ウォルト・ディズニーや手塚治虫のマンガに登場するキャラクターたちは、「スターシステム」といって、創造したキャラクターが、別々の作品に異なる役柄で登場したりします。
ある時は、ギャング。ある時は、医者といったようにおなじみの顔ぶれがさまざまなシチュエーションで活躍します。
古くは「ルパン対ホームズ」のような異なる作家が別のヒーローを借りてあらたな作品を作り上げたりもします。
ルパンやホームズ、二十面相、ドラキュラなどは、キャラクターそのものがパブリックドメインと化していて世界中のクリエータたちが「活用」しています。
京極夏彦の小説に登場するキャラクターたちは、このスターシステムになっているので読者的に劇中内輪ネタを楽しむことができます。
同じ「役者」が「同じ役柄」で別の話にでるのだから、どちらかというと「シェアドワールド」という用語の方が正確かも。
ひとりの作家のシェアドワールドで、みんながよく知っているのは松本零士の各シリーズ。999にハーロックが登場したりする。(実は、あまし詳しくないのだけど)
読者がその作家の作品に精通してくれていないと楽しんでもらえないので、うっかりすると自己満足になっちゃいますがファンにとってはたまらないですよね。
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