ベッドでの暇つぶし用にタイトルのポッドキャストを仕込んでから行きました。
『S-Town』は、去る3月28日にリリースされたばかりのほかほかの新作です。
これは、例の『Serial』と同じ『This American Life』関係者が製作したラジオ・ドキュメンタリーで全7話。ネットフリックスのオリジナル作品同様、同日に全話一度に公開されたのであらかじめダウンロードしておいたのです。
そういえば、『Serial』も病気の時に聴いたなぁ(笑)
※『Serial公式サイト』
Serialは、Sarah Koenigがプロデュースと語りでしたが、今回は、Brian Reedが3年かけて作った作品です。
アラバマの小さな町に暮らしているJohn McLemoreという男性からの投稿から始まる話です。ジョンは、骨董品の時計の修理の天才専門家で、彼の町で殺人が行われた。殺したのは町の有力者の息子なのでもみ消したに違いない、ぜひ調べて欲しい。という内容です。(ジョンの苗字ははっきり聞き取れませんので、後からサイトで調べました)
ブライアンは、その町を訪ねてジョンと出会い、彼をとりまく状況に絡み取られていきます。
リリースされてからすぐに一回、第三話までざっと聞いていたのですが、電話録音のジョンの超早口の超絶南部訛りが非常に厳しくて聞き取れず、入院前にもう一度聞き返していました。(南部なのに早口かよ・・・)
(ちなみに、あたし的にはSerialの第二シーズンよりも分かりやすいと思いました。軍事用語じゃないからかもしれません)
ということで病院のベッドでは(検査のため出血しながら(笑))第三話の途中から最終話まで通しで聴き続けました。どうせ眠れないし。
第三話~第四話は、前半の山場でしてこのあたりからもう止まらない。
ま、ドキュメンタリーなのでSerial同様、スッキリしないこと甚だしいのですが、そこがいいんじゃない?という話でして。
それにしてもこの番組制作者たちの音声録音に関する執念、度胸、それに応ずる一般の出演者たちの度量、おそらく作品化した後、正式に書面で許諾を取っていると思うのですがその事務処理能力にも感服します。
途中でインタビューした、入れ墨パーラーの連中の承諾なんてどうやってとったんだろう。
少しずつ、ネタを明かす編集作業も膨大なものだったと想像できます。
このチーム、他にも数件企画を並行して進めているといいますので、これからも楽しみです。
参考リンク:
●S-Town公式サイト
https://stownpodcast.org/
以下、寸評サイト
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●The ‘Serial’ Team’s New Podcast, ‘S-Town,’ Tops 10 Million Downloads in Four Days
http://variety.com/2017/digital/news/s-town-podcast-10-million-downloads-serial-productions-1202020302/
●S-Town Is a Well-Crafted Monument to Empathy
https://www.theatlantic.com/entertainment/archive/2017/03/s-town-podcast-review-empathy-cultural-divides/521325/
●S-Town is a stunning podcast. It probably shouldn't have been made.
http://www.vox.com/culture/2017/3/30/15084224/s-town-review-controversial-podcast-privacy
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