2017年9月13日水曜日

病気(前立腺)の話(11)生体検査の後遺症状

ご注意:性的な(といっても医療的な)トピックがあります。

生体検査後の違和感は、セルニルトンを服用しても治りはしなかったのですが少し緩和された感じがしてきたのと治験用のゲルの数が限られているので無くなったやってもらえない(笑)というケチな根性で違和感が少し残ったまま治療ステージに臨みました。

謎の違和感が残ったまま放射線治療に臨む。
このことで違和感がミックスして後々何が原因かわからなくなるという心配があり実際にそうなるのですが、がん治療を進めることにしました。

放射線治療そのものは、当初はあっけないぐらい本当に治療しているのだろうか?という感じでした。回数が進むにつれ夜帰宅してから会陰部に熱感が生じ夜など火照るような感覚が生じました。
(放射線治療のマシンは、まるでSFの世界です。歯のCTを取ったことのある方はあれのでかいやつだと思ってください。映画で見るレーダーのように体の周りをぐるぐる回ります)

頻尿になるという話もありましたが、あたしの場合は治療前と変わりない回数でした。
ですが尿意が以前とことなり、ある一定時間経過すると急に切迫してくる感じになりそれは今も同じ感覚です。以前、どこかで読んだ女性が尿意を催すときの感じに近いのかなと思いましたが想像です。

またしばらく(約二週間)は、排尿時に出し始めが少し滞る感じがありました。痛みはありません。

またびろうな話ですが、腸から泡のような液体がガスとともに出ることがありましたが、これは放射線治療の典型的な副作用だとお医者さんに言われました。
これは現在ではほぼ収まっていますが、やや似たような感じの時がたまにあります。

つぎに性能力です。これは一応、継続しています。

心理的な要素がありうると思いますが射精すると前立腺に負荷がかかるのでは?という恐怖感があり回数は減っているし、そのような気分になりにくいのは事実です。

精液の粘度が低くなり薄い感じです。サラサラした。これは放射線治療の影響で実際の生殖能力のある液体が生成されなくなってしまったのでは?と想像しています。
また、カウパー腺液も出なくなっているようです。

あっさりと書いていますが、これはあたしが年が行っていて、もう生殖をしないからですが若い方たちの場合はとても重い悩みだと思います。

このあたりの観察内容は、医師に尋ねたわけではないのであくまでもあたしの印象・私見です。
ネットにはここまで詳細に書いている文章もないので一般的な話なのかどうかも不明です。あたしの体験を残しておけば、どなたかの参考になるかもしれません。

さて、性生活関係の話題なので、ここで再び放射線治療の前、生体検査後の話に戻ります。

病院からは生体検査後1週間くらいは性行為をしないようにという指示書が出ています。検査入院時、検査後は数日血尿が出ます。

検査の針は前立腺に刺しているので、尿に血がでるんだからもちろん・・・あそこからも血が出ているよなと思っていました。

想像の通りでした。

血液の色が混じった精液を見た時の恐怖はそれはそれは恐ろしいものです。
ネットで読んだある方の経験では「手がふるえた」と書いてありました。同感です。
そんなものを見たらとても性行為などしたくなくなります。
また、気味悪がられるのではと思い、そんな状態をパートナーにも見られたくないと思います。

実際に、血が混じらなくなったのは検査後3週間以上経ってからでした。
時間がたつほど混じる血の色は(血がだんだんと退色して)茶色に近くなっていきますので、少しずつ改善されているのがわかりました。

こうしたチェックはもはや性行為というよりは経過観察に近く快感とは程遠いものです。
さて例の違和感で会陰部近辺にはチクチクするような感じや熱感があるのですが、射精直後には会陰部がキューンと痛みまして熱さと感じ快感どころの騒ぎではありません。

この痛みと灼熱感覚が生じるのが怖いのも性行為に対する気分がのらない一因でもあります。

この射精時の痛み・灼熱感は、この記事執筆時の9月にはだいぶ薄くなってきました。消えてくるまで二か月かかってきたことになります。(ま、後から考えれば早いですかね)

病気の話とはいえ、下ネタといえば下ネタですが、前立腺は生殖器なので重要なテーマなのでしょう、病院から定期的に求められるアンケートでは、性行為に関するかなりの数の立ち入った設問があります。

例えば、勃起能についての設問もあっていわゆる朝立ちというのも治療の経過を見るための重要なチェック項目だということがわかりました。

ちなみに放射線治療後も引き続き朝立ちも起きています。

2017年9月12日火曜日

病気(前立腺)の話(10)前立腺対応クッション続報

さて、前立腺がんと、その検査の後遺症?(健康(病気)の話(7))と思われる会陰部付近の違和感について続きを記して行こうと思います。

その後も、違和感対策としてネットみて同じような悩みの方々の話を読んで、さらに座布団を買ったりしてお金を浪費しています。

前回の記事、『前立腺対応クッションの旅』で書いた”エクスジェル (EXGEL) たび・ざぶ円座 ブラック”というやつがあたしには一番いいようです。
(自宅では、ダンロップの膨らませるやつ。たび・ざぶ円座は、運転で使っています)

持ち歩くのが大変なので、職場の椅子に置きっぱなしにできるよう同じエクスジェルの高級版『エクスジェル (EXGEL) アウルカンフィ円座 グレー OWF50-GR』(これは高かった!)を購入しましたが、「穴」がしっかりと空いているタイプのものはこれに限らず内ももから会陰部にかけて肉が押し込まれる感じが強めで違和感が増す感じを受けます。

ですので、テンホール円座も職場において状態に応じて使い分けています。

いったん話題を前立腺がんに戻しますと、7月に放射線治療を指定回数受け終了しました。
(期間が短いのは照射の量の関係です。がん治療は選択肢が多く、自分の選択や決心でもろもろ悩みますが、泣いても笑ってもすべては自分が決めたことです)

実際に照射を行う二週間前に、直腸と前立腺の間に厚手で透明のゲルを入れる簡単?な手術がありました。

これは前立腺放射線治療の影響では、”有名?”な後遺症である直腸への影響を緩和させるための処置で(このブログ執筆時には)日本ではまだ認可されていない方法だそうで、あたしはたまたまその治験に巡り合ったので勇気を出して希望することにしました。

このゲルは、見ためは100均で売っている耐震用のジェルにそっくりですが、注射で入れるくらいのものなのでもう少し柔らかくて可塑性の高いものだと思います。ゲルは約半年で体内で溶けて水になってしまうそうです。

ちなみにこの方式は来年(2018年)には認可されることが決まっているそうです。

ゲルの手術はがんの生体検査と同じように妊婦のような感じで足を上げ肛門から超音波のプローブを挿入して注入するのですが、あたしは生体検査で前立腺の謎の違和感を生じるようになってしまったので、また同様のことをするのが心配で違和感がなくなるまでいったん処置を二週間、延期してもらいました。

その間、前述のようにアルファ病院に行って症状を相談し、もしかすると効果があるかもということでセルニルトンという薬を出してくれました。
(この薬は、後から知りましたが前立腺患者業界では超メジャーな薬だそうです)
※追記2019/1/24:ちなみに効きません(笑)

2017年9月7日木曜日

日本のカスタネダ?

本日のヤフー、ニュースに「週刊新潮」2017年9月14日号 掲載記事の紹介がありました。

慶応大教授が女子大生を「洗脳」不倫 “先生とだったら世界征服も”

----------引用----------
「(奥田教授に)勉強に集中するように言われてサークルも辞め、帰宅も遅くなり、“研究室に泊まるから”と、帰らないことも増えました。ボーイフレンドとも別れ、冬休みも研究室に通うようになった。“思い出も捨てなきゃいけない”と、クローゼットからぬいぐるみを出して捨ててしまい、年が明けると“こんな自分にした親が悪い”と、私たちをなじるようになりました」
----------引用終わり----------

本当の話だとすると、まさにカルロスの手法と同じです。

エイミー・ウォレスが著書の中で紹介している『The Guru Papers:Masks of Authoritarian Power』の中で述べられているような状態です。
本人に係累や友人関係を絶たせてる。大切なものを捨てさせる。完全に自分に依存させる。
権威というものを活用すると、こんなにも人をコントロールできるものなのですね。