モーソー同好会は適宜、進めておくとしまして。
晴海の周りは「海」なのですが半分「河口」みたいなものなのでいろいろ働く船が行きかいます。
そもそも、通勤時に文七元結(ぶんしちもっとい)で有名な吾妻橋を渡りますので、そこでもたっぷり川の風景を眺めます。
この辺りの人々は通勤に、厩橋、駒形橋、吾妻橋など好きなものを選べます、なんて贅沢なんでしょう。
川幅もこのあたりですと両国橋より大分狭くなっていて徒歩で通うのには最適の橋達です。
台東区に住む我が上司には、江戸扱いされませんが、やはり日常で橋を渡れるのは気持ちよいですよね。
心理学者カール・ユングに言わせると橋を渡る行為は、イニシエーション(通過儀礼)的な象徴なのだそうで、人としての成長のイメージだと。
・・・たくさん渡ってますが、ごらんのように実のところ成長してません。
ま、成長したつもりってことで。
それでも、ほろ酔い加減の時、橋を渡りながら夜の隅田川の空気をすいますってえと気持ちがシャキっとします。
北野たけし監督「菊次郎の夏」では、子供が「さくら橋」を走って渡る場面からはじまりますな。
監督は、知ってか知らずか、子供の成長物語を暗に示しているのだと思います。
(次回でしまいにします)
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