2017年6月13日火曜日

健康のはなし(3)前立腺がんの発見

この病気には最近ではテレビなどでもよく見るダヴィンチというロボット手術機を使うことが多いそうです。

ただ、あたしの場合、迂闊にも鼠蹊部ヘルニアの手術を受けて身体の中にメッシュが入っている関係でロボットは使わず半開腹手術になると言われました。

他の治療方法、放射線治療について尋ねたところ副作用や治療期間の長さのことも言われあくまでも手術前提という感じの雰囲気です。

その場での結論は出さずに次回、当日受けた骨への転移を調べる骨シンチという検査の結果までペンディングさせてもらうことにしました。

想定内とはいえ、PSAの値がとても低かったのであまり病気の下調べもしていなかったので慌てて本やネットなどで情報を調べました。

あたしの場合、少し特殊だったのは治療判断の際に仕事の関係で放射線治療の専門家の方々の話を伺う機会が多かったため放射線治療の最前線について多少の事前情報や業界情報がありました。

そうした情報やあたしの年齢と性能力などを踏まえ、放射線治療に気持ちが傾きました。

以上、サラっと書いていますが、この決断に至るまでの悩みや疑い・迷いはなかなか深いです。

一週間後、病院を再度訪れ骨への転移を調べてもらった結果はシロ。
転移はありませんでした。
その際、勇気を出して他の病院でのセカンド・オピニオンをお願いしました。

放射線科の名前を出した時、先生は「放射線科なんですね」と残念そうにしていました。
あたしが申し訳なさそうにすると「いえいえ大丈夫です。なんていったってつかさんご自身のことですから」と言ってくれたのが救いでした。

セカンド・オピニオンは、ある種の「紹介状」のようなもので、それまでの検査結果などの情報をCD-Rなどに焼いてもらって次の病院に持っていくものです。

最近では、一般的な制度になってきたとはいえ、やはりはじめに世話になった病院の先生に他の病院でも診てもらいたいのですがと切り出すのはかなり気を使います。

ちなみにあたしが世話になったアルファ病院でももちろん放射線治療はやっています。

ただ、これまでの何度かのやりとりで同病院での放射線治療に回してもらうのはことの他ハードルが高そうだと感じました。

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