2010年12月3日金曜日

『緑の石』(クライン・ユーベルシュタイン著)

なにしろ、日本時間の朝4時ですからね。どうしようかと思いました。
 (※2010年12月頃の話です)

でも、寝る前に、目覚ましを3時58分にセット。パソコンは立ち上げたまま、画面は、もちろんNASAのサイトのNASA TV。右脇には、twitterクライアントのSAEZURIを立ち上げ、一旦就寝しました。

最悪起きれなくてもいいかななんて感じでね。

でもね。ネタがネタですから、飛び起きましたよ。
いざ、本番が始まると! おや?なんか会見の様子が妙に和やか。司会も出演者の科学者陣もニコニコしてる。とても世界的発見のプレス会場とは思えない。

ま、結果はみなさんご存知ですよね?
ギズモードさんの要約がまとまってるので参考にしてさらに要約しますと、

----------
今回、NASAの宇宙生物学者がモノ湖で発見した微生物。その生物のDNAは、リンではなくヒ素を使っても生きられることがわかった!※1

地球上の全ての生物は、リン、炭素、水素、窒素、酸素、硫黄からできており、極小の微生物から地上最大の生物まで、全ての生き物がこの点では共通しているハズだった。

今回の発見により生命というものの定義が覆された。宇宙の生き物探しの範囲を広げなければ!
----------
※1:研究室でヒ素対応で生存可能だということが判明した

ということなのだそうです。質疑応答のコーナーのUSA Todayの「宇宙人を期待してたんだけど」に救われました。
中央のリーダーの科学者も「ご期待に添えなくてごめんなさいね。」と笑ってましたが。

で、この会見を見ながら頭をよぎったのは、これまでSFに登場していた特殊な生物―主に異星人ですが―は、実在するかも?ということです。
twitterでも、どこかの国の人が「ヴァンパイアっているかも?」と書いていました。

あたしがその場ですぐに思ったのは、昔出版された風変わりなSF『緑の石』(クライン・ユーベルシュタイン著)です。
小説としては文章が素人っぽくていまひとつですが、テーマが面白いので当時結構読まれたように記憶しています。

この著者は、日本人のペンネームです。発刊当時は現役科学者の偽名といわれていましたが、今、Wikipediaを見ると詳しいプロフィールが明らかになっていますね。(正体はあかされていませんが、今回、Googleの探索で判明しました。だからってどうだってことではありませんが、ネットの力は凄いですね)

人間を構成する物質は、前記の通りですが、この小説には、珪素生物というものが登場します。
今回は、DNAの構成要素が違うという発見でしたが、そもそもDNAじゃない仕組みで生きているモノも宇宙には沢山いるのかもしれませんね~。

会社へ出てきても、この話題でもちきり、でもライブでプレス発表をみたのは、あたしとサブかるマニアのYさんだけでした。

0 件のコメント: