2012年1月13日金曜日

実存とわし

整体の先生曰く、「サーフィンがいつでもできるから海岸のそばに家借りちゃおうっていう人をたくさん見てきたけど。なぜか、いつでもできると思うからか、だんだんやらなくなっちゃうんですよ。遠くからでかけていって、天気がよかろうと悪かろうと、せっかくきたんだから短い時間でも集中してやろう!って方が長続きするし上達するみたいですね~」とのこと。

至言ですね。なんか「恋愛」と似てませんか?

あたしも落語が好きで浅草界隈に越してきたのですが前ははるばる演芸場にきていたのに最近はさっぱりです。

さてと話を戻しまして、日焼けの先生は「私」がめちゃくちゃ充実してます。規則正しい仕事ぶりと豊かな私生活。いいですよね。

水汲みの彼女に限らず、行きずりの人々の姿を見ながら彼らの「私」の様子を夢想するのがあたしのクセです。
千葉市住まいだとか、サーフィンだとかてな具合にね。

小規模の飲み会などですと、初参加の人の話を聞いてその人のことをいろいろ教えてもらうのも楽しみです。

自分の頭の中には、生涯、自分の見ている世界しかありませんので、その人とその場を分かれてしまうと、その人はその人の頭の中の世界と一緒に別のところへ行ってしまうわけですよね。だから、ほかの人の世界はその人に伝えてもらうか、勝手に想像するしかないわけです。

そんな意味のないことを考えて、と思う人も多いと思いますが、このテーマは古来、哲学や宗教、宇宙理解の基本なんですね。

さて「行きずり」の人ってのは、なにも直接コンタクトがある人とは限りません。

通りすがりの風景の中でポツンと発見した人なんてのもいますな。

(続く)


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