夏の頃の話ですが、文京区の弥生美術館で催された「栗本薫/中島梓 展 ~書くことは 生きること~」に出かけてきました。
弥生式土器がみつかったというあの弥生。東京大学の裏側のあたりにある私立の美術館です。
栗本先生は、同窓の先輩ではありますが面識もなく、小説も数えるほどしか読んでおりませんが、大学の新入生(文学部)だったときに漫画研究会に入ろうと部室の門を叩いたという話をサークルの先輩から聞いたことがあります。
第二学生会館にあった部室のドアをあけたとたん雰囲気の悪いグラサン風情の部員にジロっと睨まれ、一気に入る気が萎えてしまったと。
でも入会しなくてよかったですよね。
わがサークルの諸先輩方は、はからずも日本の娯楽文学界に大きな貢献をしたわけですな。
ま、あたしも萎えましたけどね。直に慣れました。
そこが巨匠と凡人の違いでしょうか。
それはそうと、会場『グイン・サーガ』の表紙絵の展示が終わったあたりに、というかそのあたりだけに人だかりがある。
女だけワっとね。
といっても狭い会場だし5~6人。雰囲気の似たような生若い女性たち。ファッション用語を知らないのでどう表現してよいのかわかりませんが、なんとなくなんとなくな――そう、ちょうどあたしが所属していたサークルに多いタイプ(怒らないでね>>昔のみんな。)というか・・・。
ま、それはさておき何を熱心に見ているのだろうと近づくと、ありましたよ。BLですわ。栗本先生、BL漫画の原作を多量にてがけていたのですね。
(通の方々にとっては常識なのでしょうが)
そこは、ブロークバックマウンテン向きとお墨付きをもらっているあたしとしては放っておけない。
こっそり彼女らの背後に近づきながら突然はたと理解!
はは~ん。わかった!これが、いわゆる腐女子ってやつか。と。
初めて遭遇した!のか、昔から馴染みがあるのか!
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