職場で同僚があたしの家の近くにあるてんぷら屋を教えてくれまして。手ごろでうまい。しかも本格的というので早速でかけました。
ところが、もたれちゃって。味も特別にどうだってこともなかった。
要するに食べ物ってのは、完全に個人的なものであって人が旨いってものが自分にも旨いかどうかは関係ないということがわかります。
いわゆるソウルフードってのも子供の頃の体験や家族やふるさとの味付けが大きく関係しているので一致するわけがありませんな。
もちろん新鮮な素材の方が古いものよりいいに決まってますが、料理方法や味付けは完全に個人の問題。
三ツ星レストランの料理よりも、駄菓子屋のブタ麺の方が旨いと思う人だっているでしょう。
で、最近「笑いのツボ」も食べ物と同じだなぁと思ったって話です。
先へ進む前に次の動画をご覧ください。
Andy Kaufmanさんというピン芸人さんの芸なんですが、あたしはこれがめちゃくちゃ好きでして。
この動画は、知らないバラエティなのですがあたしは「サタデイナイトライブ」ではじめて見まして一目で惚れこんでしまいました。
で、これを最近思い出して同僚たちに見せたんですよ。
すると、
「あの~。つかさんこれ。えっと一般の人のどぎまぎした反応が面白いんですか?」
とか
「一般人、押しのけたりして今だったら問題ですよね~。あはは」とかいうサラっとした反応が返ってきました。
で、なぜこれがあたしにとってツボかを説明するのは難しいのですが、上記のような一般人のやりとりじゃなくて・・・。
まずは、Andy Kaufmanさんの「目つき」「腰つき」というか落語でいう「フラ」で笑っちゃうわけです。一般人は、もちろん設定に必須の存在ではあるのですが、まぁオマケというか調味料みたいなもので。
妙に「泳いでいるような目」(笑)、それにシンクロした踊り?
また、「マクドナルド爺さん」(Old MacDonald Had a Farm)のすっとぼけた古臭い音楽。
なんの文脈も説明もなくいきなり振付がはじまる不条理さ。
ボンボンブラザーズの片割れが舞台袖に立って、客席に指を一本立ててうなずくときの笑いににていると思いました。(って誰も知らないだろう(笑))
なんという高度な笑いなのだろうと思い続けて30数年。
とはいえ、この動画で爆笑しているあたしと同じツボの連中もいるわけですから、必ずしも複雑な笑いではないと思うのですが・・・。
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