2010年6月20日日曜日

ヒコーキ野郎の広場

公園シリーズ、ひとまず今回でおしまい。

「林試の森」をはじめ森力(もりりょく)の強い公園は数あれど、やはり都内の公園ということで言えば、やはしチャンピオンは「水元公園」ではないでしょうか?
その規模のでかさといい、鳥の豊富さ(鷹が来ちゃうんだもん)といい、景観といい。

金魚の展示場はあるは、生態系保存の区域はあるわ、ラクウショウ(落羽松)の森はあるわ、ばかでかい野原はあるわ。もう切りがない。

「川」のように中央に流れているのが「小合溜(井)」(こあいだめ)といって昔の灌漑用水だそうで、この小合溜を挟んだ対岸が埼玉のみさと(三郷)公園になっていて、両公園が互いの借景になっている。どちらから見ても美しい。ぼーっと眺めているだけで時間が過ぎていきます。

最北西端には、葛飾区の施設、「かわせみの里」があって、そこからひょいっと橋を渡ると埼玉県三郷市。
逆に、南端側の金魚展示場方面から大きな橋をまたぐと千葉県松戸市。その辺りも分園のようになっている。

よほどの覚悟をしない限りは、徒歩で一周はちょっと厳しいかも。
慣れていても広い。でも三郷公園を含めて小合溜周囲一周ってのはぜひチャレンジしたいもの。

ど真ん中には、遭難しちゃいそうに巨大な野原があって中央でヒコーキを飛ばしている人たちに出会いました。

いいオトナが集まって真剣に紙ヒコーキを飛ばしている。
ぼーっと見ていたら、いろいろ教えてくれる。ヒコーキの掴んでいいところとか。かならず広場の中央に戻って飛ばすとか。落ちてきた人のヒコーキには触れないとか。
めいめい持ち寄ったヒコーキ収納箱の美しいこと。女性もいましたが、ほとんどが男。そんな大人たちが楽しそうに薀蓄を語る。

ひとりのヒコーキマスターが飛ばした飛行機が見る間に小さくなっていく。聞けば上昇気流に乗っちゃうとそのまま空の彼方に飛んで行ってしまうのだそう。豆粒みたいになったヒコーキのそばにもう一機が近づいていく。おぉっと思ったら、なんと鳥だった。鳥が仲間だと思ったんだろうか。

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