2017年6月21日水曜日

健康(病気)の話(6)がんとの向き合い(2)

気が重いことの多いそんな状況でも人はいい加減なもので慣れてくると、忘れてることもあります。

でも、ふと我に返って思い出して心の中に、なにかがココロの中に詰まっているような感じになることがあります。

BBCのドラマ『ダウントン・アビー』で伯爵一家と親しい、クラークソン医師が、同性愛が治るというインチキ民間薬に騙されて具合が悪くなった屋敷の副執事のトーマスに言います。

「運命が君に与えた試練を受け入れて――自分らしく生きるのだ。まやかしの希望より厳しい現実の方がマシだ」

と言います。あたしが今受け入れるべき言葉はまさにこれです。

それでも、朝4時ぐらいにいきなり目覚め、やはり手術にしておいた方がよかったのではないか?(寝るのはスっと眠れるのだけど(笑))
でも、QOL(生活の質)はどうなるのだろう?
悶々と悩みました。(今もね)

放射線治療の副次的な影響もコワイ。いっそのことやはり手術してもらった方がいいのかも?(以下、堂々巡り)

あたしがお願いする放射線治療でいいのだろうか?
(放射線治療には、本当にさまざまな手法があります)国産車か、電気自動車か?
それとも軽自動車か?みたいな感じです。
治療も始まってないのに再発したらどうしよう?とかとか。

病気の件を現実としてとらえるようになったこの数週間は、なんとも悩ましい日々です。いまこの原稿を書いている時点では大分、覚悟ができてきてはいますが、それでも先に書いたように時に自分のわずらいをすっかり忘れていて、ふと思い出した時の抑うつ感は、なんとも気持ちの悪いものです。

ガン発見の技術が向上しているためかテレビでも次々とタレントや有名人のの病気が発表されたり病状が克明にレポートされるとやけに気にかかります。

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