これは、小説『獣の奏者』に登場する吟遊詩人が戦の予感がする時代にいて恋人に音楽のすばらしさを伝える場面です。
この歳まで生きてきて、どうやら言葉を話していても人は理解しあえない、また科学や技術、暮らしぶりがどんなに豊かになっても人は、大昔からまったく「進歩」していないように思えてきました。
そんなダメダメな人類ですが、この吟遊詩人ロランが語るように音楽を通せば共通の喜びを味わえることができる感じがしています。
ハーモニカを始めて足掛け三年。まだ初心者の分際ですが、生まれてはじめて楽器を操って音を奏でる楽しみを味わうことができて日々「救われて」います。
周囲の人間には一言も漏らし,ませんが、仕事や家庭など普段の生活で動機付けを保つのはむずかしいものがありますよね。
傍目には、好きな分野で、それなりのポジションで満足の行く仕事をしていたのだろうと思われていたと思いますが、フィードバックという意味でも楽しくやってるフリをする必要もあるわけでして。
ま、仮面職場ってんですか。(贅沢を言ってるのは百も承知ですが)
そんな中、ハーモニカに出会えてほんとに良かったと思います。特に”ワーマージャーマー” や”ウォルターズ・ブギー” を演奏するとスカっとして気分一新、ま、なんとかなるさ、という気持ちになれるものです。
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