2015年1月28日水曜日

サイコパス ★★☆☆☆

アニメ映画は久々です。

★が少なくてファンの方々には申しわけないですが、ウクライナから中東、アフリカという現実世界での絶えない人の争いを見るにつけ時節柄、バタバタ人を殺す内容は気が入りませんでした。

以前にも書いたかもしれませんが奇抜な設定と世界観の造りの良し悪しがSFの成否を分けるので作者はいかに観客を虚構に引き込めるかの力量が問われます。

劇中の登場人物までも(笑)が思わず「こんな回りくどいことをしないでも」と言っているようにことさらにひねったプロットに加えて用語やセリフが力みすぎているので、逆にフっと気が覚めてしまうところがあります。

絵の部分では3D(モデリングした主にメカニクスの絵)のパートと手書きアニメの画質が違いすぎるような気がします。
最近はこれでいいのかもですが、あくまでも自分の評価軸ということでご容赦ください。

それと、登場人物たちが話す英語が酷い。声優さんたちは頑張ってますが厳しいです。
彼らの発音は譲るとしても、想像ですが、日本語のセリフから日本語がわかる素人(映像業界ではない)のネイティブ(かバイリンガルの日本人)が翻訳したのではないでしょうか?

激しい暴力シーンの英語なのに妙に間延びした会話だったりして興ざめです。
そうそう!気が付いたのは、罵り言葉が少ないってこと。
普通修羅場では死ぬほどf**kが出るはずですが一回も出てきません。
それと声優のどなたかsh*tをsitと発音してる場面が苦しかったです。

発音のことを書きましたが、別に訛っていてもいいんですよ。いや、むしろ訛ってる方がカッコイイくらいなのですが・・・なんなんでしょう。アクセントかなぁ。とにかく自分の言葉になってない。

じゃ、どんなセリフにしたらいいのか?って言われてもあたしの知識では答えられませんが観客としては確かに違うってのがわかるんです。
ここだけでもハリウッドの脚本家に手伝ってもらえばよかったのでは?

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