2013年6月18日火曜日

英会話で「セッション?」参加

NHKラジオビジネス英会話』の音読修行を一応終えて、次はいくつかピックアップした章を丸暗記していこうと思うと少し前に書きました。
実際に、ある章の暗記を進めている最中(出来高80%)に、ちょっとした各国・各社複数参加の国際会議がありました。

その会議ですが、あろうことか主賓クラスが一人急に欠席になってしまい開会の挨拶をあたしが代理でやらなければならなくなったのです。
しかもそれが決まったのが前日。

尺は比較的短くてもよいということでしたので、腹立ちついで(笑)にちょっといたずら心が起きました。
まず、挨拶を引き受けるときにあっさりと受けるようにしました。なんてことはないというフリをしたのです(笑)。本心は、英語で堅苦しい挨拶なんてしたことないしやだなぁ~です。

次にその晩、挨拶の「完全原稿」を準備しました。
スクリプトの中に、丁度暗記中のビジネス会話のフレーズをいくつか混ぜました。
こんな構成です。

・歓迎のことば
・会議で話し合ってほしいこと
・冗談
・前述の冗談に呼応する形の真面目に戻った締め

要するに起承転結です。スクリプトが出来たら次は丸暗記です。尺も短いので暗記は比較的楽ですが、なにぶん本番で緊張した場合、歌詞と同じですっぽり抜け落ちることがありえます。ですのでパラグラフには忘れないためのペグ(イメージなり語呂なり)を用意しました。

次に暗記したものを実際にしゃべってみます。すると書き文字では自然に見えてもしゃべりにくい部分が次々と出てくるので喋り原稿的に改訂していきます。
リズムが悪いところは語順を入れ替えたり追加の副詞を入れたりしました。
本番の朝も会議場につくまで、歩きながらずっとブツブツ暗唱を続けます。

ここまで叩き込むと、原稿というより自分の言葉に近くなってきていますので、本番では、暗記した内容に一部アドリブを加えて変化をもたせることができましたし、冗談の部分でも笑いをとることができました。 もちろんそれなりに緊張もしていますが結構こなれた状態ですので発語は楽です。

会議が終わってから日本人関係者の一人から「英語がお上手ですね」と言葉をかけてもらいました。
もちろん黙っていましたが、タネを明かすとごらんの通り本当は違うんですよ(笑)丸暗記してできるフリをしてみたのです。
こういうことをすると後が怖いのですが、ま、いきなりフられた分、少しは遊ばせてもらわないとですね。
(昔、この逆で外国人に完全な日本語のフレーズをイントネーションも完璧に丸暗記させて日本人をびっくりさせたことがあります)

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