2010年11月8日月曜日

デンタルライフ(1)~カイロから顎間接治療へ

建築設計に携わっていますと必ず腰を痛めます。
(今は、CADなので手描き製図時代の話ですが)

あたしの場合、設計作業をしているときに痛めたのは腰だけでは、ありません。
今となっては原因は不明ですが、おそらく図面を引いている時に歯を食いしばるせいでしょうか。
腰痛と併せて顎関節症というものにかかりました。アゴの筋肉が痛くて痛くてたまらない。

当時、そんな病気の名称は知らずにアゴが痛くてしかたがないってんで、きっと整体系の処置が効くだろうと日本橋にあるカイロプラクティックにかかりました。アメリカにいたときに肩こりでカイロプラクターに施術をしてもらっていたので当時はまだ珍しかったカイロ専門の治療院を探して訪ねたのです。

滞米時のかかりつけの医者だったDr.Beardは、マニュピレーションといいまして「手」だけで施術を行うタイプのD.C.(Doctor of カイロって資格があるのです)でしたが、日本橋であたしの担当になったH先生は、ドーソン方式といいまして、SFの手術台のようなマシン駆動のベッド―――ドーソン・ベッドといいます―――を使って施術する別の流派の先生でした。

人の出会いとは不思議なもので、このH先生は、ご自身が顎関節症だったのです。自分の商売のことを抜きにして彼は、自分が通っているアゴの専門医を紹介してくれました。

これまた、当時、日本では珍しい専門家で、しかも町場で開業していました。平日は、普通の歯の治療。アゴは、土曜の午後に予約診療で数回の検査とかみ合わせの矯正訓練。咬合を矯正するためのマウスピースなどいろいろな方法を使い、一年くらいであたしの顎関節症は100%完治しました。

この歯科医の先生は、N先生。顎関節症の研究でしょっちゅう外国にでかけるので治療は間があきますが、とにかくねばる。
アゴの治療のついでに普通の歯の検査もするので通常の歯磨きの訓練や歯の治療についても厳しいアドバイスがありました。

ここから、N先生との付き合いがはじまりました。
間、ブランクがありますが足掛け30年近い付き合いになります。

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