2016年3月23日水曜日

母と暮らせば ★★★☆☆

マカオの行きかえりの飛行機でめぼしい洋画がなかったので日本の映画を一本ずつ観ました。

行きには少し前の映画ですが「桐嶋、部活やめるってよ」。

帰りに山田洋次監督の「母と暮らせば」。
そういえば「小さいおうち」も飛行機の中で観たのでした。

母と息子の愛情を描いた作品ですが、あたしの場合、結構、黒木華(くろきはる)と吉永小百合の関係の部分で涙ぐんでしまいました。だって音の使い方がずるいんですよ(笑)。

演技では二宮和也が賞をとりましたが、吉永小百合の母親よかったですよ。
特に、後半、母親の本音に迫る部分は静かに鬼気迫るものがありました。
母親ってこんなものだよなぁ、という感じの。

★が三つしかない理由はひとえに終わりの持っていき方です。

母親の最期の描写からエンディングに至る流れが、それまでの内容より更にファンタジーっぽい作りになってますが、やらない方がよかったんじゃあないかと。

さらっとね。さらっとした別れ方のほうが悲しみを深く感じることができたのでは?という感想です。


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