2006年6月5日月曜日

フルフェイスとSummer Days ※

オートバイに乗るようになったのは荒井由実の「生まれた街で」を聞いたのがきっかけです。

詞の中の”小さなバイクに乗り風をみおくったとき季節が~”というフレーズを聞くに、それは気分がいいに違いないと思って原付を買ったのがそもそもの始まりです。
あの頃の荒井由実は輝いていましたね。

上石神井にあったホンダのショールームに出向いてDAX HONDAを取り寄せてもらいました。(原付時代も”またが”って乗るオートバイだったのです)

このDAXにはずいぶん世話になりました。
ツーリングこそしませんでしたが(ツーリングというものを知らなかった)関東近辺をうろうろうろうろしていました。もちろん荒井由実ですから横浜くらいまでは出向きました。

そして。確かに、確実に季節がわかる乗り物だということを知りました。

荒井由実は実際に自分でもバイクに乗っていたのでしょうか?
小さなバイクに乗り、甲州街道、西八王子近辺の銀杏並木をみて、自分の住んでるところもまんざらじゃないなと思ったのだと思います。

それにしてもオートバイを謳った曲というのは少ないような気がします。
「生まれた街で」以外では森川美穂の「フルフェイスとSummer Days」を知っています。
オートバイの二人乗りは好きではありませんが、この歌を聴くたびに静岡路のタンデムライドがよみがえります。

「雨上がりのハイウェイ・・」のくだりでは、なぜか商売が上り調子だった頃のヤオハンを思い出すし、「缶コーヒーのロングシュート」の部分では真鶴道路が蘇ります。

サビの部分の後ろで流れるストリングが本当にオートバイに乗っているような気分にさせる名曲です。

東京にもどり、タンデムライダーを無事家に送りつけると二人乗りの世界が終わります。
その時はいつも、あぁ一人になれた。自由だ(笑)ってなもので。

やっぱりオートバイは一人が最高だ!とちょっと後ろめたい喜びを味わうのでした。

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