2017年5月23日火曜日

フジフィルムのメディア変換サービスに頼みました(2)

次は、8mmフィルムです。

日本では、フジフィルムの「シングル8」という名称を年配の方なら昔のCMで覚えていると思いますが、父が所有していたのは、ベルハウエルというアメリカの製品で使えるのは「ダブル」というタイプのフィルムでした。

ベル&ハウエルの
カメラの箱
父は几帳面な性格でリールの箱に内容のあらましと日付があって助かりました。
十数本残っていたフィルムの内、2本は、カールして完全に劣化していて救えませんでした。

ミニDVと異なり、8mmのメディア変換は、サイトで本数や尺(長さ)による概算料金を自分で見積もって申込みます。
最終的な料金は出来高で払うことになり、受け取りも着払いのみです。

丁度、クロネコメンバーに入っているので、フジフィルムから発送の連絡をもらってから自分が確実にいる時間に来てもらえるように調整しました。

あたしの場合は、申し込んだ仮積算料金3万数千円より尺がかなり短くて2万数千円で仕上がりました。

父が8mmに取り組んでいた期間は割と短く、昭和38年から昭和45年。
最後のフィルムは大阪万博のものでした。

あたしが大学生だった丁度、1974年(昭和49年)にアニメーション作品を作っていたことがあるのですが、その時も8mmでコマ撮影していたので現在よりもメディアの息は長かったことがわかります。

下の動画はあたしが実際に発注したフィルムの抜粋です。

軽井沢は、昭和38年ですから1963年。松戸は1964年で東京オリンピックの年ですね。ちょうど今オンエアしているNHKの朝ドラ『ひよっこ』の時期です。

父が勤務する会社が軽井沢に保養所(当時は”寮”とか呼ばれてました)があって家族で訪れたのです。

軽井沢のカットの丁度最期にチラっと出ている少年があたしで、隣に立っている婦人が母です。



昨年、叔母が亡くなって初めて会ったと思っていた叔父方の親戚たちと過去に出会っていた場面や、祖母とのお祭り、家族との旅行、化粧をする母、当時の町並み、今はもう合わなくなった親戚、なんとも甘酸っぱい、お金を払った価値に見合うものでした。

叔母の一周忌が近いので、叔母関係の映像をDVDにまとめて食事の際に披露しようと思っています。


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