人の信頼関係が出来上がってる状態からの展開にできたのに。

ひょっとすると登場のやりとりで長澤まさみが優秀だという場面を作りたかったのかもしれませんが、不要でしょう。だって、その後の展開で彼女が優秀である必要がまったくないし。またまたキャリアウーマン(死語)コンプレックス

斎藤工がウルトラマンに成る前と後で人格が変わっている感じも描かれていなくて、ウルトラマンに成る前から同じような変人だったかのような描かれ方をしています。

今回もディテールだけ先に考えてつなぎ合わせた映画でした。

最後に。
せっかくウルトラマンなんだから宇宙人相手の戦いじゃなくて怪獣だけにしてもらいたかった。

2022年11月6日日曜日

Happy Traum とディラン "I shall be Released"

ポール・バターフィルドのハーモニカ教本を2011年に買ってすっかり忘れていたという間抜けな話を2017年に書いたことがあります。

この教本でポールが教えてくれた数曲は、おかげさまであたしのお気に入りの持ち曲になりました。中でも「St.James Infirmary」は、最重要曲のひとつになりました。(この曲についても以前別の記事をポストしました

さて、上記のポールの教本で模範演奏の伴奏をしているのがHappy TraumというギタリストでUSでもかなり著名な方だそうです。日本語のサイトで検索するとほとんど情報が出てきませんが、来日公演もされていて、あたしが無知なだけでみなさんご存知のアーティストなのかもしれません。

このハッピーの伴奏があまりにも素晴らしいので、自分のハーモニカの伴奏にもこんなギターの音が欲しいなと調べたところ、上記のポールの教本と同じ出版社からハッピーのギター教本「Happy Traum Teaches Blues Guitar」が出ていることがわかりました。(自分で覚えて自分で伴奏音源作ろうと思ったのですができるわけありません)

ポールの教本と同じくページ数も少なくシンプルな教材で、少しずつですが最終楽曲まで進められています。

もちろん超へたくそですが、ハッピーの持つグルーヴのほんのちょっとでも自分のギターから感じられると最高の気分になります。(特に彼の専門、フィンガーピッキングのRock Me Mamaという曲は最高です。でもママとロックするって・・・)


次から次とこれでもかとテクニックやバリエーションを詰め込んだ国産の教本と違って、初心者にHappyの親切な語り口でゆっくりと少しずつ基本を順番に教えてくれる味わい深い教科書です。

日本のギター教本って、辞典みたいに「これもある、あれもある」といった羅列的な内容のものだったり、著者が自分の腕前を自慢するために書いているような(他の著者にバカにされたくないから?)本ばかりで、ちっとも生徒のためを思って作ってないような気がします。

対してハッピーの本は本当に初心者のことを考えてくれていて下手なりにステップを踏んで進んでいけます。

初心者的には教材がEキーのブルースというのも嬉しい内容です。
国産のブルース教本は、Aキーで教えることが多くていまひとつだと感じています。(Happyも本文で言っていますが、ブルースは全体の7割以上がEキーだそうですし。ブルースハープの名曲もEキーが多いような気がします)

さらに話題がずれていきます。

ギターは相変わらず下手ですが、「弾き吹き」にも挑戦したくて、ご存知ニール・ヤングの『Heart of Gold』をジャカジャカ演奏で練習していました。

少しレパートリーを増やしたくなって『I Shall be Released』はどうだろうと思い立ちました。もちろんザ・バンドのものもいいのですが、「弾き吹き」目的なのでボブのバージョンを聴くわけです。

この伴奏や途中で入る合いの手やコーラスが実にいいんですよね・・・・って、調べたらなんとハッピー・トラウムだっていうじゃないですか。

以前、ハッピーのことを書いた時、「ボブ・ディランと仕事をしたこともある」って自分で書いていてすっかり忘れているわけですよ(笑)

いい加減呆れますな。

そのハッピー本人のブログに、ボブとのレコーディングのエピソードがありましたので、いつものように拙い訳ですが引用してご紹介します。

(1971年の10月、ハッピーはボブから電話をもらい「グレイテストヒッツ、ボリューム II」を一緒にやらないかと誘われコロンビアのスタジオで合流します。スタジオについたらエンジニアをのぞけばボブと二人だけだったので驚いたと。はじめに「Only a Hobo」という曲を演ったところあまりうまくいかなかったので使わないことになったそうで。次の曲の「I Shall Be Released」にとりかかりました)

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さいわい2つめの曲「I Shall Be Released」では、リラックスして演奏ができた。

ザ・バンドの曲とちがった跳ねるリズムだったが、ぼくが得意とするブルージーなフィンガーピッキングのスタイルにぴったりだった。

ボブはAキーで弾いたので、ぼくは5フレットにカポをつけEポジションで演奏した。低音のハンマリングと高音の6度を組み合わせスライドとプリングオフでアクセントをつけた。

ぼくがコーラスで加わるとボブは、ニヤっとした。すぐに次の曲にとりかかり、どんどん楽しくなってきた。(ポール・バターフィールドの教本の方でもハッピーが合いの手や鼻歌をつけていてそれがまたいい感じです)

次の曲は、"Down in the Flood"の演奏がGブルースなのでプレイしやすかった。

2022年8月31日水曜日

居酒屋にて

このブログでは、あまり食べ物や店のことを書いたことがありませんが、たまに居酒屋にでかけることがあります。

居酒屋ですから、一人だったり多くても最大4人。
居酒屋ですから、予約ができないところも多いです。

ふらっと初めての店に入ってカウンターなどに座る時、なぜかいつも「あたしのような若輩者が大人に混じって飲み屋のカウンターに座ってもいいのだろうか?」と思ってしまいます。

でも飲み物が出てちょっと周りを見渡すと、ほとんどの人があたしよりも若かったりする。
で、店内を見渡すとあたしよりも断然若い客が場慣れした感じで店のオヤジに注文出したりしてる。

あたしは4人を超える飲み会には極力参加しないことにしています。
5人以上になると場が「宴会」と化し人との距離が離れてしまうので、落ち着いておしゃべりができないからです。

一人の時はもちろんですが人と会う時でも性分のせいか大抵お店に一番乗りになります。一見でも予約ができる店ならいいのですが、一人の時はいつまで経っても若輩者気分です。

2022年8月30日火曜日

アマゾンのレビューで

 アマゾンの製品レビューは、読み物としても楽しいですが、怒っている人たくさんいますよね。

「もう二度と買いません!」とか丁寧語ならまだいい方で、「クソ製品が!」みたいな乱暴な言葉を投げている人がいます。

ある時、ふと思ってそのレビューを書いた人の名前のところをクリックして、その方の他の購入製品のレビューを見たら、いつでもどこでも怒っているんです(笑)

どんな人生なんでしょう。

2022年8月28日日曜日

その後の慢性前立腺炎

以前から集中的に表題の慢性前立腺炎について書いてきましたが、残念ながら完治していません。

だましだまし生活しているので、デスクワークは極力減らしています。(というか長時間は前立腺がんにも悪いだろうし、辛くなってくるので座ってられない)

その流れで、プライオリティが低いブログなどは更新する頻度が低くなっています。

どこかに最新の治療法がないかとGoogleのKEENという取り組みなどでレーダーを張り巡らしていますがこれという方法は見つかっていないようです。

香川大学でクラウドファンディングで研究に取り組んでいる情報もKEENで知りましたが、募集金額が350万円に対して支援額が785万円と倍以上の支援を受けていますが、何分金額が少ない。ビル・ゲイツが支援してくれないものかしら。

そうした中、治らなくても「だましだまし」生きていくために比較的効果があるものをご参考までに、あらためて3つ上げておきます。

1)椅子とクッションを工夫する:どれがいいとうより自分に合ったものを探す

2)前立腺を温める:特に温熱クッションはベストです

3)針治療は効く:

あたしは、東京の中央線沿線の駅近くにある泌尿器専門の鍼灸治療の先生に丸2年間治療をしてもらって完治近くまで到達しました。

これまで、いろいろな医師に病気の相談をしてきましたが、本当に慢性前立腺炎に向き合ってくれている人はこの方だけでした。(あたしは鍼灸には若いころから親しんでいますが、カルテをつける鍼灸師というのも初めて会いました)

残念ながら、定年に伴う経済的な理由で断念、今に至っています。
いつかあたしたち悩める男たちに光明は訪れるのでしょうか。 

2022年8月27日土曜日

チャーリーマッコイの教本

この記事。結論?の割りに話がくどくてすいません。

(前回の続きで)ココナラのアーティストさんに伴奏を頼むのは、比較的安いとはいえそれなりのコストがかかりますので、どの曲をお願いするか迷います。

候補を上げて、一般的なカラオケのあるものはどうする?やはりピアノの音源が欲しいか?いやいや、どうせコストをかけるなら伴奏音源が無い物から行くか?・・・なんてね。

そんなリストの中に、チャーリー・マッコイの教本に載っているKiss the Blarney Stoneがあります。

Irishだそうですが、この音源の2ターン目に入るフィドル(ヴァイオリン)のソロがめちゃくちゃかっこよくて。この演奏でハーモニカレス(カラオケ)があったら嬉しいなぁなんて考えました。

でも、これはピアノというよりギターだよな。

じゃ、下手でも自分でギター演奏するか・・ってな展開で。
(本当はドブロギターの音も欲しいところ)

教本は、コード進行付きの楽譜だったよな。
(簡単なコード進行なんですが、そこはなんてったって素人なもので)

ところで教本ってどこにしまったっけ!?

それからがご想像通り肝心の教本が見つからないわけです。

あたしはチャーリーの教材は、全部で3つ持ってまして、ひとつは以前書いたVHSの映像教本

あとの二つは書籍です。
たしか二冊とも小型のA5版くらいのサイズだったよな。

納戸をひっくり返すとようやく1冊だけ見つかりました。

「ALL American Herp」

でも、肝心のKiss the Blarneyが収録されているもう一冊がどうしても見つからない。

うーむ。以前、ポールバターフィルドの教本を買ったことを忘れていたことを書きましたが、もしかすると今回は逆に買った気がしているだけじゃないのか?(でも、じゃなんでKiss…が収録されていることを知ってるわけ?)

試しにアマゾンの購入履歴を検索すると、なんと上記のALL American Herp(2011年購入)しか買っていない。

そういえばVHSの教本を買ったのは楽天ブックスだったよな。ということでこちらも検索してみるとなし。
さらに待てよ!で最後に、Amazon.comをチェックしたら。ありました!

「Beginning Country Harp With Charlie McCoy」
もう一冊と同じ時期、2011年の6月。

でも、こんな表紙のA5版の本持ってたっけ?(笑)

自分の記憶がまったく信用できなくなったのでアマゾンで本のサイズを調べると、自分の記憶とはまったく異なりこの本は教本によくある大判のものでした。

そしてあらためて自分の机の下の教本置き場を調べてみるとちゃっかり収まっているではないですか。

自分のアホさはさておき、さっそく件のKiss the Blarney Stoneを探すとどこにもない! 掲載されていないのです!

結論から言うと、Kiss…は、最初に見付けたAll American Herpの方に掲載されていたのです。納戸にしまってあった本を発見してさらっとチェックした時に見逃していたわけです。

さて、自分のバカさ加減をまたも思い知らされたわけですが、USから取り寄せた「Beginning Country Harp With Charlie McCoy」。購入金額は$27.99。

当時のレートをざっと100円/ドルとして約3000円。妥当な値段ですな。

この同じ本を日本のアマゾンで調べたらびっくり!

2万円以上の値がついています。(高額なものなら3万円超え!)

これは大切に扱わなくては。