2017年6月5日月曜日

足立区地名談義

最近、足立で地名について思った愚にもつかぬことを書いておきます。

北先住や桜木といった場所に別々の野暮用で行くことが時折ありまして、一年に数回程度。

先日は桜木に用事があったのですが、二時間くらい時間をつぶす必要がありました。
そこで、少し離れますが買い物などして時間をつぶせる場所を北千住方面で知っていたので少し車を走らせました。

車を駐車場にとめて散歩をした時に不思議に思ったことです。
地図をご覧ください。中央の交差点をグラフのゼロと見立ててください。



X軸の「環七」と直角に交わっているY軸の通り(こちらは電信柱によると「花畑大橋通り」となってます)です。

グラフで言うところの第一象限は、「一ツ家」という町名になっていますが、そこには、「東栗原小学校」という学校があります。

栗原、です。

次に第二象限をご覧いただくとここは「平野」という町名ですが、ここに「東島根中学校」があります。

島根です。

続いて第三象限、町名は味気ない名称ですが「中央本町」です。
ここには「栗島中学校」があります。

栗島です。

最後に第四象限、町名は「青井」で、ここには第三象限と同じ名前の「栗島小学校」や「栗島診療所」があります。

交差点に目を移していただくと、交差点名は、「東栗原町」。
第一象限にある名称にちなんでいますが、そこは「一ツ家町」でして東栗原ではありません。
交差点のすぐそばに赤字で入れた歩道橋がありますが、そこには「東島根歩道橋」となっていて第二象限に敬意が払われています。

もう一度第一象限の環七沿いを見ていただくと「栗山金物センター」というお店があります。

とおり名:島根~栗島~栗原~栗山
住所地名:平野~中央本町~青井~一ツ家

上記で「とおり名」としたのは、おそらく旧地名かと思います。

名称が微妙に似ているのに違っている上に住所とはまったく異なっているという、よそ者にとってはわけのわからない状態です。

栗山はおそらくお店のオーナーの苗字かと思いますが地名の混乱に一役買ってるなぁと思い、念のために検索かけたらたまたまここに立ったチェーン店なんですね。

島根は「東島根」ですので、東京の「東長崎」や「東伏見」のような元は上方、西方から関東に移住してきた人たちの町だった流れかと思いきや、そばには東のつかない「島根」がちゃんとあるという・・・あたしの想定はことごとく覆されるという次第で。

近所に海はありませんから「島」ってのは何か?
栗原と島根が先に存在して両方から一字ずつもらったのが栗島か?
謎めいてます。

※追記島根の由来がわかりました。

よそ者には辛い地名流儀

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