2012年3月7日水曜日

男は釣りだろ ※

あたしの署名からも分かりますように、釣り人でもあります。
釣りはまったくしませんが、長年、釣り人なのです。

ジェフ・ブリッジスがアカデミー男優賞を受賞した映画『クレイジーハート』は、ブリッジス演じる主人公の落ちぶれたカントリーシンガー”バッド・ブレイク”がいろいろな出会いを通して自己再生していく物語です。

歌も売れなくなり地方回りにあけくれるカントリーシンガー、バッドは、個人的な問題も抱えてアルコホリックになっています。

いきつけのクラブのマスターのウェイン(ロバート・デュバル)は、バッドを釣りに誘います。

静かな湖にボートを浮かべ、壮年の男たちがボソっボソっと会話をします。
生き別れた息子との関係に悩むバッドに、ウェインが、アドバイスします。「まぁ、くよくよするなよ。こうも言うじゃないか・・・・・・」

それから、歌詞は忘れましたが、ボソっと歌をうたい始めます。もちろんボートの上ですから伴奏なんてありません。
アカペラです。二人が乗っているボートを映したカメラが少しずつ引いてきますが、彼は歌い続けています。

あ~~~~。これだ。これが歌だ。本来の歌ってこういうもんだよね!

この映画は、ミュージシャンが主役ですから演奏場面がたくさん登場します。ジェフ・ブリッジスの歌、ギターも素晴らしいですが、このボートのシーンは絶品です。


「ブロークバックマウンテン」でも釣りが男と男を結びつけるエピソードになっていますよね。
男たちがホっとする場の象徴なのでしょうか?

あたしは、釣りをしないのでわかりませんが、なにか瞑想効果でもあるのでしょうか?

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