あたしはあまり時事ネタは書きませんが、保育園設置が住民の反対でとりやめになった話を聞いて思ったことがあるので記しておきます。
あたしの母が入っているホームの隣には他に二軒の老人ホームがあります。
一軒は、特老ってんですか?もう一軒はよくわかりませんが、たぶん有料だと思います。
追記2017年5月25日)この母も今年亡くなりました。
ホーム銀座です。
毎週、母を訪ねてもいまさら話題もないので座持ちがしません。
そんな中、母の気も紛れてあたしも楽なのが散歩。
季節が暖かくなると車いすに乗せて周辺をぐるりと回るんですな。
傍からみれば親孝行ですが、実際のところホームの中だと老人ばかりで気が滅入るので楽してるだけなんです。
母の会話も「家に帰りたい」とか「死にたい」とか、「どうしてあたしだけが」とかいった辛気臭い内容しかないですからね。
車いすを押して隣の有料老人ホームの横を通ると垣根の向こうの庭から黄色い声が聞こえてきます。
お隣のホームが保育園を併設してるんです。
子供の声が響いているのを聞いた時の悦び。キャッキャッいう声でエネルギーが充填されて母には申し訳ないですが老人といる重苦しさから解放されて心底ホッとします。
今回、保育園を嫌がった方々も高齢になり地域全体が年老いて辛気臭くなったとき何か思うんじゃないかと思います。
あたしだってそんなに子供も保育園も特段好きじゃないんですよ。でも、子供の存在の有難さを最近身に染みているのです。
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