車窓の風景でなくとも街歩きでもあたしが特に好きな人々の光景ってのがあります。
ひとつは待ち合わせしている女の子のもとに待ち人の恋人が現れた時の嬉しそうな表情。
もうひとつは、私服の中年男性二人が街角で楽しそうに会話している様子。
「私服」ってのはこちらの勝手な想像ですが、おそらく仕事や人間関係の噂話ではなくてまったく分野の違う趣味や生活の話題をしているのかな?なんて思うからです。
さて、先日久々に「末げん」の「かま定食」を食べにいきました。
隣の席に中年の男性二人。勤め人ですが初老に近い。
一人は、
もう一人もスーツのビシッとしたダンディーだがやはり初老の男。
注文が済むとぼそぼそっと会話が始まる。
「……。で、どうなんですか?」
「えぇ。まず腫瘍マーカーを再度やって、
「…。大変ですね」
「でも、女って強いですね。ほんと。結構、
嗅覚が凄いので家の人の(癌の)
「犬、いなくなると寂しいですよね。」
「半年くらい、
「うちも、また飼うなら同じ犬種がいいんだけど。
「うちもそうですよ。
「わかる、わかる」
「また飼いたいけど、自分たちの方が先に逝っちゃうだろうし……
世の中ですよね。
0 件のコメント:
コメントを投稿