2013年12月12日木曜日

スナフキンへの道

初心者ならではの気付き、というか間抜けな認識を思い出したのでメモしておきます。

ハーモニカを始めたころの話。

最初は、トンボのメジャーボーイを手にして、その後、独習しつつようやくホーナーのスペシャル20を追加で購入。ベンドも力任せに吸っていたなんて頃の話です。

その”プロ”妹尾隆一郎さん
プロの演奏を一度、聞いてみたいものだというので町のライブハウスにでかけました。

そもそもライブハウスなんてものに出入りするのも初めてですから恐る恐るです。
不良(笑)が行くところかも、ぐらいの次元の低い認識ですから。

演奏開始時間頃に店のドアの前につくとドアからハーモニカの音が聞こえてきました。
お!すっごいかっこいい。なんて思って店に入り、お金の払い方もわからずにそわそわと落ち着かないながらもビールなぞ飲みながら演奏を楽しんでいますってえと。びっくりしました。

何が驚いたかといいますと、ハーピストさんが歌を歌い始めたんですよ。

え?何で驚くのかって?まさかブルースハープ演奏者が歌を歌うなんてまったく想定外だったのです(笑)


それくらい無知だったのです。

要するに、ブラバンみたいに楽器の演奏だけをするものだと。
ヴォーカルは、ヴォーカルが別にいるものだと。みたいな思い込みです。

でもね、その歌う姿にしびれちゃったんですよね。
人によって歌が得意なプレーヤー、そうじゃない方とかいます。
でも得意でない方でもなんといいますか、歌っちゃうわけですよ(笑)とにかく。
その楽しんでいる姿が自然でして。
なるほど、ブルースは大衆の歌(フォークソング)なのだから、誰が歌ってもよいのだと。

こうなったら自分も下手だけどいつかは生活に音楽を取り込んでテレビで見る沖縄のおじいさんのように歌ってみたいものだと思いました。
そして数年たち相変わらず下手なままですが歌うようになりました。
小さな夢ですがかないました。

後にチャーリーマッコイが来日したので出かけたとき、チャーリーも歌を歌いまして、これもびっくりしました。ハーモニカ演奏なしの歌だけってのもありまして。
おぉ、歌だよな、やっぱりみんな歌いたいんだ、と。

補足)2012年10月15日、場所は吉祥寺のスターパインズカフェでゲストは、松田幸一、Keiko Waklerのお二方でした。

※2017年12月17日、妹尾隆一郎さんが亡くなられました。ご冥福をお祈りします。

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