2013年5月26日日曜日

オーバーブロウ・ドット・コム(4)

いよいよ山場です。

●吹きリードを詰まらせる練習

今度は吸いリード(下側)の方に親指を当てて鳴らないようにします。
吸うともちろん音はでません。
次に吹きますと「ソ」がでますな。そのまま「ブロウベンド」をして音を下げます!

え?でも、ブロウベンドっってたしか「7番」からじゃなかったっけ?

たぶんですが、6番以下でもブロウベンドはできるのだけど、そこで発生する音は普通の吹き吸いで表現できるからわざわざ使わないってだけだと思うのです。(※補足)

理屈はさておき、やってみると確かに下がります。下げて下げますとどこかで音がでなくなる段階に至ります。ここが「詰まった」状態でして、そこを過ぎると我慢できなくなった「吸いリード」が鳴り出す、と。
そんな原理だそうです。

前回の「吸いリード」を吹きで鳴らす練習と、この吹きリードを止める練習を個別に鍛錬して舌の状態を体に覚えさせるということです。

でもね。個別には上手にできても上下のリードを解放しますとやっぱり普通のソの音が出ちゃうんです(笑)
しかし、へこたれずに継続しますとその内に、少しずつ高い音が雑音のように混じってきます。

(続く)

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※補足
Tinsuさんのサイトには有用な質疑応答がたくさん掲載されています。たとえば、

Q:オーバーブロウ(ベンド)は、1番穴から6番までできるということですが、Tinusさんがアップしているデモ演奏は4番~6番までですよね?
1番~3番は、難しいのでしょうか?それとも音が曖昧だったりあまり使われないので?

A:私が演奏したデモは、1、4、5、6番のオーバーブロウと7番と9番のオーバードローです。
オーバーブロウですが、他の穴についても難易度は変わりません。
でも、そこで出る音は普通の吹き吸いで表現できるので使う必要がないのです。

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