そんな母方の親戚に叔母がいます。
つきあいが絶えていますので今、「います」か「いました」かわからないのですが、アパートのひとり暮らしの後、自分でホームを見つけてとっとと入居したと聞きました。
彼女が一人住まいをしている頃、近くに用事があったので、ふと思いついてぶらりと訪ねていったことがあります。この叔母のたんたんとした雰囲気が割りと好きだったのです。
今思えば、ブログにはとても書けない苦労も含め呑み込んで飄々といきる様子はまさにブルースそのものだったのかも。
家族も巣立ち、事情があって一人暮らしをしている叔母の家は狭い二階建てのアパートの一室でした。
それが、実にさっぱりしている。家族たちと暮らしているときも整った暮らしをしている人でしたが、一人暮らしになってさらに物を減らしたのでしょう。余計な雑貨など何もありません。
都会暮らしなのに、まるで森の暮らしウォールデンです。
冷蔵庫から、お新香を出して冷えたビールをついでくれました。
ビールグラスも食器も限られた数しかありませんが、綺麗に整頓されている。
キンっと整頓されている。
自分も高齢になったらこうありたいものだ、というくらい整頓されている住まいでした。
※追記(2016年2月22日)
その後、いとこからハガキがきまして叔母が亡くなっていたことを知りました。
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