2012年11月13日火曜日

エビス

最近、恵比寿に月一の割ででかける用事がありまして。先々月、先月と今月。年内3回出向きました。
あたしがでかける場所といえば、日暮里だの北池袋だの、ほとんどわざとじゃないかくらいアンチファッショナブルプレイスばかりですが、お相手のあることですので行くときは行きます。

恵比寿といいますと母方の実家が麻布だったり、前に書いた戦時中の恋愛物語に登場するご令嬢のお宅が恵比寿でしたので子供のころに馴染んだ場所ですが、大きくなってからはさっぱりです。
ガーデンプレイスができてシャレた町のつもりになってからは数えるほどしか行ったことがありません。

ミーティングの前に軽く一人で夕食を済ませます。
ミーティング先からは、「スカイウォーク」から来た方が近いですよ。と言われていますが、出口がガーデンプレイスじゃないですか(笑)、恵比寿っていったらやはし昔の出口でしょって感じで必ず日比谷線側から町に出ます。

先月は、カレー屋さんに入りました。客はあたし一人で店の奥では3歳くらいの男の子が客席に座ってiPadで子供向けゲームをしていました。

パパが仕事中に子供を店で預かっているわけです。あたしに注文の品を出し終わるとパパは、子供の相手に戻ります。
生活感200%。

今月は、先月に目をつけていた蕎麦屋に入りました。
ガラっと扉をあけると客は、やはりあたし一人。ぼんやりしていた店主はあわてて厨房に入ります。
二階から中学生の女の子が降りてきました。

「パパ!!腹へった!」
「何、食べるの?」

女の子はカレーうどんを注文して客の席で待っています。
あたしが頼んだそばが出てくると子供もカレーうどんをすすりはじめます。親子は、あたらしいDSゲームの話をしています。
母親も降りてきて会話に加わります。

静かな店に、二人の麺をすする音が響きます。
生活感300%。

来月のターゲット(また蕎麦屋だけど)はすでに決めています。
まだまだ恵比寿も捨てたもんじゃありませんな。

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